1月19日にパロマ瑞穂野球場で行われた第3試合、ニデック−GTRニッセイの観戦記です。
5連勝と全勝を続けるニデックに対し、負けると優勝がかなり厳しくなるGTRニッセイの一戦。両チームの打撃が光る試合となりました。

ニデック
030001210|7 H11 E1
000400000|4 H10 E1
GTRニッセイ

ニデック
近藤(19)、玉木(15)、早矢仕(18)、春田(16)−水谷
GTRニッセイ
縄田(18)、中島(15)、山方(16)−大野

投手成績
ニデック
近藤 5回 75球 被安打8 四球2 三振1 失点4
玉木 2回 33球 被安打2 四球1 三振1 失点0
早矢仕 1回 10球 被安打0 四球0 三振0 失点0
春田 1回 14球 被安打0 四球1 三振2 失点0

GTRニッセイ
縄田 4回 71球 被安打5 四球1 三振1 失点3
中島 3回 50球 被安打4 四球2 三振0 失点3
山方 2回 36球 被安打2 四球0 三振3 失点1

(出場選手)
ニデック
8竹内(7) 9泉(2) 2水谷(10) 5土井(25) 3濱(8) 6越智(1) D杉本(12) 7房野(6) 4加藤(5)
GTRニッセイ
7渡邊(24) 8原田(10) 5大平(4) 3濱元(3) D高木(13) 6荒木(1)→4 9黒野(9) 4鈴木(6)→6林考(5) 2大野(22)

(試合経過)
2回表、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。2死1塁から9番加藤が2ランホームラン。ニデックが3点を先制。
4回裏、1死1,3塁から6番荒木のレフト後方のフライを取り切れず、記録タイムリー2ベース。1死2,3塁から7番黒野がバスターで叩いた打球が低いライナーで伸びてスタンドイン。3ランホームランとなりGTRニッセイが逆転。4−3
5回表、ピッチャー交代、中島。
6回表、2死3塁から9番加藤がタイムリー。4−4の同点となる。
6回裏、ピッチャー交代、玉木。
7回表、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。1死3塁から5番濱がタイムリー。ニデックが再逆転。6−4
8回表、ピッチャー交代、山方。1死1,3塁から1番竹内の3ゴロエラーの間に1点。7−4
8回裏、ピッチャー交代、早矢仕。
9回裏、ピッチャー交代、春田。
ニデックが逆転勝ちをおさめて6連勝。再度首位に立ちました。

総評

どちらも打撃がすごくて、長打が飛び交った試合。
ニデックは9番の加藤選手が大当たりで、2回表に2ランを放つと、6回には同点タイムリー。どちらも2死からだったので価値が高い。
7回表にひっくり返しましたが、とにかく序盤から声が良く出ていて、いい雰囲気を作っていました。ベテランが率先していい空気を作っていると玉木投手が話してくれましたが、2010年以来の優勝へ一丸となっている雰囲気も感じます。
玉木投手はこの日も勝ち投手となって、これで4勝目。運も味方につけて、大きな原動力になっています。
GTRニッセイは今大会注目ながら不振だった黒野選手に待望の一発。不調の選手がバスターで脱するというのはよくある話なので、これをいいきっかけにしてほしいところ。
バントが全て悪いとは言いませんが、複数点負けているところでバントや叩き、盗塁死や牽制死等、もったいないと感じるケースが多い試合でした。
どこからもホームランが出る打線。相手からすると脅威でしかない。
色々打順の兼ね合いもあると思いますが、素直に打撃力を生かされる方が相手は嫌かな、と改めて感じました。
ルーキーの山方投手は不運な打球もあって失点しましたが、2イニングで3奪三振。戦力として今後も期待出来そうです。

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