6月8日に刈谷球場で行われた全三河大会の決勝戦、三好−豊橋西の観戦記です。
どっちが勝っても初優勝。その栄誉をどちらが獲得するか注目して観戦しました。

三好
000000000│0 H4 E1
00001004×│5 H11 E1
豊橋西

三好
永田(13)、長尾(10)、長屋(20)−安藤
豊橋西
持田(10)−畑

投手成績
三好
永田 4回 52球 被安打4 四球0 三振1 失点0
長尾 2回 33球 被安打2 四球1 三振1 失点1
長屋 2回 33球 被安打5 四球0 三振0 失点4

豊橋西
持田 9回 119球 被安打4 四死球6 三振2 失点0

(出場選手)
三好
4田中 7長藤 3小塚→3井上(19) 8山内 6麻田 5森岡 9石田→1長屋(20)→H片山(17) 2安藤 1永田(13)→1長尾(10)→9
豊橋西
7鈴木惺 2畑 9阿川 6鈴木愛 3中島 5滝川(16) 4足立 1持田(10) 8鈴木旬

(試合経過)
5回裏、ピッチャー交代、長尾。1死2,3塁から9番鈴木旬のタイムリー。豊橋西が先制。1−0
7回裏、ピッチャー交代、長屋。
8回裏、1死2,3塁から3番阿川のタイムリー。4番鈴木愛が2点タイムリー2ベース。2死3塁から6番足立がタイムリー。4点取ってダメ押し。5−0
豊橋西が勝って全三河大会初優勝を果たしました。

総評

春の県大会でベスト8に入って夏のシード校になっている三好に対し、豊橋西は春の県大会に出られなかった学校。地力では三好が上という感じだったと思いますが、豊橋西がよく食らいつきました。
まず持田投手の好投が光りました。MAX131km/hで序盤はやや不安定だったのですが、4回くらいから持ち直してテンポも良くなっていった形。現在はエースナンバーを坂井投手に譲っていますが、昨年の夏に2年生エースとして夏に2勝をしている投手。三好を完封したことで、自信にもなりそうです。切磋琢磨して夏を迎えてほしい。
チームは初戦に西尾戦で6点ビハインドの9回裏に7点取って大逆転勝ち。ここから勢いに乗りました。今年の4月からチームを強くしてきた林前監督が離れた形ですが、林監督をしたって入ってきた選手たちが、いい形で結果を出してほしいなと思います。
三好は夏を見据えた戦いの中、先発のサウスポー、永田投手が結果を出したことが収穫。1年生の長尾投手はこの日は134km/hが最速だったと思いますが、楽しみな素材なのは間違いない。
経験のある渡邊投手、長屋投手がしっかりと夏に合わせてくれば、かなり分厚い投手陣になってきます。
打つ方は持田投手にかわされた形。こういうまとまった好投手というのは夏にも対戦相手で出てくるでしょうから、この経験を生かしたいですね。元々の破壊力は高い打線。かわされたときにどうするかが大事になってきそう。

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