コウサする日々

愛知を中心に野球の観戦記を書いています。毎日更新。

高校野球2023年夏

白子−菰野 観戦記(2023年選手権三重大会)

7月12日に四日市霞ケ浦球場で行われた白子−菰野の観戦記です。
菰野の高岡投手は好投手とのことでしたので、どんな投手か注目して観戦しました。

白子
1000000|1 H1 E1
041301X|9 H15 E1
菰野

白子
森川煌(1)−河野
菰野
高岡(1)、中川朝(14)−吉田

投手成績
白子
森川煌 6回 96球 被安打15 四死球3 三振0 失点9(自責点8)

菰野
高岡 6回2/3 90球 被安打1 四球1 三振10 失点1(自責点0)
中川朝 1/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
白子
1森川煌 6森川惺 2河野 4小松 8堀木 7田中 5上條 3森川優 9清水
菰野
4山本 5中川漣 6千種 7菊地 9梶谷 3野田→H石垣(13)→3 8佐藤 1高岡→1中川朝(14) 2吉田

(試合経過)
1番森川煌のヒットと犠打エラーで無死2,3塁。3番河野のスクイズが成功。白子が先制。1−0
2回裏、2死満塁から3番千種の2点タイムリー。4番菊地のタイムリー内野安打と送球の隙を突いて2塁ランナーもホームイン。この回4点取って逆転。4−1
3回裏、1死2塁から8番高岡のタイムリー。5−1
4回裏、1死2塁から3番千種のタイムリー。1死2塁から4番菊地のヒットにエラーが絡んで2塁ランナーが生還。2死3塁から6番野田がタイムリー。8−1
6回裏、無死3塁から5番梶谷のタイムリー。9−1
菰野が快勝しました。

短評

白子は初回にヒットとエラーでつかんだチャンスでスクイズで先制。ただ、尚も1死3塁のチャンスでスクイズを再度仕掛けて失敗。その裏に満塁のピンチをしのいで1−0でリードしましたが、2回の裏に逆転を許すとそこから徐々に引き離されて敗戦。それでも人数も少ない中で力は出し切った印象です。
菰野はスタメンに1年生が5人。その1年生がかなり結果を出しました。この夏もそうですが、秋以降も楽しみですね。
高岡投手は甘めの球場ガンでしたが、141kmをマーク。2回以降はノーヒットに抑えました。上背もありますし、まだまだ伸びそうな投手ですね。

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旭丘−名古屋国際 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月11日に春日井球場で行われた第2試合、旭丘−名古屋国際の継続試合の観戦記です。
前回は8日に日没コールドに。9日が中止となってこの日に組まれました。日没コールドでの継続試合は愛知県では初ですよね。
6回から始まりました。

旭丘
30000303|9 H12 E2
10000000|1 H8 E0
名古屋国際

旭丘
近藤(1)−杉原
名古屋国際
金原(1)、玉山(19)、榑松(6)−山崎

投手成績
旭丘
近藤 8回 被安打8 死球1 失点1

名古屋国際
金原 6回 被安打8 四球3 失点6
玉山 1回0/3 25球 被安打2 四球1 三振1 失点2
榑松 1回 17球 被安打2 四球1 三振0 失点1

(出場選手)
旭丘
5越智 6藤村 8杉森 3井戸田 1近藤嘉 2杉原 9近藤祥 4谷口 7椿原(17)→H森下(15)→R村上(19)→7篠田(7)
名古屋国際
5吉田 4西川 2山崎 6榑松→1 7和田 8山口 1金原→H竹内(7)→1玉山(19)→6平松(17) 9志水 3竹内斗(11)

(試合経過)
5回まで3−1で旭丘がリード。6回表から試合が再開されました。
6回表、6番杉原、7番近藤祥が連続3ベースで1点。更に1死満塁から2番藤村が押し出し四球。3番杉森が犠牲フライ。尾の回3点。6−1
7回表、ピッチャー交代、玉山。
8回表、無死1,2塁でピッチャー交代、榑松。2死満塁から5番近藤嘉が押し出し四球。6番杉原が2点タイムリー。9−1
旭丘が8回コールドで快勝しました。

総評

旭丘はヨーイドンの6回表にいきなり3点を追加出来たことがかなり大きかったですね。継続試合とはいえ中2日空いた試合。ピッチャーが休養十分だっただけにどうなるかと思いましたが、いきなり対戦経験を活かせたのが大きかった。
これで近藤嘉投手も楽になりましたよね。
旭丘は現チームは初めて見ましたが、なかなか体格のいい選手が多く、3番4番6番が2年生。それぞれ力がありそうですし、秋以降も楽しみ。近藤嘉投手は左で120km中盤のスピードですが、コントロールが良くインステップで相手は慣れるまでは打ちにくそうなタイプ。この先も楽しみです。
名古屋国際は2年生エースの金原投手が6回に打たれてかなり苦しくなりました。投手陣がちょっと厳しかったですね。
打線も再開後はヒット1本に抑えられました。ちょっと近年苦しんでいる印象ですけど、秋以降も苦戦するかも。
何とか立て直してほしいところですが。

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14日の試合結果

2回戦
桜台3−7知多翔洋

継続試合となっていた一戦は知多翔洋が終盤に逆転して勝利を収めました。

名古屋−人環大岡崎 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月11日に春日井球場で行われた名古屋−人環大岡崎の観戦記です。
どちらも県大会に出場経験がある同士の好カード。名古屋が先手を奪って試合を進めました。

名古屋
120000112|7 H8 E1
001010000|2 H7 E3
人環大岡崎

名古屋
石川(1)、加藤(11)−石部
人環大岡崎
佳山(1)、藤田(10)、佳山(1)、大須賀(3)−佐藤

投手成績
名古屋
石川 2回0/3 29球 被安打2 四球0 三振1 失点1
加藤 7回 83球 被安打5 四球0 三振5 失点1

人環大岡崎
佳山 6回1/3 126球 被安打5 四球8 三振5 失点4(自責点3)
藤田 1回 20球 被安打0 四球1 三振0 失点1(自責点0)
大須賀 1回2/3 43球 被安打3 四球3 三振1 失点2

(出場選手)
名古屋
6蟹江 3杉崎 8相島 5加藤(11)→1 1石川→5水島(20)→H與儀(14)→5奥薗(5) 4瀬上 7松原 9田中 2石部
人環大岡崎
6夏目 8三浦→7→8→7 1佳山→8→1→8 3大須賀→1 5深谷→5金澤(17)→H倉地(15)→R森田(20) 9徳山 7村本→1藤田(10)→7齋藤(12)→3大衡(16) 2佐藤 4越山

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番相島のスクイズ成功。名古屋が先制。1−0
2回表、1死2,3塁から9番石部の2点タイムリー2ベース。3−0
3回裏、初球を投げたところで名古屋の石川投手が足に痙攣をきたし、試合が中断。約20分開けて再度マウンドに上がるも、8番佐藤に中断後の1球目をヒットに打たれて再びダウン。結局交代となり、加藤がマウンドへ。2死2塁から2番三浦がタイムリー。人環大岡崎が1点を返す。3−1
5回裏、1死2塁から9番越山のバントヒットがピッチャー、内野を抜けて外野まで転がりタイムリーに。3−2
6回表、2死1,2塁でピッチャー交代、藤田。
7回表、2死1,3塁でピッチャー交代、佳山。代打與儀がタイムリー。4−2
8回表、1死1,2塁でピッチャー交代、大須賀。2死満塁から4番加藤を押し出し四球。5−2
9回表、1死1,2塁から9番石部がタイムリー。1死1,3塁から1番蟹江のスクイズが成功。7−2
名古屋が勝ち3回戦進出を決めました。

総評

1,2回に3点を先制し、名古屋ペースで試合が進むも、3回表にチャンスを逃し、その裏に石川投手が足の痙攣で降板。そこから徐々に人環大岡崎ペースに。3回、5回に1点ずつ取り1点差に。
ただ、加藤投手も徐々に内容が良くなり、結局7イニング投げて無四球。このコントロールの良さが大きな武器ですね。まっすぐは120km半ばくらいですが、要所で三振も取れて好リリーフでした。
一方人環大岡崎の四球が多く、結局12個出した形に。失点したイニングはほとんど四球が絡んでいますし、やはり四球は苦しくしますね。後、佳山投手の再登板はやはり厳しかった。大須賀投手にも不安があって、藤田投手から出せなかったのでしょうけど・・・。終盤踏ん張り切れませんでした。
打線も結局連打が5回の1度だけ。チャンスを3回〜5回は押していたのでここで追いつきたかったです。
名古屋は石川投手が130kmをマークするなど、力があっただけに、足痙攣での降板は残念。次の試合に支障が出ないといいですね。
打線はやや残塁が多く、あと一押しが出来なかったのは反省ですけど、バントの上手さは際立ちましたし、スクイズで2点は鮮やかでした。

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菊華−科技高豊田 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月9日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第3試合、菊華−科技高豊田の観戦記です。
1つ勝ったチーム同士の2回戦。菊華は注目校の豊橋商を破っての2回戦進出。科技高豊田とどういう試合を見せるか注目して観戦しました。

菊華
000000103|4 H7 E1
000010000|1 H5 E0
科技高豊田

菊華
石黒(1)−加藤友
科技高豊田
菅田(1)、才木(11)、菅田(1)−若林

投手成績
菊華
石黒 9回 114球 被安打5 四球2 三振5 失点1

科技高豊田
菅田 8回 118球 被安打7 四球3 三振6 失点3
才木 1回0/3 18球 被安打0 四球1 三振0 失点1

(出場選手)
菊華
1石黒 6齋藤 7谷口藍 4福田 5松尾健(3) 8谷口慧 9加藤颯(18)→H有園(6)→3 3佐藤千(9)→H可児(17)→9 2加藤友
科技高豊田
8西村 4尾嶋 2若林 5松井 6武田 3榊原 7鈴村 9柘植勝(13)→1才木(11)→9寺本(9) 1菅田(1)→9→1

(試合経過)
5回裏、2死3塁からワイルドピッチで1点。科技高豊田が先制。1−0
7回表、4番福田、5番松尾健の連打で無死1,3塁とし、6番谷口慧のタイムリーで同点。尚も無死2,3塁、1死満塁となるも、ここは菅田が踏ん張り同点で終了。1−1
8回表、ピッチャー交代、才木。
9回表、無死1塁、1ボールでピッチャー交代、菅田。2死1,2塁から9番加藤友がタイムリー。1番石黒の初球でバッター付近でバウンドして大きく跳ねて、これがパスボールの判定で1点。科技高豊田はバットか選手に当たって跳ねたと抗議も判定はそのまま。更に2死1,3塁からワイルドピッチで1点。4−1。
菊華が勝って3回戦進出を決めました。

総評

試合としては科技高豊田が押していた試合。序盤から毎回にランナーを出してチャンス作り、5回に相手のワイルドピッチで先制。これでそのまま押し切るかと思ったのですが、6回以降、科技高豊田打線が沈黙。そして7回にそこまで3安打に抑えられていた菊華打線がいきなり3連打で1点。尚も逆転のチャンスでしたが、ここは菅田投手が力を振り絞って抑えきって同点で食い止める。
尻上がりの菊華の石黒投手と、ずっと状態が良かったが、7回に疲れが出てきた菅田投手。1−1ですがやや対照的な投手の状態に。
8回に科技高豊田は才木投手に交代。その8回は三者凡退に抑え、最終回の攻防へ。
9回表の先頭バッターに才木投手が四球を出して、次のバッターにも外れたボールを投げたところで菅田投手を戻すことをベンチは決断。ただ、この日は湿度の高い暑さの中での試合。菅田投手はやはり力が残っていませんでしたね。不運な判定もありましたが、そもそもそこまで四球は7回に出した1つだけ。それが大きく外れるボールを投げていたわけですから。
それでも勝負ところでタイムリーを打った菊華打線は素晴らしかったですし、石黒投手は序盤から終盤まで130km前半の球を安定して投げて投球マネジメントが素晴らしかった。6回以降ノーヒットはすごいですね。
オール3年生19人というチームで挑んでいる菊華。3年生の結束でこの後どこまで勝ち上がれるか注目です。
科技高豊田は若林選手が途中で肩を痛めてベンチに下がる等、本来の状態からは程遠かった印象。それでも攻守でチームを鼓舞しましたが・・・。若林選手は高いレベルで出来る選手。どこかで続けてほしいですが。。。
4番の松井選手は2年生。1年生の鈴村選手が残るので、新チームに期待ですね。

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12日の試合結果

12日の試合結果
2回戦
半田3X−2昭和
桜台0−0知多翔洋(3回裏終了継続試合)

ゲリラ豪雨等があったせいか、春日井球場の第2試合が継続試合に。
14日の9時から行われます。

名古屋工−安城 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月9日に刈谷球場で行われた第1試合、名古屋工−安城の観戦記です。
名古屋工は椎野投手が140kmを投げる好投手。安城は西三河地区のトップのチーム。好ゲームを期待して観戦しました。

名古屋工
000001001|2 H4 E1
000000000|0 H4 E1
安城

名古屋工
椎野(1)−吉見
安城
本田(1)、小田(3)−内山

投手成績
名古屋工
椎野 9回 131球 被安打4 四球1 三振10 失点0

安城
本田 6回1/3 79球 被安打3 四球3 三振2 失点1
小田 2回2/3 24球 被安打1 死球1 三振3 失点1

(出場選手)
名古屋工
7佩川 3神野 1椎野 5上村 9田中→8 8村上→H水野(19)→9 6森本 2吉見 4岡崎
安城
7谷川 4鈴木 5吉橋 2内山 9岩瀬 6杉田(14) 3小田→1 8水越 1本田→3→H中島(17)→3東條(16)

(試合経過)
2回表、2死1,2塁のチャンスも牽制で2塁ランナーをアウトに。上手い牽制でした。
4回裏、2死3塁から5番岩瀬がセーフティバントを狙うもピッチャー正面になり1塁アウト。得点ならず。
5回表、1死3塁のところで8番吉見は3ゴロ。3塁ランナーは止まってしまって、1塁送球した際にスタートを切るも5−3−2と渡ってホームもタッチアウト。安城の冷静なプレーが光りました。
6回表、先頭の9番岡崎が3ベース。1死後、2番神野の遊ゴロの間に1点。名古屋工が先制。1−0
7回表、1死1塁でピッチャー交代、小田。
9回表、先頭の椎野が3ベース。4番上村が犠牲フライ。貴重な追加点。2−0
名古屋工の椎野が4安打完封。西三河の強豪の安城を破りました。

総評

まずは椎野投手が素晴らしかった。1回2回に140kmをマーク。2回までに3奪三振を奪い、リズムに乗りました。安城も出したランナーは盗塁を仕掛けて成功させ、揺さぶりをかけていくのですが、椎野投手は動じず。ただ、7回くらいに足に来て、かなり苦しくなったのですが、それでも最後まで投げ切ったのも立派。そして9回は自らが3ベースを放って追加点につなげる活躍。正直3塁まで向かった時は足の事があったのでやめておけば、と思いましたが、結果大丈夫で追加点につながったので良かったです。
バッテリーでかなり走られましたが、6回に1つ刺したのが結構大きかったですね。
打線では3塁にランナーを置いて、5回と6回は安城は前進していなかったんですよね。ただ、ここで名古屋工もゴロゴーが出来ず。結果3ゴロだったので、スタート切っていたらホームでアウトになっていたかもしれませんが・・・。チャンスを確実に活かせるようにしていきたいところです。
安城としてもしっかりと揺さぶって何とかしようとしていたのですが・・・。椎野投手に押し切られた形に。結構ランナーは出したんですけどね。名古屋工の落ち着いた守りに得点できませんでした。
本田投手、小田投手ともに持ち味は出した印象。6回の1点は前進守備だったらショートが取れなかったかもですので、仕方ないかな。
スタメンに2年生が4人。捕手の内山選手は強肩で、雰囲気のある選手でした。秋以降に経験を活かしてほしいですね。

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東海−滝 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月8日に一宮球場で行われた東海−滝の観戦記です。
愛知県で私学の頭のいい学校のトップ2と言っていい両校の対戦。滝の臼井投手が見たくて観戦しました。

東海
00010022|5 H5 E7
11104005|12 H9 E3

(8回コールド)

東海
野崎(1)、加藤(10)、浅井(11)−土田

長江(1)、山口(9)−山中

投手成績
東海
野崎 7回 125球 被安打6 四球3 三振4 失点7(自責点3)
加藤 2/3 22球 被安打2 四球2 三振0 失点4
浅井 0/3 7球 被安打1 四球1 三振0 失点1


長江 6回 82球 被安打2 四球2 三振9 失点1(自責点0)
山口 2回 42球 被安打3 四球4 三振1 失点4(自責点3)

(出場選手)
東海
9渡辺 1野崎→1加藤(10)→1浅井(11) 4安田 3杉尾→3小川(13) 8朝倉 2土田 6出井(16) 5岩月(15)→H池部(17)→7 7板垣→H春田(19)→5山本(5)

6安藤 4森田 7河合 1長江→9秋江(11) 2山中 3尾関 8臼井 9山口→1 5丹羽

(試合経過)
1回裏、2死3塁からタイムリーエラーで1点。滝が先制。1−0
2回裏、1死2塁から9番丹羽のバントで1塁手とバッターランナーが交錯。その間に2塁ランナーが生還。2−0
3回裏、1死3塁からパスボールで1点。3−0
4回表、1死1,3塁からキャッチャーが弾く間に1塁ランナーが2塁を狙い、その時の送球が逸れて3塁ランナーが生還。3−1
5回裏、1死2,3塁から7番臼井が2点タイムリー2ベース。1死3塁から8番山口がタイムリーヒット。2死1,3塁から2番森田のタイムリー内野安打。7−1
7回表、ピッチャー交代、山口。無死満塁から7番出井、代打池部が連続タイムリー。7−3
8回表、1死2,3塁から5番朝倉の遊ゴロの間の1点とエラーが重なり2者生還。7−5
8回裏、ピッチャー交代、加藤。2死満塁から5番山中が満塁ホームラン。ここでピッチャー交代、浅井。2死2塁から7番臼井がタイムリー2ベース。これでコールド成立。12−5で滝が勝ちました。

総評

滝はコールドペースで試合を進めていたのですが、エースの長江投手が7回のマウンドに上がる時に足がつってしまって、結局降板に。ここで山口投手が上がったのですが、かなり苦しい投球にミスも重なって2点差まで迫られてしまいました。
それでも8回裏に東海も1年生エースを交代。この後投げた投手が踏ん張れず、コールドとなってしまいました。
東海の1年生エースの野崎投手。120km前半くらいなのですが、結構味方のミスもあってランナーを背負ったのですが、粘って投げたんですよね。6回7回は三者凡退。1年生でエースナンバーを背負ったのは分かる投球でした。それだけにバックは応えたかったですね。3年生は1人だけのスタメン。若いチームで終盤食らいついたのは収穫。この経験を新チームに活かしたいですね。
個人的には臼井投手が最後投げそうな雰囲気もあったので、見れなかったのが痛恨でした。こればっかりは仕方ないですが・・・。その臼井選手がコールドを決めるタイムリーを放つあたりが何とも^^;

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11日試合結果

11日の試合結果
2回戦
岡崎北5−9旭野
岡崎城西10−5天白
丹羽4−5名市工
☆瑞陵5−6尾北(延長11回タイブレーク)
大同大大同7−0名古屋大谷(7回コールド)
愛産大工4−3豊橋西(延長10回タイブレーク)
名古屋7−2人環大岡崎
☆名古屋国際1−9旭丘(8回コールド)
誉8−5千種
稲沢緑風館・稲沢・稲沢東5−12豊田高専(8回コールド)
五条10−0松平(5回コールド)
小牧南9−0名古屋工科(7回コールド)
清林館17−2武豊・津島北
愛知黎明9−2三谷水産(8回コールド)
名城大附7−2吉良
西尾7−0小牧工科(8回コールド)
杜若11−4豊川工科(7回コールド)

愛産大工、誉が苦しんで2回戦を突破。
旭丘の圧倒はやはり目を引きますね。
西尾も小牧工科をコールドで下しました。

新川−小牧 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月8日に一宮球場で行われた第2試合、新川−小牧の観戦記です。
この試合から2回戦。尾張の公立対決は終盤もつれました。

新川
000040010|5 H8 E3
01100006X|8 H12 E0
小牧

新川
平野(3)、高井(1)−岩堀
小牧
日比野(1)、木村(10)−平山

投手成績
新川
平野 5回 65球 被安打4 死球3 三振4 失点2(自責点1)
高井 3回 55球 被安打8 四球1 三振0 失点6

小牧
日比野 6回 92球 被安打6 四死球5 三振1 失点4
木村 3回 40球 被安打2 死球1 三振1 失点1

(出場選手)
新川
8井上 6奥田 9西田 1平野(3)→3 3早田(7)→7 7高井(1)→1 2岩堀 5藤澤 4渡辺
小牧
6川口 5坪田→3 4岡田(14) 1日比野→5 2平山 3井伊→1木村(10) 8葉山 9福井(18) 7掛川

(試合経過)
2回裏、1死2,3塁から7番葉山の犠牲フライ。小牧が先制。1−0
3回裏、1死2,3塁から4番日比野の遊ゴロの間に1点。2−0
5回表、1死満塁から4番平野が満塁ホームラン。新川が逆転。4−2
6回裏、ピッチャー交代、高井。
7回表、ピッチャー交代、木村。
8回表、2死2塁から9番渡辺がタイムリー。5−2
8回裏、無死3塁から8番福井がタイムリー。1死2,3塁から2番坪田がタイムリー。1死満塁から4番日比野がタイムリー内野安打。5番平山のスクイズで逆転。2死2,3塁から6番木村が2点タイムリー。一挙6点取って大逆転。8−5に。
小牧が逆転勝利を収めて3回戦進出を決めました。

総評

新川としては4番平野選手の満塁ホームランで逆転。6回からエースがマウンドに上がり、8回表には2死にしてでも送ったチャンスで9番渡辺選手がタイムリーを放って理想的な試合でした。
ただ、高井投手が6回から毎回ピンチを招いて何とかしのいでいたのですが、8回に完璧に捉えられて逆転を許し、敗戦。ただ、これは仕方ないですよね。やることはやっていたわけで。
むしろ一気に攻略した小牧の集中力が見事でした。1死1,3塁からセーフティスクイズを仕掛けるもピッチャー正面。ここで3塁ランナーが戻って、3塁送球もセーフになったプレーが大きかったですね。そこから同点、逆転につながりましたし。
8番に起用されていた1年生の福井選手のセンスの良さが光りました。この先も楽しみになる選手ですね。
どちらも持ち味を最大限に発揮しあって、最後は小牧が上回った、そんな試合でした。夏大らしい好ゲームでした。

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一宮南−豊田 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月8日に一宮球場で行われた第1試合、一宮南−豊田の観戦記です。
一宮南の岩田投手、豊田の前田選手がどういう成長を見せたか、注目して観戦しました。

一宮南
010000014|6 H11 E1
000002100|3 H5 E1
豊田

一宮南
飯田(11)、岩田(1)、後藤(19)−三浦
豊田
長谷川(16)、大野(10)、佐野(2)、臼井(1)、鶴田(20)−大内

投手成績
一宮南
飯田 6回 55球 被安打3 四球1 三振3 失点2
岩田 2回 41球 被安打1 死球0 三振3 失点1
後藤 1回 18球 被安打1 死球0 三振0 失点0

豊田
長谷川 5回 79球 被安打3 四球3 三振3 失点1
大野 1/3 11球 被安打1 四球1 三振1 失点0
佐野 3回 45球 被安打4 四球1 三振1 失点3
臼井 0/3 14球 被安打3 四球1 三振0 失点2
鶴田 2/3 11球 被安打0 死球1 三振1 失点0

(出場選手)
一宮南
7山田 5牛丸→H谷津倉(15)→R佐藤潤(17)→5筆谷(13) 9池山 3岩田(1)→1→1後藤(19) 8眞野 6赤崎(14) 2三浦 1飯田(11)→3松永(3) 4佐藤→H富永(6)→R鈴木(10)→4前田(16)
豊田
8八木田 7池田 4前田 3二村 6磯谷 5星野 9清水 1長谷川(16)→H篠田(13)→1大野(10)→1佐野(2)→1臼井(1)→1鶴田(20) 2大内(12)

(試合経過)
2回表、2死1,2塁から8番飯田がライト線に落ちるタイムリー。一宮南が先制。1−0
6回表、ピッチャー交代、大野。1死1,3塁でピッチャー交代、佐野。このピンチを抑えて継投成功。
6回裏、9番大内がチーム初ヒット。1番八木田の2ベースで無死2,3塁。2番池田が犠牲フライ。1死3塁から3番前田がタイムリー。豊田が逆転。2−1
7回裏、ピッチャー交代、岩田。2死2,3塁からワイルドピッチで1点。3−1
8回表、1死2,3塁から7番三浦が犠牲フライ。3−2
9回表、1死3塁から代打谷津倉がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、臼井。1死1,2塁から4番岩田の2点タイムリー2ベースで逆転。更に1死1,3塁から6番赤崎がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、鶴田。この回4点。6−3
9回裏、ピッチャー交代、後藤。
一宮南が逆転勝ち。2回戦進出を決めました。

総評

一宮南は1点を追う最終回、3年生を代打に送り、富永選手が先頭でヒット。そして1死1塁で谷津倉選手を代打に送り、ここでボークと暴投で1死3塁となってタイムリー2ベース。同点に。そして4番でエースの岩田選手が逆転の2点タイムリー2ベース。夏は3年生が大事だな、と改めて感じる3年生の活躍、そして3年生に託したベンチワークが光りました。
ただ、この打席での走塁で岩田選手は足を痛めて担架で運ばれる形に。次戦以降に影響が出そうなのが残念・・・。
岩田投手は7回からマウンドに上がり、136kmをマーク。やはり好投手だな、と力を見せてくれました。
5回までは一宮南が押しながらも1点しか取れず、豊田はノーヒット。ただ、6回に初ヒットからワンチャンスでひっくり返して豊田が勝つ流れに持ち込んだのはお見事でした。
惜しかったのはエースの臼井投手の登板のタイミング。勝っているところで出せたのですが、追いつかれるまで引っ張っていたので、登板に不安があったんだろうな、と。そして投球もそれが見える内容で決定的な点を取られてしまいました。
こればかりは仕方ないですが・・・。
最後まで分からない面白い試合だっただけに、岩田投手のアクシデントだけが残念でした・・・。

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9日の試合結果

9日の試合結果
2回戦
大府8−5大成(延長10回タイブレーク)
東浦6−13安城東(7回コールド)
新城有教館6−2碧南
☆安城0−2名古屋工
半田東4−7豊田西
名経大高蔵10−0瀬戸工科(5回コールド)
瀬戸北総合5−13岩津(7回コールド)
中京大中京13−0岡崎東(7回コールド)
☆科技高豊田1−4菊華
豊丘7−0江南(8回コールド)
蒲郡10−0緑丘・東海学園・春日井泉(6回コールド)
成章7−0海陽学園(7回コールド)

6会場が雨天中止に。
4会場12試合が行われました。
注目の大府−大成は延長にもつれる好ゲームに。タイブレークの末に大府が勝利を収めました。
中京大中京は順当にコールド勝ち。豊田西が半田東に伝統校の意地を見せて逆転勝ちをおさめていますね。
東浦が安城東に大敗。ちょっと意外な結果でした。


8日の試合結果

1回戦
一宮4−11豊田南(7回コールド)
松蔭10−0阿久比(5回コールド)
一宮南6−3豊田
東郷1−4碧南
刈谷8−0修文学院(7回コールド)
春日井8X−7一色・加茂丘・衣台・御津あおば
名古屋南10−3高浜(7回コールド)
☆愛知商1−5渥美農
美和1−5豊田北
安城南11X−10名市工芸(延長10回タイブレーク)
同朋12−7大府東
国府1−0一宮西
豊橋中央13−1一宮工科(5回コールド)
小坂井7X−6瀬戸(延長13回タイブレーク)
岡崎工科12−0中村(5回コールド)
星城12−5鶴城丘(7回コールド)
豊橋東11−0猿投農林(6回コールド)
西尾東19−0一宮興道(5回コールド)
木曽川6−10愛西工科
名東8−6知立東
2回戦
富田12−7蒲郡東
明和6−2菊里
愛知11−2惟信(7回コールド)
中部大第一8−1南山(8回コールド)
津島東11−1犬山総合(6回コールド)
小牧8−5新川
滝12−5東海(8回コールド)
誠信7−1東海樟風
東海南0−1向陽
☆名古屋国際1−3旭丘(5回終了日没継続試合)

小坂井−瀬戸は延長13回までタイブレークでもつれたんですね。そのあおりを食って名古屋国際−旭丘は日没で継続試合に。
安城南−名市工芸もタイブレークにもつれる接戦になりました。
愛知、中部大第一、誠信、星城、豊橋中央は初戦を順調に突破しています。

犬山−名経大市邨 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月2日に豊田球場で行われた第3試合、犬山−名経大市邨の観戦記です。
秋春に県大会に進んでいる犬山と、昨年中京大中京戦で輝く投球を見せた西村投手を擁する名経大市邨。好ゲームを期待して観戦しました。

犬山
00000000|0 H5 E1
00100321|7 H12 E0
名経大市邨
(8回コールド)

犬山
田口(7)、竹田(1)、田口(7)、古田龍(5)−古田滉
名経大市邨
下木原(1)、西村(11)−吉田、土川

投手成績
犬山
田口 5回0/3 75球 被安打4 四死球2 三振2 失点1
竹田 0/3 15球 被安打2 四球1 三振0 失点3
古田龍 2回2/3 53球 被安打6 四死球3 三振1 失点3

名経大市邨
下木原 7回 80球 被安打4 四球0 三振10 失点0
西村 1回 14球 被安打1 四球1 三振1 失点0

(出場選手)
犬山
5古田龍→1 4山田 1田口(7)→7→1→5齋藤(13)→H浪川(14)→5 2古田滉 8石塚 3滝 6原田 9足立(11) 7岡部(15)→1竹田(1)→7
名経大市邨
6貴田 4深田 7長谷川 5米川 3川崎 9仲→H山本(17)→9 2吉田→2土川(12) 1下木原→H水野(15)→1西村(11) 8高村→H大友(13)→8長峯(16)

(試合経過)
3回裏、先頭の8番下木原がソロホームラン。名経大市邨が先制。1−0
4回裏、無死1,3塁から7番吉田のバントは1塁ランナーを進めるのみのバントに。8番9番が倒れ追加点ならず。
5回表、ヒット2本で1死1,2塁とするも7番8番が倒れ0点。
6回裏、ピッチャー交代、竹田。無死2,3塁から7番吉田が2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、田口。田口は2球投げたところで足の痙攣で倒れてしまい交代。古田龍がマウンドへ。1死3塁から9番長峯のタイムリー3ベース。1番貴田のところでスクイズは失敗。この回3点止まり。4−0
7回表、ヒット2本と野選で2死満塁となるも8番が倒れ得点ならず。
7回裏、1死3塁から代打山本がタイムリー。2死2,3塁から9番長峯がタイムリー。6−0
8回表、ピッチャー交代、西村。
8回裏、2死2塁から5番川崎がタイムリーを放ちコールド成立。7−0で名経大市邨が勝ちました。

総評

個人的には好ゲームになるかな、と思っていた試合。5回まではその予想通りの接戦となりました。
ただ、予想以上だったのは名経大市邨の下木原投手の投球が素晴らしかったこと。120km中盤でテンポの良い投球に犬山打線がほぼ完ぺきに抑えられ、4回まではパーフェクトピッチング。5回にようやくヒット2本を放ってチャンスを作るも得点ならず。
6回から犬山は継投に入りましたが、これが上手くいかず、先発の田口投手を戻すもその時点で足に来ていたようで、2球投げて倒れてしまい、降板。古田龍投手がマウンドに上がり、双子バッテリーに託すも、緊急登板もあってかコントロールが安定せず、結局8回コールドで力尽きてしまいました。
4番の古田滉選手が2安打と気を吐きましたが、暑さもあって粘り切れず。それでも田口投手は緩急をうまく使って5回まで抑えましたし、出せる力は出した印象。1年生も3人出場しました。この経験を新チームに活かしていってほしいですね。
名経大市邨は3回に下木原選手のホームランで先制も、その後、押しながら追加点が奪えない嫌な展開。それでも6回に相手の投手交代を機に攻略して、コールドまで持っていきました。
途中出場の2年生、長峯選手が2安打でいずれもタイムリー。上手く調子のいい選手を使って状態を上げていきたいですね。
西村投手は8回に登板。やや力みもあったかと思いますが、MAX140kmをマーク。やはり好投手。一度登板したということで、今後に活かしていってほしいですね。

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高蔵寺−知立 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月2日に豊田球場で行われた第2試合、高蔵寺−知立の観戦記です。
公立同士の一戦。高蔵寺はかつては名古屋地区公立の雄でしたが、近年は不振。お互いにまずは初戦突破を目指しての一戦でした。

高蔵寺
001000000|1 H4 E1
11000100X|3 H5 E2
知立

高蔵寺
島村(1)、新宅(10)、古橋(4)−山田、松村
知立
鳥山(1)−松岡

投手成績
高蔵寺
島村 5回2/3 95球 被安打3 四球4 三振3 失点3(自責点2)
新宅 1回1/3 17球 被安打2 四球0 三振0 失点0
古橋 1回 8球 被安打0 四球0 三振0 失点0

知立
鳥山 9回 115球 被安打4 死球1 三振10 失点1

(出場選手)
高蔵寺
2山田→9 5小林 1島村→9→2松村(12) 7高橋 8安原 6佐藤 4古橋→1 3梅田 9大坂滝→1新宅(10)→4
知立
4大前 6上林 2松岡 9榊原 5加藤 8小酒井 3渡辺 1鳥山 7中川

(試合経過)
1回裏、1死2塁からワイルドピッチで一気に2塁から生還。知立が先制。1−0
2回裏、1死3塁からワイルドピッチで1点。2−0
3回表、先頭の山田がソロホームラン。2−1
5回裏、1死3塁からスクイズを仕掛けるも空振り。3塁ランナーが挟まれアウトに。
6回裏、1死1,3塁から6番小酒井のスクイズ成功。3−1。ここでピッチャー交代、新宅。
8回裏、ピッチャー交代、古橋。
知立が逃げ切って夏4年ぶりの初戦突破。

総評

お互いに力は拮抗していて、試合自体は接戦。そうなるとミスが出た方が負ける。その通りで、高蔵寺は3失点ともにミスが絡んでいて、それでも最小ではしのいでいるので、力は出し切ったかな、と。
とにかく最後まで知立の鳥山投手が捉えきれず。右のスリークォーターで変則。まっすぐは110km台。ただ、これが癖があるのか最後まで捉えられない。いい当たりは山田選手のホームランのみで、三振も10個喫して抑え込まれました。
以前は目立つ選手がいて、上位進出も狙えるチームでしたが、近年は低迷。新チームはホームランを打った山田選手や2番手で投げた新宅投手らが中心になるかと思います。足を使うなど、攻める姿勢は見せたので、新チームでは攻撃でプレッシャーをかけられるようになっていきたいですね。
知立は鳥山投手が完投。緩急とコントロールの良さ、まっすぐで空振りを取る場面もあり、打者に打ちにくさがあったんでしょうね。最後まで暑い中投げ切ったのは素晴らしかった。
先頭バッターを出したイニングは確実にチャンスにして、1点ずつ奪っていきました。先手を取ってプレッシャーをかける、こういう試合を次回も行いたいところですね。4年ぶりの夏初戦突破はうれしいでしょうね。おめでとうございます。

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愛産大三河−愛産大工 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月2日に豊田球場で行われた第1試合、愛産大三河−愛産大工の観戦記です。
自分にとっての夏大の開幕戦は愛産大対決。天野投手の投球に注目して観戦しました。

愛産大三河
000001002|3 H6 E0
20030000X|5 H9 E0
愛産大工

愛産大三河
朝鍋(1)−石原
愛産大工
天野(1)−久保

投手成績
愛産大三河
朝鍋 8回 103球 被安打9 四死球3 三振1 失点5

愛産大工
天野 9回 124球 被安打6 四死球4 三振13 失点3

(出場選手)
愛産大三河
9田中→9野澤(19) 8坂井 7冨田 3長澤→3荒木(4) 2石原 6丸地 5後藤 4大野(14) 1朝鍋
愛産大工
8森 5松本 3木村 2久保 6淺井 4丹羽 7澁谷→7持田(17) 9佐藤 1天野

(試合経過)
1回裏、無死1,3塁からダブルスチールを鮮やかに決めて愛産大工が先制。更に2死3塁から5番淺井がレフト線で運びタイムリー。愛産大工が2点を先制。
4回裏、1死2,3塁から6番丹羽がタイムリー。1死2,3塁からワイドピッチで1点。1死1,3塁から8番佐藤がタイムリー。5−0
6回表、1死から9番朝鍋がチーム初ヒットとなる2ベース。1死満塁から3番冨田タイムリー。4番長澤の1塁線の当たりを愛産大工も木村が上手く捌いてホームでホースアウト。5番石原も抑えて天野は1失点でしのぎます。5−1
9回表、2死1塁から7番後藤がスライダーを捉えて2ランホームラン。天野が最後まで投げ切り愛産大工が5−3で勝ちました。

総評

春大は基本リリーフでの運用だった愛産大工の天野投手。夏も同じ運用になるかと思いましたが、先発で起用されました。
初球にいきなり145km。1回は3度ほど145kmをマークし、2回にも144km。余力を残しながらも十分な球威を発揮。ただ、立ち上がりがコントロールが不安定で先頭バッターの四球からピンチでしたが、1塁ライナーゲッツーで抑えると、そこからはリズムに乗って5回までノーヒットピッチング。7奪三振で中盤まで抑えます。
攻撃陣は初回にチャンスでダブルスチールで先制すると、5番の1年生、淺井選手のタイムリーで2点目を取ってかなり楽に。4回には足も上手く絡めて3点を奪って一方的な展開に。
それでも愛産大三河は6回に初ヒットを朝鍋選手が打つと、そこからバントヒット等で満塁として冨田選手のタイムリー。一気に大量点と行きたかったですが、4番長澤選手の1塁線の当たりをファインプレーでホームアウトにしたのが大きかったですね。1塁踏んでからというプレーにしたくなる場面でしたが、1塁手の木村選手の判断も大きかったですね。
この6回のバント処理で天野選手はちょっと足を痛めたようで、スタミナ切れもありかなり苦しい感じの投球になりましたが、8回まで1失点。9回に2死1塁から後藤選手に2ランを浴びましたが、最後のバッターを三振に取って完投。13奪三振で投げ切りました。
完投出来たというのは一つ収穫。ただやはりイニング数は短くしたいな、とも感じる投球でした。4回戦まで上がって享栄と当たるところまで、余力を作って挑めるようにしたいですね。
愛産大三河の朝鍋投手は初回に132km。8回にも134kmとこちらも投球マネジメントをしながら投げていました。まだ細身ですし、大学で成長が見込める投手。この悔しさをバネに大きな存在になってほしいですね。
愛産大工は1番の森選手が最初いきなり2ベース。ダブルスチールも鮮やかでしたし、森選手の存在は大きいですね。

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2日の試合結果

2日の試合結果
1回戦
岡崎4−0春日井工科
☆日福大付3−4福江
栄徳7−9安城学園
一宮起工科15−5春日井西(6回コールド)
豊明6−2横須賀
新城有教館8−1豊田工科(7回コールド)
碧南工科2−8日進西
東浦10−0山田(5回コールド)
長久手12−9豊橋工科
桜台12−0岩倉総合(5回コールド)
武豊・津島北13−6内海(7回コールド)
☆豊橋商2−3菊華
西春7−0津島(7回コールド)
愛知黎明7−1刈谷工科
一宮北2−12岡崎西
知多翔洋8−5杏和
名市工11−4幸田(7回コールド)
半田商8−6半田工科
科技高豊田6−1安城農林
時習館5−4三好
豊橋西15−0半田農(7回コールド)
愛産大工5−3愛産大三河
高蔵寺1−3知立
名経大市邨7−0犬山(8回コールド)
丹羽11−0豊野(6回コールド)
清林館6−0愛知総合工科
杜若7−0一宮商(7回コールド)
三谷水産7−6豊橋南(延長10回タイブレーク)
岡崎商3−7豊川工科
名経大高蔵7−0 刈谷北(7回コールド)

大会2日目。目いっぱいの30試合が行われました。
栄徳が安城学園に敗れました。安城学園が私学の意地を見せた形に。
日福大付が福江に敗れました。福江も毎年力のあるチームを作ってきますね。
豊橋商−菊華の注目の対決は菊華が勝利。やはり3年生が多く私学の菊華が意地を見せたのかな、と。
豊橋商は新チームに期待ですね。
時習館−三好の注目の対決は時習館に軍配。夏の時習館は健在ですね。
三谷水産が勝利を上げています。4年ぶりの勝利ですね。

1日の試合結果

1日の試合結果
鳴海5−14瀬戸工科(8回コールド)
常滑12−4南陽 (7回コールド)

雨でパロマ瑞穂球場の2試合だけ行われました。
日程変更が発表になっています。
2日
8日
9日

明日は天気は大丈夫そうですね。ここから順調に行ってほしいものです。


2023年選手権愛知大会の展望まとめ

2023年選手権愛知県大会の展望をブロック毎に実施しました。

Aブロック

Bブロック

Cブロック

Dブロック

Eブロック

Fブロック

Gブロック

Hブロック

予想ベスト8

中部大春日丘、至学館、愛工大名電、豊川、東邦、愛知啓成、享栄、中京大中京

ベスト8予想はシード校7校、中京大中京という、面白さ?に欠ける予想に。(笑)
ただ、波乱含み、というワードを6つのゾーンで使ったくらい、一発勝負の夏では何が起こるか分からないというのが実情です。
これを読んで納得がいかないという選手や関係者もいることとは思いますが、あくまでも参考にしてほしいのと、そういう反骨の気持ちからドラマが出てくるのは大歓迎。
それぞれ、悔いのない夏を過ごしてほしいと思います。

最後に競馬風に印をつけると・・・
◎愛工大名電
〇東邦
▲至学館
△享栄
×中部大春日丘
×愛知啓成

って感じでしょうか。

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