10月21日にカヤバスタジアムで行われた第2試合、浜松開誠館−中京の観戦記です。
夏に甲子園初出場を果たした浜松開誠館。その経験もある中、静岡2位で東海大会に出てきたので、強そうな印象を持っていました。中京は打線がやや弱く感じていたので、どれだけ援護が出来るかが勝敗のカギかな、と思い観戦しました。

浜松開誠館
000000000|0 H3 E0
00012300X|6 H7 E1
中京

浜松開誠館
松井(1)、伊波(20)−大迫
中京
桑田(1)−田邊

投手成績
浜松開誠館
松井 6回 109球 被安打7 四球4 三振3 失点6
伊波 2回 39球 被安打0 四球2 三振3 失点0

中京
桑田 9回 116球 被安打3 四球3 三振11 失点0

(出場選手)
浜松開誠館
2大迫 6長部 7塚田 9重村→1伊波(20) 3加藤 5竹内 8天野(10) 1松井→H栗原(8)→9 4鈴木→H伊藤(13)→4東(18)
中京
2田邊 8伊藤(14)→7 6稲嶺 3西川 5三浦 9山本(20) 7市川→7中嶋(8) 1桑田(7) 4西光

(試合経過)
3回表、無死1塁から8番松井のバントがピッチャー前、2塁へ投げてアウト、1塁への送球もアウトのタイミングでしたが、逸れて1塁セーフ。9番の鈴木のバントもピッチャー前で2塁へ送球が逸れてセーフに。1死1,2塁でしたが1番大迫、2番長部が倒れ0点に。
4回裏、1死3塁からワイルドピッチで1点。中京が先制。1−0
5回裏、2死1塁から2番伊藤がレフトポールに当たる2ランホームラン。3−0
6回裏、1死1,2塁から7番市川のレフトライナーをレフトが頭を抜かれて2点タイムリー3ベース。8番桑田の2ゴロの間に1点。6−0
7回裏、ピッチャー交代、伊波。
中京が快勝。桑田が完封して2回戦進出を決めました。

総評

3回までは浜松開誠館の松井投手、中京の桑田投手。お互いに持ち味を発揮し、0−0でスタート。
4回裏に浜松開誠館の松井投手が制球を乱し、四球のランナーをワイルドピッチ2つで返す形で先制を許すと、5回には伊藤選手に2ランを浴びて3−0。6回裏には市川選手のレフトへの強い当たりをレフトが頭を越されてしまって2点入り、内野ゴロの間の1点で6−0となり勝負が決まった形になりました。
浜松開誠館としては3回表に相手の2つのミスで1死1,2塁となり、1番2番というところで抑えられたのが痛かった。最後まで桑田投手を捉えられませんでしたね。3安打ではどうしようもありません。
桑田投手はまっすぐは常時130km台。ただ、変化球を操るのが上手く、緩急を活かして試合を作りました。11奪三振は立派。打線はヒットこそ7本でしたが、効果的に長打が出て6点を奪って桑田投手を助けました。
勢いに乗れそうな勝利。宇治山田商戦も打線がしっかりと援護をして優位に戦いたいですね。
お互いのキャッチャー、大迫選手、田邊選手がセカスロで1.8秒台をマーク。肩の強さが光りました。

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