7月23日にパロマ瑞穂球場で行われた第1試合、大同大大同−中部大春日丘の観戦記です。
ベスト8を掛けた5回戦。大同大大同はこの代は秋・春に県大会へ進めなかったのですが、ここまでいい勝ち方を見せて上がってきたのでどんなチームか見てみたくて観戦しました。

大同大大同
0000000|0 H1 E0
000116X|8 H12 E2
中部大春日丘
(7回コールド)

大同大大同
渡辺(1)、吉岡(15)、南山(18)−宮島
中部大春日丘
角野(10)、塩崎(1)−比嘉門

投手成績
大同大大同
渡辺 5回2/3 71球 被安打9 四死球2 三振1 失点6
吉岡 0/3 10球 被安打2 四球0 三振0 失点2
南山 1/3 4球 被安打1 四球0 三振0 失点0

中部大春日丘
角野 4回 49球 被安打0 四球2 三振4 失点0
塩崎 3回 42球 被安打1 四球1 三振3 失点0

(出場選手)
大同大大同
7谷口(19) 5竹内 3柿木 8山羽 9迫間 4青木 6平澤(16) 2宮島 1渡辺→1吉岡(15)→1南山(18)
中部大春日丘
2比嘉門 6堀 9小島 3阪野 4高橋 5佐々木 8椙山 1角野(10)→H稲本(20)→1塩崎(1) 7犬飼歩

(試合経過)
4回裏、先頭の5番高橋がソロホームラン。中部大春日丘が先制。1−0
5回表、ピッチャー交代、塩崎。
5回裏、1死から1番比嘉門が3ベース。2番堀のスクイズが成功。2−0
6回表、2死から3番柿木がチーム初ヒット。更に暴投とエラーで2死1,3塁となるも、1塁ランナーの盗塁失敗でチャンスを逃す。
6回裏、2死満塁から9番犬飼歩の走者一掃の3点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、吉岡。1番比嘉門がタイムリー。2死2塁から2番堀がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、南山。2死2塁から3番小島がややラッキーなタイムリー2ベース。この回打者一巡で6点。8−0とコールド圏内に。
中部大春日丘がコールドで快勝。2年連続のベスト8進出を決めました。

総評

3回までは0−0の展開。中部大春日丘がチャンスを作りながらも、大同大大同の渡辺投手が何とか踏ん張る展開。牽制の上手さも光りました。それでも4回に高橋選手のホームランで先制すると5回には比嘉門選手の3ベースからスクイズで2点目。
長打を活かす形で中部大春日丘が徐々にペースを掴んで前半が終了。
6回裏は2死走者なしから打線がつながって6点。一気にコールド圏内まで持っていった形に。角野投手も133kmをマークしましたし、塩崎投手も138km。投手力も高いですし、打線も積極的に打っていく姿勢とスクイズ等も決める上手さもあって得点力が高い。2006年の最も甲子園に近づいた世代に似た強さを持っているチームですね。今年は組み合わせ的にもチャンスがありそうで悲願達成なるか。ベスト8以降の戦いも注目です。
大同大大同は3回、4回にエラーや四球絡みでチャンスを掴みましたし、5回までは食い下がってチャンスもありそうな状況でした。6回の盗塁失敗はもったいなかったですが、足を使って崩さないと難しいという判断もあったんでしょうね。
南山投手は2年生ですが力がありそうでした。エースの渡辺選手や谷口選手、宮島選手も良さそうでしたので秋以降も注目したいです。

ピックアップ選手等はこちら