10月7日にパロマ瑞穂球場で行われた第2試合、名城大−東海学園大の3回戦の観戦記です。
東海学園大が勝つと5チームが勝ち点2で並ぶというカオス状態。名城大が勝てば優勝争いを一歩抜け出すという状況での試合でした。

東学大
000203000|5 H11 E1
02202020X|8 H10 E2
名城大

東学大
梅森(21)、増田(11)、石川(19)、岡田(14)−堀江
名城大
岩井(17)、天野(19)−前田、谷

投手成績
東学大
梅森 2回 33球 被安打2 四球1 三振0 失点2
増田 2回2/3 55球 被安打5 四死球3 三振1 失点4(自責点3)
石川 2回 33球 被安打2 四死球3 三振0 失点2
岡田 1回1/3 17球 被安打1 四球0 三振1 失点0

名城大
岩井 5回 84球 被安打5 四球1 三振4 失点2(自責点1)
天野 4回 60球 被安打6 四球2 三振3 失点3(自責点2)

(出場選手)
東学大
D山崎(3) 7横道(9)→H辻(38)→R佐野(4) 8清水(1) 3大宮(39)→3瀬尾(7) 2堀江(20) 4友田(10) 6中山(15) 5榊原(8)→H大洞(22)→R小倉(16)→5→H安並(25)→5 9藤森(6)
名城大
9多和田(1) 8朝岡(5) 6山蔭(13) D雄龍(8) 7五島(14) 3坂井田(7) 5海老原(6)→4 2前田(26)→H本田(40)→5岩屋(10) 4佐藤(2)→H高原(24)→2谷(27)

(試合経過)
2回裏、2死1,3塁から8番前田がタイムリー。更に2死1,3塁からパスボールで1点。名城大が2点を先制。2−0
3回裏、ピッチャー交代、増田。無死満塁から4番雄龍に押し出し四球。1死満塁から6番坂井田が犠牲フライ。4−0
4回表、2死1,3塁から7番中山がタイムリー。更にタイムリーエラーで1点。4−2
5回裏、1死3塁から4番雄龍がタイムリー。1死1,3塁から6番坂井田が犠牲フライ。ここでピッチャー交代、石川。6−2
6回表、ピッチャー交代、天野。無死1塁から6番友田がタイムリー2ベース。1死3塁から2ゴロエラーの間に1点。2死3塁から1番山崎がタイムリー。6−5
7回表、1死2塁から5番堀江のレフト前に落ちるヒットで2塁ランナーのスタートが遅れ、3塁にボールが送られてタッチアウト。チャンスを逃します。
7回裏、1死満塁から6番坂井田が犠牲フライ。7番海老原がタイムリー。ここでピッチャー交代、岡田。8−5
名城大が勝って勝ち点を3として単独首位に立ちました。

総評

東海学園大は梅森投手が先発。今季リリーフで1試合投げただけの投手の抜擢でした。初回は3人で抑えて見事な立ち上がりを見せるも、2回に2死からタイムリーとパスボールで2失点。140km/hの球も投げていましたし、経験を積めば面白そうな左腕。先発をしていた三浦投手がこのカードでは投げられなかったので、それをカバーする存在になれる投手に出てきてほしいところですね。
最後に投げた岡田投手は今季初登板でしたが、1回1/3を0点に抑えて投げっぷりの良さもみせました。今後に期待したいですね。
東学大としては1点差に迫った7回に走塁ミスでチャンスを逃したのが痛かった。あそこで追いつくか追い越して高橋投手を投入、というのがベストのシナリオでしたが・・・。高橋投手は準備はしていたと鈴木監督。粘りは見せましたが追い越したかったとおっしゃっていました。
最終カードの愛工大戦で勝ち点を取れば地力での最下位回避は可能。高橋投手を無理させなかったところをプラスにしたいですね。
名城大は春に比べて点が取れるようになったところが秋の好成績につながっています。
4番に入った雄龍選手がこの試合でも2安打で2打点。活躍が光ります。
先発の岩井投手は前の週で土曜日、月曜日と先発。今週も土曜日、月曜日と登板しています。登板過多は心配ですが、この試合では気迫をみせて試合を作りました。
連投の天野投手も登板過多は心配ですが・・・。残り1カード、優勝がかかってきますし、何とか頑張ってほしいですね。
今季初スタメンの坂井田選手が3本の犠飛で3打点。特に7回の犠牲フライは大きかった。4年生の奮闘はチームを元気にしてくれそうです。

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