10月12日に春日井球場で行われた尾東大会の準決勝、中部大春日丘−高蔵寺の観戦記です。
高蔵寺の芹澤投手が、中部大春日丘相手なので投げるかなと期待して足を運びしました。

中部大春日丘
000000000|0 H1 E1
02000002X|4 H9 E0
高蔵寺

中部大春日丘
服部(1)、横田(8)−金井
高蔵寺
芹澤(1)−大坂

投手成績
中部大春日丘
服部 4回 62球 被安打4 四球0 三振10 失点2
横田 4回 62球 被安打5 四球0 三振6 失点2

高蔵寺
芹澤 9回 105球 被安打1 四球2 三振15 失点0

(出場選手)
中部大春日丘
8横田→1 6杉山→H佐藤(10) 9安藤 7森島 5仲 3水野→8 2金井 1服部→H竹島(17)→3福田(14) 4玉井→H迫頭(13)→4宮下(15)
高蔵寺
6山田 5松井 9熊崎 2大坂 3安藤 4木村 8水野 7池田→H花村(17)→7松尾(18) 1芹澤

(試合経過)
2回裏、無死1塁から5番安藤がタイムリー3ベース。1死3塁から7番水野の遊ゴロ野選で1点。高蔵寺が2点を先制。2−0
4回裏、先頭の大坂が2ベース。5番安藤の内野安打で無死1,3塁。ここから6番木村、7番水野、8番池田を3者連続三振。ピンチを服部が抑えます。
5回表、1死から6番水野がセンターオーバーの3ベース。ここでギアをあげた芹澤が7番金井、代打竹島を連続三振。ピンチを抑えます。
5回裏、ピッチャー交代、横田。
8回裏、1死2,3塁から3番熊崎がタイムリー。1死1,3塁から4番大坂が犠牲フライ。4−0
芹澤が1安打完封。15奪三振の快投で中部大春日丘打線を抑えきりました。

総評

中部大春日丘は秋に享栄と愛工大名電を破りベスト8進出。至学館に1−2で敗れ、東海大会進出の道は断たれたわけですが、享栄の小山投手を攻略するなど、力は県内では上位に入るチーム。そこを相手に高蔵寺の芹澤投手がどういう投球を見せるかを見たくて足を運んだわけですが・・・。
結果は9回を完封。被安打1、四球2、奪三振15。MAX145km/h。もう文句なしの投球でした。中盤で少し抜いたり、終盤に疲れもみえたのですが、バックもしっかりと守って最後まで投げ切った。これまで6イニングが見た中では最長だったのですが、こうやって9回を投げ切る投球が見れたのは大きな収穫。
試合後に話を聞くと以前と変わらず飄々をしているのですが、それも持ち味だなと改めて感じました。
今日は打線がしっかりと援護。三振も多かったのですが、2回、8回にうまく集中打を集めて4点。特に大坂選手の活躍が光りました。キャッチャーとして芹澤投手を支えながら、チームもまとめて4番も打つ。大変な役割ですが、頑張っていますね。
中部大春日丘も服部投手が4回で10奪三振と、芹澤投手と変わらないくらいの投球をみせましたが、2回に長打から2失点をしたのが痛かった。MAX139km/hで今後が楽しみになる投球でした。
唯一の長打を打った水野選手は同じサウスポー。意地を感じる3ベースでした。
何にしても芹澤投手は改めてすごいと感じる投球でした。来年ドラフト1位でもいいかもとすら思う投球でした。見にいってよかったです。

ピックアップ選手等はこちら