ケイコ目を澄ませて
「ケイコ 目を澄ませて」を観てきました。

(あらすじ)
生まれつきの聴覚障害により両耳とも聞こえないケイコ(岸井ゆきの)は、下町の小さなボクシングジムで日々練習に励んでいた。彼女はプロボクサーとしてリングに立ち続けながらも、心中は不安や迷いだらけで、言葉にできない葛藤を募らせていた。「一度、お休みしたいです」とジムの会長(三浦友和)宛てにつづった手紙を渡せずにいたある日、彼女はジムが閉鎖されることを知る。

聴覚障害者のケイコさんのボクシングを通して生活する世界を描いた映画。
ケイコさんの世界を極力再現しようと描いているのが特徴。そのうえで、こういう映像作品で良くある自分の心情を語らせることもせずに映像化をしているので、演技で読み取るしかなく、そこがいいところ、悪いところ、両面あったと思います。
岸井ゆきのさんの演技は良かったと思います。ただ、映画としては割と平坦で、あえて感動を描こうとしていないので、自分のようにドラマを求めてしまうとダメなんでしょうね。
それでも耳が聴こえないというのは普通に生活するのも大変なんだな、と改めて感じる映画でした。

☆は3つで。