11月2日に京セラドーム大阪で行われた第2試合、日本製紙石巻−トヨタ自動車の観戦記です。
日本選手権に強いトヨタ自動車がどういう試合を見せるか、注目して観戦しました。

日本製紙石巻
000010100|2 H8 E0
50030000X|8 H9 E0
トヨタ自動車

日本製紙石巻
生長、中島、星野、秋田、相内、平間、鈴木、川合−坂口、佐藤
トヨタ自動車
増居、細川、池村、加藤−福井

投手成績
日本製紙石巻
生長 3回1/3 83球 被安打6 四球5 三振2 失点8
中島 1/3 7球 被安打0 四球0 三振1 失点0
星野 1/3 12球 被安打1 四球1 三振1 失点0
秋田 2回 43球 被安打1 四球2 三振1 失点0
相内 2/3 15球 被安打0 死球1 三振0 失点0
平間 0/3 10球 被安打0 四球2 三振0 失点0
鈴木 1/3 1球 被安打0 四球0 三振0 失点0
川合 1回 11球 被安打1 四球0 三振0 失点0

トヨタ自動車
増居 6回 97球 被安打3 死球1 三振7 失点1
細川 1回 16球 被安打3 四球0 三振0 失点1
池村 1回 19球 被安打0 四球1 三振0 失点0
加藤 1回 25球 被安打2 四球1 三振0 失点0

(出場選手)
日本製紙石巻
9小林俊 7宮川 8水野 5丹呉 D中嶋→H末武 3佐藤→2 6橋本→H東本→R金井→6杉山 2坂口→H小野→3→H小林尚 4今野
トヨタ自動車
D八木 5熊田 9宮崎→H多木→9 8逢澤 3北村 6和田→H今泉→6 2福井 4佐藤 7徳本

(試合経過)
1回裏、1死満塁から5番北村が押し出し四球。6番和田が走者一掃の3点タイムリー2ベース。2死3塁から8番佐藤がタイムリー。トヨタが一挙5点を先制。5−0
4回裏、1死満塁でピッチャー交代、中島。ワイルドピッチで1点。2死2,3塁でピッチャー交代、星野。4番逢澤が2点タイムリー3ベース。3点追加。8−0
5回表、先頭の6番佐藤がソロホームラン。8−1
5回裏、ピッチャー交代、秋田。
7回表、ピッチャー交代、細川。2死2塁から代打東本がタイムリー。8−2
7回裏、ピッチャー交代、相内。2死1塁でピッチャー交代、平間。2死満塁でピッチャー交代、鈴木。
8回表、ピッチャー交代、池村。
8回裏、ピッチャー交代、川合。
9回表、ピッチャー交代、加藤。
トヨタ自動車が勝ちました。

総評

トヨタ自動車が初回から日本製紙石巻の生長投手を攻めて5点。しっかりとボールを見極めて押し出し四球を取り、6番の和田選手が3点タイムリー2ベースを放ち一気に試合を優位にします。
これまで9番を打つことが多かった和田選手を6番にした采配が大当たり。勝負強さを買っての事でしたが、打順が上手くはまりましたね。
トヨタ自動車の増居投手はまっすぐが走っており、MAX148km/hをマーク。序盤は4者連続三振を取り、6回で7奪三振。これだけ投げるとNPBに声がかかってもよかったかも、と思える投球でした。
追い込んでもう一つ決め球が欲しい印象もありますが、今後もチームに貢献を続ければまた評価も変わってくるかもですね。
リリーフでは池村投手が150km/hをマークし、来年に向けて存在感をみせました。
日本製紙石巻は先発の生長投手が誤算。立ち直りを期待して続投させましたが、4回にピンチを作って降板。試合が決まってしまいました。一発勝負のトーナメント。もうちょっと早めに見切ってもよかったかもですね。
4番手の秋田投手が勢いのある球を投げていました。それだけにもったいない印象も。
トヨタ自動車は地力を感じる勝ち方でしたし、勢いに乗るかもですね。

ピックアップ選手等はこちら