3月27日に一宮球場で行われた尾張地区2次Tの佐織工−小牧南の観戦記です。
勝てば県大会出場が決まる試合。小牧南の好投手、安藤投手に注目して観戦しました。

佐織工
000000010|1 H3 E3
10130000X|5 H12 E2
小牧南

佐織工
奥村、小笠原−石川
小牧南
安藤−池田悠

投手成績
佐織工
奥村(1) 4回 82球 被安打9 四球1 三振3 失点5
小笠原(5) 4回 55球 被安打3 四球1 三振2 失点0
小牧南
安藤(1) 9回 131球 被安打3 四球3 三振9 失点1

佐織工の奥村投手は右のスリークォーター。フォームはオーバーハンドのような感じでひじが低いタイプ。まっすぐはそこそこ。コントロールはいいタイプ。
小笠原投手は右のアンダーハンド。まっすぐは速くないですが、コントロールが良く、ボールの出し入れが出来る。アンダーとして完成度が高い。クイックも出来ています。
安藤投手は右のオーバーハンド。ひじが上から出てくるタイプ。フォームが大きくまっすぐで空振りが取れる。まっすぐはなかなか速い。フォームのせいもあるけどゆったりと投げてテンポは遅い。

(出場選手)
佐織工
6田中 9中野 2石川 3森 4稲熊カナメ 5小笠原→1 7笠木 8稲熊渉(10) 1奥村→5夏川(12)
小牧南
6松井 4平林 3堤 1安藤 2池田悠 8坂崎 9国本 7林→R杉田(11)→7 5日比野

(試合経過)
1回裏、2死3塁からワイルドピッチで1点。小牧南が先制。
3回裏、2死1、3塁から5番池田悠がタイムリー2ベース。2−0
4回裏、2死満塁から3番堤が走者一掃の3点タイムリー2ベース。5−0
8回表、1死3塁からワイルドピッチで1点。5−1
小牧南が勝って県大会進出を決めました。
佐織工はチームとしてスイングをしっかりとしてきます。4番の森選手の大きなスイングはそれこそ西武の森選手みたいな感じ。
安藤投手のような好投手を崩し切れませんでしたが、4回に2度投球前の飛び出しでアウトになっても、ベンチからは意識付けが出来た、と言っていたように、しっかりと一貫した野球をやっているな、という印象を受けました。

小笠原投手はものすごい球を投げるわけではないのですが、それでも工夫と努力で抑えられるという見本のようなアンダーハンド。試合としては完敗でしたが、チームとしては僕は好きですし、これから更に強くなる可能性を感じました。

小牧南の安藤投手は秋に見て以来。球威で押せますし狙って三振も取れるピッチャー。あえてそうしているとは思うのですが、もう少しテンポ良く投げることを考えてもいいかな、とは思いました。
安藤投手は4番で打撃でも3安打と素晴らしいですし、チームの中心として引っ張っていっていますね。

県大会でも勝てる投打の力を持っていますし、安藤投手は順調にきていると思います。夏に向けて故障に気をつけて頑張ってほしいですね。