4月21日に小牧球場で行われた3回戦、愛知黎明−一宮西の観戦記です。
勝てばベスト8、夏のシード権が手に入る重要な大会。一宮西がどこまで食らいつけるかに注目して観戦しました。

愛知黎明
000500011|7 H10 E1
100000100|2 H6 E1
一宮西

愛知黎明
大野−山口
一宮西
坂崎−長谷川

投手成績
愛知黎明
大野(1) 9回 119球 被安打6 四球0 三振5 失点2
一宮西
坂崎(1) 9回 132球 被安打10 四球1 三振2 失点7

大野投手は右のオーバーハンド。MAX132kmくらい。序盤は丁寧に投げている印象で7回からギアを上げた印象。
坂崎投手は右のアンダーハンド。MAX114km。コントロールが安定していて、低めを丁寧に突く投球。完成度の高いアンダーハンド。高低はあまり使わない。

愛知黎明
6大宮 8林 1大野 3村瀬 7鈴木(17) 2山口 5田中 9片出 4松原
一宮西
4八木 6新村(17) 5松本成 2長谷川 3中村 9落合 1坂崎 7脇田→H横井(6)→7 8赤塚

(試合経過)
1回裏、2死1塁から4番長谷川のタイムリー2ベース。一宮西が先制。
4回表、1死2、3塁から5番鈴木のレフト線に落ちる2点タイムリー2ベース。6番山口がタイムリー2ベース。7番田中のセンターオーバータイムリー3ベース。更に8番片出のスクイズで加点。5−1
7回裏、2死1、3塁からダブルスチール成功。5−2
8回表、無死1,3塁から6番山口の犠牲フライ。6−2
9回表、1死から1番大宮がライトポールを巻くソロホームラン。7−2
愛知黎明が勝って夏のシード権獲得。


愛知黎明は前日違う投手とはいえ、愛工大名電がアンダーハンドのピッチャーに苦戦していたのでどうやって攻略するかな、と注目しましたが、しっかりと振ることで、個々で突破する、そんな感じに見えました。
ただ、正直、ラッキーなヒットも多く、捉えた打球というのは3本くらい。でもこれは坂崎投手を褒めるべきかな。失投も少なかったですし。

大野投手は完投を意識して、あまり力を入れてなかった印象。それでも抑えられると踏んだんでしょうね。

サイドノックの時に正面の打球を逆シングルで受けるという変わったこともしていました。まだまだ金城監督の色が出ているということはないでしょうが、徐々に浸透していってチームが変わっていく可能性もありますし、楽しみですよね。

一宮西は初回に先制して、3回まではリード。やはりここまで勝ち抜いてきたのは伊達じゃないと感じました。
3番松本成、5番中村選手は公立と思えない体のでかさでしたし、打球も3,4,5番は強い打球がありました。
外野守備がバタバタしたのは公立高校の宿命ですけど・・・。夏までに坂崎投手を助けられるレベルになりたいですね。