5月21日に長良川球場で行われた春の東海大会の決勝戦、中京大中京−菰野の観戦記です。
中京大中京の中井投手がこの春はまだ見れていなかったので、見れるのを期待して足を運びました。

中京大中京
000004000|4 H7 E0
001010010|3 H12 E3
菰野

中京大中京
田中(18)、佐藤(19)、中井(1)−杉浦
菰野
森、栄田−栗本、吉田

投手成績
中京大中京
田中 4回1/3 53球 被安打5 四球0 三振2 失点2
佐藤 0/3 9球 被安打1 四球0 三振0 失点0
中井 4回2/3 83球 被安打6 四死球2 三振5 失点1

菰野
森 6回 107球 被安打4 四球1 三振4 失点4(自責点0)
栄田 3回 31球 被安打3 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
中京大中京
4神谷 5岡部→7羽尻(7) 8山田 2杉浦 3仲 7三宅(20)→H杉山(13)→5 6福田(16) 1田中(18)→1佐藤(19)→1中井(1) 9松山
菰野
7菊地 5立岩→R安藤(18) 6加瀬 1森(3)→3 9梶谷 3栄田(1)→1 8松山 2栗本→2吉田(12) 4中川

(試合経過)
1回表、四球にエラーが2つ出て2死満塁のチャンスをもらうも中京大中京は生かせず。
3回裏、2死2塁から1番菊地がタイムリー。菰野が先制。1−0
5回裏、1死2塁でピッチャー交代、佐藤。9番中川がタイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、中井。2−0
6回表、1死2塁から代打杉山がタイムリー2ベース。1死3塁から6番福田のスクイズが野選となり1点。2死2塁から9番松山がタイムリー2ベース。1番神谷もタイムリー2ベースを放ち中京大中京が逆転。4−2
7回表、ピッチャー交代、栄田。
8回裏、2死1,3塁から6番栄田がタイムリー。4−3
9回裏、2死から1番菊地、2番立岩の連打で1,3塁とするも3番加瀬が投ゴロに倒れ試合終了。中京大中京が逃げ切り、20年ぶり7回目の春の東海大会優勝を飾りました。

総評

中京大中京は今大会1イニングだけ初戦で投げていた田中投手が先発。ある程度試合を作り、5回途中、1死2塁で佐藤投手にスイッチ。ここで佐藤投手がタイムリー3ベースを浴びると、すかさず中井投手を投入。ここで失点を食い止めたことが結果的には大きかった。
菰野はスタメンが全員2年生。打撃は強さを見せるも守備にエラーが目立つ結果に。6回のビッグイニングもエラーから始まった。ここは分かりやすく反省点ですね。
打線では9番の中川選手が目立ち、2ベース、3ベース、シングルの猛打賞。上位下位関係なく打てる打線は脅威ですね。
投手陣は先発の森投手が好投。6回に捕まりましたが、ベンチは変えず。ここは先を見た起用となりました。
中井投手はややピリッとしない内容。ボールの球速は出ていましたが、なかなか3人で抑えられず。バックの好プレーに助けられる場面も。
8回裏、1点取られ尚も2死1,2塁で7番松山選手が三遊間の当たり。これを何とか抑えると、ショートの福田選手がサードへ上手く転がすように投げてアウトに。ピンチを救うビッグプレーとなりました。
中京大中京の守備はさすがにレベルが高かった。課題は打線。こういうレベルの投手をなんとか打ち崩せるようになっていきたいですね。
菰野は守備の不安が出てしまいましたが、伸びしろしかないと感じるチーム。この夏もそうですが、新チームも楽しみです。

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