5月12日にぎふしん長良川球場で行われた第3試合、中部学院大−岐阜聖徳学園大の2回戦の観戦記です。
岐阜聖徳学園大は勝って岐阜協立大と並んで決定戦という、勝たないといけない試合。
負けたら終わりというプレッシャーが重くのしかかる試合となりました。

中部学院大
00209│11 H10 E1
00001│1 H5 E3
岐阜聖徳学園大
(5回コールド)

中部学院大
武村(16)、吉倉(17)、野口(28)−石田、沼
岐阜聖徳学園大
長尾(11)、松下(17)、飯尾(13)、笹原(20)−榛村

投手成績
中部学院大
武村 4回 55球 被安打3 四球1 三振4 失点0
吉倉 1/3 14球 被安打2 四球1 三振0 失点1
野口 2/3 12球 被安打0 四球0 三振2 失点0

岐阜聖徳学園大
長尾 2回2/3 37球 被安打4 四球0 三振1 失点2
松下 1回1/3 23球 被安打1 四球0 三振2 失点0
飯尾 1/3 32球 被安打4 死球1 三振0 失点8(自責点0)
笹原 2/3 7球 被安打1 四球0 三振0 失点1

(出場選手)
中部学院大
8佐藤(10) 4眞木(7) 5江川(1) 3元山(6) D吉井(3)→H小木曽(25) 9泉(9)→H外山(5)→9 6鉞(2)→H竹田(23)→6 2石田(12)→H沼(22)→2 7辰嶋(37)
岐阜聖徳学園大
D佐藤壮(2) 4渡辺(6)→H勝亦(9) 5佐藤硫(1) 9前田(10) 3金森(3) 6福田(5) 7松本(4) 8上林(7) 2榛村(27)→H犬飼(35)

(試合経過)
2回裏、1死3塁から6番福田のライトライナー。3塁ランナーがスタートを切るも、浅かったこともありホーム手前でタッチアウト。ゲッツーでチャンスを逸します。
3回表、2死2塁から1番佐藤がタイムリー2ベース。2番眞木がタイムリー。ここでピッチャー交代、松下。中部学院大が2点を先制。2−0
5回表、ピッチャー交代、飯尾。無死満塁から2番眞木のスクイズが成功。(記録は犠打エラー)1死満塁から4番元山のショート内野安打。1死満塁から代打小木曽が2点タイムリー。1死満塁からワイルドピッチで1点。代打竹田がタイムリー。ここでピッチャー交代、笹原。2死1,3塁から9番辰嶋が3ランホームラン。この回9点。11−0
5回裏、1死1,3塁からワイルドピッチで1点。1死1,3塁でピッチャー交代、野口。11−1
5回コールドで中部学院大が大勝。この結果、岐阜聖徳学園大は2位が確定しました。

総評

とにかく岐阜聖徳学園大の選手はみな動きが固かった。それでも4回までは2失点で踏ん張っていたのですが・・・。
5回表は完全に負の連鎖。死球から始まってバント処理エラー、内野エラー、スクイズの際も処理のエラー。満塁で遊ゴロでサードに投げてアウトになりそうだったのに取れずに記録はヒットもミス。ワイルドピッチもありましたし、どうしようもないまま5回は過ぎていった感じでした。
それでも最後まであきらめずに1点は取りましたし、最後まであきらめずに戦う姿勢はリーグ戦を通して出していました。
場慣れは朝日大よりは岐阜聖徳学園大の方がしているから有利かと思いましたが・・・。逆に2位が続いている分、今年こその気持ちが重くのしかかったのかもしれませんね。こればっかりはどこかで優勝を決めて自分たちで断ち切るしかない。リーグ戦を圧倒するしかないのかもしれません。
中部学院大は優勝がなくなり、この試合は吹っ切れたようにのびのびとみんながフルスイングをしていました。元々これだけ振れる選手がいるんだなと感じましたし、改めて地力の高さを感じる試合になりました。
この試合から秋のスタートだったと思いますが、いいきっかけにしてほしいですね。
武村投手は初先発でしたがいい内容を見せました。秋に先発に食い込んできてほしいですね。

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