7月16日にパロマ瑞穂球場で行われた継続試合のうち2試合の結果です。
豊橋西−岡崎城西は改めて別で観戦記を作ります。

一宮
030002000|5 H12 E3
000121002|6 H12 E1
愛知黎明

一宮
小寺(6)、森下(1)−井上
愛知黎明
大黒(8)、玉寄(10)−東

(試合経過)
8回裏、2死無走者からスタート。ヒット、盗塁で2死2塁。9番大黒のショート内野安打で2塁ランナーがホームを狙うもタッチアウト。一宮が同点を阻止します。
9回表、エラーで先頭が出るも4番森下は二直ゲッツー。5番木野が2ベースを放つも6番菖池が三振。一宮は追加点がならず。
9回裏、先頭の原田の当たりはレフトが追いつくも捕れず記録は2ベース。三振、中飛で2死3塁。4番稲田の強い3ゴロを弾いて記録はタイムリーエラー。2死1,2塁から6番丹下の1ゴロを逸らし、タイムリーエラーで愛知黎明がサヨナラ。愛知黎明が4回戦進出を決めました。

一宮 山崎久史 監督 談話

(勝利が見えていたところでの9回裏でしたが)「普段なら何でもない当たりを取れなかったりして。元々上手な選手なんですけど。固くなるだろうなというのは分かっていたので、どう持っていったらやれたのかなというのが・・・。めちゃくちゃ難しいですね。」

(9回表に追加点が取れていたら違ったのでしょうが)「継続試合で9回表に先頭が出たらどうするか、とは考えていて、強行で行こうと決めていた(結果がライナーゲッツー)。いい当たりでしたし、もう少し打球が上っていたら1,3塁。こうもっていけたら理想という展開になったのですが。それでもその後にヒットも出てすんなりは終わらなかったですし、相手も先頭が2ベースで出てその後バント失敗。流れは五分だったと思うのですが・・・。」

(継続試合になるまではいかがでしたか)「うちとしては思い描いたかなり理想に近い試合ではあった。私学になかなか勝てない中で乗り越えるために頑張ってきて、それが出来そうなところまでいった。中断、継続試合になったこともそんなに悪くは思っていなかった。実際に普通にやっていれば勝っていたと思うので・・・。夏のプレッシャー、勝ちが見えたプレッシャーに打ち勝つのは難しいのだなと改めて実感しました。」

東浦
310000010|5
000101031|6
名城大附

東浦
杉浦(3)、大沼(9)、杉浦(3)−松田
名城大附
貝沼(11)、橋倉(18)、後藤(1)−野呂

(試合経過)
8回裏、2点返して1点差に迫り、尚も無死2塁からスタート。牽制エラーにセンターの送球エラーも重なり名城大附が同点に追いつく。5−5
9回表の東浦は三者凡退。
9回裏、1死から8番宮田が2ベース。代打長谷川がヒットでつなぎ1,3塁。ここで1番畑中を申告敬遠で歩かせ、1死満塁で2番内平勝負。ここで内平が犠牲フライを上げ、名城大附がサヨナラ勝ち。4回戦進出を決めました。

名城大附 渡邉修一 監督 談話

(継続試合ですぐに8回裏に追いついて、9回サヨナラ勝ち。今の気持ちはいかがですか)「選手たちに力はあったのですが、ここまで取りこぼしも多いチームでした。この試合も0−4となったところで、これまでだったら慌ててしまうところですが、練習してきたことを出せば大丈夫と伝えて、選手も粘りというか我慢できるようになってきたのがよかったと思います。」

(昨日は押せ押せのところで継続試合となりました。正直な気持ちは)「嫌でしたよ。勢いがうちにあるところで、相手はピッチャーを野手から戻したタイミングだった。チャンスかなと思ったところでしたので・・・。今日になればフレッシュな状態で投げられますからね(苦笑)。」

(最終回は代打で長谷川選手がヒットでつないだ)「ずっと使っていたんですけど、この試合ではスタメンを外したんですよね。それでその悔しさをぶつけてくれないかなと思って代打で起用した。打った本人の気持ちの強さが出たかなと思います。」

(試合を決めた内平選手は2年生。どんな選手ですか)「バッティングがいいんですよね。元々レギュラーじゃなかったのですが、代打で結果を出していたので、今大会からスタメンで起用しました。大分緊張はしていたが、本来の力を出してくれたかなと思います。」

(次戦は高蔵寺。好投手がいます)「映像で見ていましたけど、大分速いですね。春に一度やって勝っているのですが、相手も気合いれてくるでしょうから、それとどう戦うか。また考えていきたいです。」

名城大附 内平雄大 選手(2年)

(今の気持ちはいかがですか)「単純にうれしいです。」

(打った球は)「まっすぐでした。犠牲フライになるなとは思いました。」

(前のバッターが申告敬遠されて自分に回ってきたのですが、その時の心境は)「正直びっくりしましたが、打つしかないと気持ちを入れました。特に緊張はしなかったです。」

(監督は打てなくても俺の責任だから思い切っていけと言っていたそうですが、どういった心境でこの試合に臨みましたか?)「そう言っていただいて気持ちも楽になりましたし、打てば監督のおかげという感じなのでうれしかったです。」

(渡邉監督は以前のご病気で身体が不自由な中でやって見えますが、それを支える意識というのはチームにありますか)「チーム全体もそうですし、みんなで監督の不自由な部分を助け合っています。」

(昨日は1点ビハインドで継続試合に。いい場面で止められた感覚だったかなと思いますが、今日はどのように臨むつもりでしたか)「チャンスだったので、とにかく1点を取って同点にしたかった。打順はまだ回ってこないところだったので、しっかりと声を出して貢献をしようと考えていました。」

(チャンスで回ってくるのは好きですか)「あんまり好きではないです。でも今日の場面では力が抜けて打席に入れました。」

(次の高蔵寺戦に向けて)「相手も強いと思いますが、何度か対戦経験があって、そこでは勝っているので、そのイメージを持って戦いたいです。」