5月7日にぎふしん長良川球場で行われた決勝戦、JR東日本−ホンダ鈴鹿の観戦記です。
ホンダ鈴鹿はここ2年、2大大会に出れていないので、久しぶりの全国をつかめるか注目して観戦しました。

JR東日本
100030000│4 H9 E0
020200001│5 H10 E1
ホンダ鈴鹿

JR東日本
古谷(13)、坂根(18)、山崎(11)、諸隈(29)、西居(15)、西田(20)−小藤
ホンダ鈴鹿
川原(15)、寺瀬(11)、花城(20)−長

投手成績
JR東日本
古谷 3回2/3 68球 被安打7 四球1 三振3 失点4
坂根 0/3 7球 被安打1 四球1 三振0 失点0
山崎 1/3 5球 被安打0 四球0 三振0 失点0
諸隈 1回 12球 被安打0 四球0 三振1 失点0
西居 3回 46球 被安打1 死球1 三振2 失点0
西田 1/3 11球 被安打1 四球1 三振0 失点1

ホンダ鈴鹿
川原 4回0/3 85球 被安打5 四球4 三振1 失点4
寺瀬 3回 35球 被安打3 四球0 三振3 失点0
花城 2回 23球 被安打1 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
JR東日本
8山内(10) 6海崎(7) D菅田(44) 5高橋(3) 4杉崎成輝(6)→H渡辺(5)→4山本(2) 3杉崎成(25) 7佐藤(1) 9栗林(8) 2小藤(26)
ホンダ鈴鹿
8長野(1) 6中川(7) D畔上(10) 4藤江(6) 3伊藤(32) 2長(27) 7岡野(26) 9栗原(29)→H近藤(8)→9中野(25) 5貞光(5)

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番菅田がタイムリー。JR東日本が先制。1−0
2回裏、無死1塁から7番岡野が2ランホームラン。ホンダ鈴鹿が逆転。2−1
4回裏、2死1,3塁でピッチャー交代、坂根。2死満塁から3番畔上が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、山崎。4−1
5回表、無死1,2塁から2番海崎がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、寺瀬。2死2,3塁から5番杉崎成輝が打ち取ったレフト前のフライが落ちて2点タイムリーに。4−4の同点。
5回裏、ピッチャー交代、諸隈。
6回裏、ピッチャー交代、西居。
8回表、ピッチャー交代、花城。
9回裏、ピッチャー交代、西田。1死2塁から3番畔上がタイムリー2ベースを放ち試合終了。ホンダ鈴鹿がサヨナラ勝ちでJABAべーブルース杯優勝を飾りました。

総評

初回にJR東日本が3番菅田選手のタイムリーで先制。しかし、ホンダ鈴鹿は2回裏に岡野選手の2ランホームランですかさず逆転。4回裏にも2死からチャンスを作って畔上選手が2点タイムリーを放ち3点リードと試合を優位にします。
しかし、ホンダ鈴鹿の川原投手がピリッとせず、序盤から四球が目立つ状態。なんとか4回まで踏ん張りましたが5回につかまって1点返され無死2,3塁で寺瀬投手にスイッチ。ここで寺瀬投手は2死までこぎつけるも5番杉崎成輝選手を打ち取ったように見えたレフト前の当たりをレフトが捕れずに同点タイムリーに。試合が振り出しに戻ります。
ここからはお互いの投手が我慢比べ。寺瀬投手、花城投手、西居投手の両左腕が好投して8回まで同点に。
9回表も花城投手が抑えると、9回裏、JR東日本は継投で西田投手がマウンドへ。先頭バッターに四球を出して、犠打の後に3番畔上選手がサヨナラタイムリー2ベースを放ち、ホンダ鈴鹿の優勝となりました。
正直最終回は畔上選手と勝負したのが不可解でした。まぁ3番を歩かせて4番勝負というシチュエーションは得ていてそこまで打っていなくても4番は打つものですが・・・。この大会、もっと言うと京都大会から畔上選手は打ちまくっているので、ホンダ鈴鹿とすれば畔上選手で勝負してくれてラッキーという感じでした。
ただ、そこまでの投手陣の踏ん張りは素晴らしかった。寺瀬投手、花城投手。特に花城投手は第1試合でも3イニングを投げていての間が空いての登板。難しい調整だと思うのですが、2イニングを1安打無失点。勝利に結びつけました。
ここ2年、2大大会から遠ざかり、首脳陣の交代もあって臨んだシーズン。一つ結果が出たことはホンダ鈴鹿にとっては大きいですね。チームの雰囲気も良くなっていくでしょうし。
2次予選までの1か月もいい準備をしてほしいものです。
ただ、川原投手の使い方がポイントになりそう。間隔が短かったとはいえ、もうちょっと踏ん張ってほしい試合でした。
パーフェクト(参考)をした寺瀬投手は大きな戦力になりそうです。

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