11月16日に神宮球場で行われた第2試合、高知−豊川の観戦記です。
豊川が全国の舞台でどこまで戦えるか、モイセエフ選手の全国デビューがどんな感じになるかに注目して観戦しました。

高知
00040001111|8 H10 E2
00000310212|9 H13 E3
豊川
(延長11回タイブレーク)

高知
辻井(10)、平(1)、辻井(10)−片井
豊川
中西(10)、平野(11)、鈴木爽(1)、本田(17)、竹内(14)−高橋

投手成績
高知
辻井 7回 110球 被安打6 四球1 三振8 失点6(自責点3)
平 3回2/3 71球 被安打7 四球1 三振3 失点3

豊川
中西 5回 101球 被安打5 四死球4 三振2 失点4(自責点0)
平野 3回 45球 被安打3 四球1 三振4 失点1
鈴木爽 0/3 4球 被安打0 四球1 三振0 失点1
本田 1回 17球 被安打1 四球0 三振2 失点0
竹内 2回 18球 被安打1 四球1 三振0 失点2(自責点0)

(出場選手)
高知
4筒井 9川村 5大石 3谷口 1辻井(10)→7→1 8日野→8田島(16)→H岡村(14)→8 6箕浦 7勝山(13)→H西口(7)→7→1平(1)→R島谷(15)→7白井(17) 2片井
豊川
7林 2高橋 8モイセエフ 3中村 5北田→H島田(15)→5 6鈴木貫 9山本 1中西(10)→1平野(11)→1鈴木爽(1)→1本田(17)→H三浦(13)→R吉田(18)→1竹内(14) 4柴山→H八木(16)→4

(試合経過)
4回表、1死満塁から1番筒井の遊ゴロで3塁送球が逸れてエラー。2者生還。1死2,3塁から2番川村の2ゴロの間に1点。2死1,3塁から4番谷口がタイムリー。高知が4点先制。
6回表、ピッチャー交代、平野。
6回裏、1死1,2塁から3番モイセエフがタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、平。2死2,3塁から5番北田がイレギュラーでラッキーもあった2点タイムリー。4−3
7回裏、2死3塁から1番林がタイムリー。4−4
8回表、2死から1番筒井が勝ち越しソロホームラン。5−4
9回表、ピッチャー交代、鈴木爽。無死1塁でピッチャー交代、本田。2死3塁から7番箕浦がタイムリー。6−4
9回裏、1死2,3塁から2番高橋がタイムリー。3番モイセエフが犠牲フライ。6−6の同点に追いつく。
延長タイブレークに突入。
10回表、ピッチャー交代、竹内。無死1,2塁からバントヒットで無死満塁。1番筒井の初球ワイルドピッチで1点。無死2,3塁から遊ゴロホーム封殺。2番川村のゲッツーで高知は1点止まり。7−6
10回裏、ピッチャー交代、辻井。三振で1死1,2塁から6番鈴木貫がタイムリー。7−7の同点。
11回表、犠打、四球で1死満塁から5番辻井が犠牲フライ。8−7
11回裏、2死2,3塁から2番高橋がセンターオーバーの2点タイムリー2ベースで豊川が逆転サヨナラ。
豊川がタイブレークを制し、9−8で勝ちました。

総評

豊川の先発は東海大会で背番号1だった中西投手。逆に今大会背番号1をつけた鈴木爽投手はベンチスタート。東海大会でフル回転をしていた鈴木爽投手がベンチスタートだったのでおや?と思ったのですが、どうも故障なのか不安があったようで、最後9回にリリーフで出たものの、ボール4球で交代。ちょっとおかしかったです。それでも投手陣は粘って1年生の中西投手、平野投手が奮闘。いい経験を積んだ印象です。
そして土壇場で追いついた時に投手がいなくなり、延長戦は内野手登録の竹内投手がマウンドへ。実戦経験はなかったようですが・・・。よくストライクを投げて、タイブレークを1点ずつに抑えたと思います。彼の活躍無しでは勝利は無かったですよね。
豊川はやはりモイセエフ選手がポイントゲッターというか、中心になります。彼がいるので、そこに回せば、というか味方も相手も気になって試合が動くんですよね。
最後のシーンもバッターが高橋選手で2死1,2塁。カウントはフルカウント。次の打者がモイセエフ選手。そこで高めのまっすぐで勝負をして、打った瞬間はセンターフライかと思ったのですが、外野が浅かったのと、思ったより打球が伸びてセンターオーバーに。四球は出したくないという思いがバットに届くところのボールになった気がします。もちろん打った高橋選手がお見事でしたが。
高知は投手が2人とも140km台のボールを投げて、力がありました。捕手の片井選手も1年生ながら動きが良く、しっかりと1バウンドも止めてピッチャーを盛り立てていました。
同点に追い付かれて筒井選手のホームランですぐに勝ち越し。さすがに勝ったと思ったのですが・・・。
豊川の粘りがすごかったです。
次もこういう試合で勝機を見出したいところ。粘りで頑張ってほしいです。

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