7月14日に小牧球場で行われた第2試合、星城−愛知の観戦記です。
愛知が星城とどういう戦いを見せるか、注目して観戦しました。

星城
200100201|6 H9 E0
110000000|2 H7 E2
愛知

星城
飼沼(1)、齊藤(10)−徳重
愛知
伊藤(18)、池津(11)、中谷(16)、佐々木(10)、山本(1)−河田

投手成績
星城
飼沼 5回 90球 被安打6 四球2 三振4 失点2
齊藤 4回 45球 被安打1 四球1 三振2 失点0

愛知
伊藤 2/3 24球 被安打0 四死球4 三振0 失点2
池津 3回1/3 51球 被安打4 四球2 三振0 失点1
中谷 2回 32球 被安打1 四球0 三振3 失点0
佐々木 1回 20球 被安打2 四球0 三振0 失点2
山本 2回 32球 被安打2 四球1 三振2 失点1

(出場選手)
星城
9石川→9荒井(16) 4川本 5小林 8小松 7徳重 3習田→H吉川(13) 6徳重 2加藤 1飼沼→H東山(12)→1齊藤(10)
愛知
7古岡(8) 6山内 4古森 5濱井 8服部(20) 9内田大(19)→9加藤(9) 3河村(7) 1伊藤(18)→1池津(11)→H楠本(13)→1中谷(16)→H水野(3)→1佐々木(10)→1山本(1)→H井上(15) 2河田→H岩崎(14)

(試合経過)
1回表、2死満塁から6番習田が押し出し死球。ここでピッチャー交代、池津。タイムリーエラーで1点。星城が2点を先制。2−0
1回裏、2死2塁から4番濱井がタイムリー2ベース。2−1
2回裏、1死3塁から8番池津の2ゴロの間に1点。2−2
4回表、2死2,3塁から3番小林のタイムリー。2塁ランナーはホームアウト。星城が勝ち越し。3−2
5回表、ピッチャー交代、中谷。
6回裏、ピッチャー交代、齊藤。
7回表、ピッチャー交代、佐々木。1死1塁から4番小松が逆方向の右中間に運ぶ2ランホームラン。5−2
8回表、ピッチャー交代、山本。
9回表、2死2,3塁から5番徳島がタイムリー。6−2
星城が勝って4回戦進出を決めました。

総評

私学の強豪同士の対戦でしたが、途中までは互角の展開。終盤に差し掛かる7回表に小松選手に2ランが飛び出して、大勢が決した形になりましたが、力の差はそんなに無かった印象の試合でした。
星城は初回に相手の先発、伊藤投手の乱調に乗じて2点を先制。その後追いつかれるも4回表にキャプテンの小林選手がタイムリーを放ち勝ち越し。一度も相手にリードを許さなかったので、余裕を持って戦えた印象でした。
飼沼投手が左。リリーフの齊藤投手が右のサイド。タイプの違う投手で継投するという形も上手くはまっていた印象。近年は力のある選手がたくさんいて、個の力で相手を上回る印象が強かったのですが、今年は目立つ選手となると4番の小松選手くらい。その分、まとまって勝つという意識が強い形で、チームで戦うという意識が強いと宮地監督も話していました。
こういうチームがどこまで勝ち上がれるかも興味深いですよね。
愛知も継投で戦うチームで、伊藤投手が誤算でしたが、池津投手がすぐに立て直して、そこからは狙った通りの継投だったとのこと。結果的には佐々木投手が手痛い一発を浴びて、試合が決まった形でしたが、佐々木投手はキャプテンでもあり、そこは彼に託したかったと飛田監督もおっしゃっていて、悔いはないとのことでした。
その前に中谷投手が素晴らしい投球をみせただけに、継投は難しいと改めて感じる試合でもありました。
愛知としては星城の先発、飼沼投手がマウンドにいる間に何とかしたかった印象。毎回ランナーを出していたので・・・。齊藤投手にはほぼ抑え込まれてしまったのですが、点数が開いた影響もあったかも。
1994年の甲子園出場から30年。練習環境など難しい部分もありますが、何とか古豪復活を見たいですね。この日4番でタイムリーを打った濱井選手を中心に、新チームではしっかりと県に出て、経験を積んでいってほしいです。

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