3月31日に刈谷球場で行われた第3試合、愛産大三河−岡崎工の観戦記です。
県大会&全三河出場は決めている同士の対戦。勝った方が県大会のシードが取れる試合。岡崎工の好投手柵木投手がどこまで投げられるかに注目して観戦しました。

愛産大三河
00274|13 H12 E0
02000|2 H4 E0
岡崎工
(5回コールド)
愛産大三河
宮下、栗田−櫻井
岡崎工
柵木、西岡、杉浦−山田

投手成績
愛産大三河
宮下(11) 4回 63球 被安打4 四球3 三振3 失点2
栗田(20) 1回 15球 被安打0 四球1 三振0 失点0
岡崎工
柵木(10) 3回2/3 84球 被安打4 四死球7 三振3 失点7
西岡(1) 1回 28球 被安打8 四球1 三振0 失点6
杉浦(11) 1/3 5球 被安打0 四球0 三振0 失点0

宮下投手は左のスリークォーター。まっすぐはそんなに速くない。長打を浴びてからはボールが先行していました。慎重になるのは分かりますが、自分で苦しくした感じでしたね。
栗田投手は右のスリークォーター。
柵木投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。序盤は球威で押しこんでいましたが、3回くらいからボールが抜けだして、修正がなかなか出来なくなりました。
西岡投手は右のサイドハンド。かなりクロスして投げます。まっすぐはあんまり速くない。
杉浦投手も右のサイドハンド。

(出場選手)
愛産大三河
3伊藤 4小島→4岡田 9石原 6上田(1) 2櫻井 8田村→8桑鶴 5鈴木(6) 7志村 1宮下(11)→H梅村→1栗田(20)
岡崎工
8野々山 5浦田 3上山 9渡瀬 2山田 6近浦 4土谷 1柵木(10)→1西岡→杉浦 7松本

(試合経過)
2回裏、2死2塁から9番土谷が2ランホームラン。岡崎工が先制。
3回表、1死2、3塁から4番上田が2点タイムリー。同点。
4回表、2死1、2塁から2番小島がタイムリー。2死満塁からワイルドピッチで1点。2死満塁でピッチャー交替、西岡。押し出し四球。6番桑鶴が2点タイムリー。更に2死2,3塁から7番鈴木が2点タイムリー。9−2
5回表、2死1、2塁から4番上田が2点タイムリー 2ベース。5番櫻井、6番桑鶴の連続タイムリー。2死1,2塁でピッチャー交替、杉浦。13−2
愛産大三河が勝ちました。
愛産大三河でまずは上田選手がショートに入っていたのに驚きました。外野か1塁って感じだったので・・・。
ショートとしては1つ2塁よりに来た打球をさばけずセンターに抜けたのがありましたが、取ってからの肩は抜群。
動きそのものは悪くないと思いましたが、上背もあるせいかやや腰高に感じる部分がありました。ピッチャー以外の時はショートで行くのか分かりませんが、その姿勢は買いですよね。

打つ方は2打数2安打2四球。勝負された場面ではきっちりと打つ当たりさすがですね。ちょっとものが違う感じです。県大会での活躍も楽しみ。

他に目立ったのは2番の小島選手。スイッチヒッターなのですが、初回はバント指示もあってか、左ピッチャーなのに左打席。そこできっちりと決めると、今度は右打席で3打数3安打。バントヒットもありました。こういうバッターが2番にいるとチームは強いですよね。

春はシードをきっちり取れるかどうかが大事。チーム力は上がっているように感じました。

岡崎工は秋に見た好左腕柵木投手が先発。球威はありましたが突然崩れる感じも出てしまいました。新2年生ですので、これから改善もあるかとは思いますが・・・。球威そのものは強豪校にも通用するものを持っていますので、県大会でも活躍を期待したいところ。

7番の土谷選手のホームランはレフトスタンドへ見事でした。2打席目は逆方向にヒットと素晴らしいセンスを感じます。秋は3番だったので、元々は中軸バッターなんでしょうね。