10月13日に豊橋球場で行われた全三河大会の準々決勝、三好−成章の観戦記です。
西三河地区で上位の成績をキープする三好。新チームを見るのは初めてなので、どういう試合をするか注目して観戦しました。

三好
400000000|4 H10 E3
000001000|1 H8 E2
成章

三好
長屋(10)、渡邊(1)−安藤
成章
高木(1)、宮田(10)−高橋

投手成績
三好
長屋 3回 55球 被安打5 四球1 三振1 失点0
渡邊 6回 78球 被安打3 四球0 三振8 失点1(自責点0)

成章
高木 5回 57球 被安打7 四球0 三振0 失点4(自責点1)
宮田 4回 32球 被安打3 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
三好
4田中 7長藤 9斉藤(12) 3小塚 8山内 2安藤 1長屋(10)→1渡邊(1) 5石塚→5森岡(15) 6浦川(16)
成章
8田京 4寺田 1高木→1宮田(10) 7金子 9眞木 5藤田→H林(18)→5伊藤(15) 3小原→H北野(17)→R西本(19)→3河合一(13)→H河合篤(12) 2高橋 6鈴木→H渡邊(20)

(試合経過)
1回表、1死2,3塁から4番小塚のタイムリー内野安打。1死2,3塁から5番山内がタイムリー。1死2,3塁から6番安藤が2点タイムリー2ベース。尚も1死1,3塁でしたがスクイズが決まらず3塁ランナーがホーム封殺。三好は4点を先制。4−0
3回裏、1死1,3塁から5番眞木のスクイズがホームでタッチアウト。得点ならず。
4回裏、ピッチャー交代、渡邊。
5回裏、2死3塁から3塁ランナーがホームスチールを仕掛けるもタッチアウト。得点ならず。
6回表、ピッチャー交代、宮田。
6回裏、1死2,3塁から8番高橋のところで2ランスクイズを仕掛け、3塁ランナーは生還するも2塁ランナーはホームアウト。成章は1点止まり。4−1
三好が逃げ切ってベスト4進出を決めました。

総評

三好は初回の先制攻撃が見事。盗塁をどんどん決めてチャンスを拡大し、タイムリーで得点。積極的な攻撃が光りました。
ただ、2回以降はそれがはまらず。初回のスクイズ失敗から流れを失ったと監督は振り返っていましたが、4回には1死3塁から9番浦川選手の3塁線の強い当たりでサードが取ってランナーにタッチ、1塁へ投げてアウトにする好プレーでゲッツーとなり、その後はチャンスもなかなか作れなくなりました。
三好はファーストストライクからどんどん振っていく打撃。上手くいくときは破壊力をうみますが、はまると淡泊にうつってしまうんですよね。
ただ、初回の4点をしっかりと長屋投手、渡邊投手で守り切るところは試合巧者だなと感じます。長屋投手は毎回ランナーを出して、本来の投球ではなかった感じでしたが、渡邊投手は前日に投げていないので元気一杯。勢いのあるまっすぐで相手を押し込んで。成章の反撃をエラー絡みの1点に抑えました。渡邊投手は愛工大名電戦で好投していましたが、それが自信になっていそうですね。独特のフォームも相手にとっては脅威になりそうです。
成章は初回に4点を失いましたが、その後は投手陣が踏ん張り試合を作りました。
攻撃では色々策を使って攻撃。スクイズ、ホームスチール、2ランスクイズ。結局1点しか返せず、こういう攻撃が上手くいかなかったですが、チームとしての姿勢は見れましたし、決められる精度が上がってくれば接戦も取れると思うので春に向けて練習に励んでほしいところ。
2番手の宮田投手の好投も光りました。
三好も岡田監督が就任して確実に強くなっていますが、全三河大会の優勝はまだないので、勲章を取れるか、残りの試合も注目です。

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