7月15日に小牧球場で行われた第1試合、岡崎工科−松蔭の観戦記です。
1回戦を勝ったチーム同士の2回戦。公立校同士ですが、期待通りの好ゲームとなりました。

岡崎工科
0200010002|5 H6 E0
0000000031|4 H11 E2
松蔭
(延長10回タイブレーク)

岡崎工科
加藤(1)、原田(19)−片桐
松蔭
恒石(6)、近藤(3)−櫻木

投手成績
岡崎工科
加藤 9回 127球 被安打10 四球(2) 三振4 失点3
原田 1回 5球 被安打1 四球0 三振0 失点1(自責点0)

松蔭
恒石 6回 91球 被安打3 四球6 三振1 失点3(自責点2)
近藤 4回 60球 被安打3 四球4 三振1 失点2(自責点0)

(出場選手)
岡崎工科
4江口 5長谷川 2片桐 3上萩 7永井(10)→9木林(9) 8中谷 9山本(16)→7→R星野(7)→7川元(20) 1加藤→H村山(15)→1原田(19) 6大木→H太田(13)→R清水(17)→6工藤(14)
松蔭
8榎宮 6小林(5)→5 9浅野(1)→3 3近藤→1 7矢野→H富田(11)→7 2櫻木 1恒石(6)→6 4山田→H串田(12)→4石井(14) 5川路(16)→9古賀(9)

(試合経過)
2回表、無死1塁から5番永井のライト前のフライをライトが突っ込んで取れずに後ろにそらしてタイムリー3ベースに。1死3塁から7番山本のスクイズ成功。岡崎工科が2点を先制。2−0
6回表、2死1,2塁から8番加藤のところでエンドランを仕掛け、これがタイムリーに。3−0
7回表、ピッチャー交代、近藤。
9回裏、代打の富田から3連打で無死満塁。代打串田がライト線に落ちる2点タイムリー2ベース。無死2,3塁からスクイズが空振りとなり3塁ランナーがアウト。1死3塁から9番古賀のスクイズが成功(記録野選)。3−3の同点に。
9回で決着がつかず、延長タイブレークに突入。
10回表、バント失敗、ライトフライで2死1,3塁。9番工藤の速い3ゴロを取れず、記録2点タイムリー2ベースに。岡崎工科が2点を勝ち越し。5−3
10回裏、無死1,2塁から犠打で1死2,3塁か。3番浅野がタイムリー。1死1,3塁から4番近藤の1ゴロが3−6−3のゲッツーとなり、試合終了。
岡崎工科がタイブレークを制して3回戦進出を決めました。

総評

ヒット数が物語るように、松蔭は互角以上に押す展開。ただ、ツキが無いのと、岡崎工科の好守に阻まれて終盤まで無得点。ただ、打撃の内容は悪くなく、それが結実したのが9回裏。3年生が突破口を開き、2年生がつないで2点を返して尚も無死2,3塁。ここでスクイズの選択は・・・。個人的には打っていってほしかったですね。無死2,3塁。スクイズ決まって尚も1死3塁と計算したくなるのですが、こういう場面でのスクイズはハードル高い。押せ押せでしたし、打っていってアウトになってからのスクイズ選択でも良かったと思うんですよね。
それでも1死からスクイズが決まって同点。尚も1死1塁から松蔭の1塁ランナーの古賀選手は抜群のスタートで2塁をセーフ、と思ったらアウトの判定。普段アウトセーフの判定は言わないようにしていますが、勝負どころでのこの見極めはしっかりとしてほしかった。完全に足が入っていたので・・・。松蔭としては痛恨の判定でした。
タイブレークはどちらもバントから。タイブレークのバント選択は無くならないですね。岡崎工科もタイムリーが出たから良かったですけどあわや0点でしたし、松蔭も1点止まりに。言い続けます。タイブレークでのバントは愚策です。
終盤もつれましたが試合としては岡崎工科の勝つ流れでした。守備力と投手の四球の差。これがこの試合では岡崎工科が上回っていました。松蔭の投手陣は合計10個の四球。これは多すぎました。
あと、守備での球際。ここを磨いてほしいですね。岡崎工科は球際が強かった。特にサードの長谷川選手は何度もファインプレーをしてチームを救いました。
松蔭はスタメンのうち4人が2年生。新チームは強みを発揮出来そうです。この悔しさを糧に秋は県大会を目指してほしいですね。
岡崎工科はあと1本がなかなか出ずに得点を重ねられませんでした。チャンスでの畳みかけをしたいですね。

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