5月11日にぎふしん長良川球場で行われた第1試合、岐阜聖徳学園大−中部学院大の観戦記です。
優勝の可能性を残すチーム同士の対戦。負けられない戦いの第1ラウンドでした。

岐阜聖徳学園大
000000020│2 H10 E3
000000000│0 H5 E0
中部学院大

岐阜聖徳学園大
清水(18)、飯尾(13)−榛村
中部学院大
三木(11)、冷水(18)−寺尾

投手成績
岐阜聖徳学園大
清水 7回1/3 97球 被安打4 四球0 三振6 失点0
飯尾 1回2/3 27球 被安打1 四球0 三振2 失点0

中部学院大
三木 8回 109球 被安打8 死球1 三振5 失点2
冷水 1回 18球 被安打2 四球1 三振0 失点0

(出場選手)
岐阜聖徳学園大
D佐藤壮(2) 4渡辺(6) 5佐藤琉(1) 9前田(10) 3金森(3)→R野田(34)→3水野颯(25) 6福田(5) 7松本(4) 8上林(7) 2榛村(27)
中部学院大
5江川(1) 4眞木(7) D吉井(3) 8佐藤(10) 7平林(8)→7石田(26) 9泉(9) 6鉞(2) 2寺尾(27)→H小木曽(25) 3元山(6)

(試合経過)
8回表、1死3塁から1番佐藤壮の3遊間へのゴロをショートとサードが接触してタイムリー内野安打に。2死2塁から3番佐藤琉がタイムリー。岐阜聖徳学園大が2点先制。2−0
8回裏、1死1塁でピッチャー交代、飯尾。2死満塁まで行くも5番平林を抑えて0点。
岐阜聖徳学園大が勝って2敗を守り、首位タイで最終日を迎えることになりました。

総評

岐阜聖徳学園大の清水投手、中部学院大の三木投手。2年生同士の投げ合いはお互いに粘りも見せながら0を並べていく展開。
ちょこちょこランナーはお互いに出すのですが、決めてがないまま終盤へ。
大きなチャンスを最初につかんだのは中部学院大。7回裏、先頭の平林選手がヒットで出て、初球で盗塁を決めて無死2塁。続く泉選手が犠打を決めて1死3塁。ここで7番の鉞選手が初球を打って3ゴロ。いい当たりでしたがサードがうまくさばき3塁ランナーは動けず。8番寺尾選手も倒れて無得点。
今度は岐阜聖徳学園大がチャンスを作る。8回表、先頭の上林選手が2ベース。送って1死3塁から1番佐藤選手が粘って何とか当てた打球が三遊間。サードとショートが接触して捌けない間に3塁ランナーが生還。ただ上林選手のスタートが抜群でうまくさばいてもホームは間に合わなかったかなと感じるプレーでした。さらに2死2塁から3番佐藤琉選手がタイムリーを放ち大きな2点目。これで決まったかなと。
ただ、中部学院大も8回裏に2死満塁まで攻めるなど最後まで意地を見せる戦いでした。
中部学院大これで5連覇を逃した形に。ちょっと打線の迫力がなかった印象でした。それでも足を使ったりして何とかしようという意図は見えましたが・・・。
2戦目の投手にも苦労したと間宮監督はおっしゃっていたので、この辺りを秋に向けてどうしていくか注目です。
岐阜聖徳学園大は16年ぶりの優勝へ一歩近づきました。ただ、今日の試合を見ていても固さは感じましたし、プレッシャーは相当あると思います。
これを乗り越えてこその優勝ですからあと1戦ないし2戦。頑張ってほしいです。

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