3月25日に享栄Gで行われた長久手−東郷のブロック2位決定戦の観戦記です。
東郷の金子投手は投げているところを見たことが無かったので、彼が投げることを期待してこの試合を観戦しました。

長久手
003000200|5 H7 E1
20432000X|11 H14 E6
東郷

長久手
藤田、宮崎、的野、伴野−田中
東郷
金子、小林−木村

投手成績
長久手
藤田(3) 3回1/3 82球 被安打8 四死球4 三振0 失点9
宮崎(13) 2/3 22球 被安打2 四死球3 三振0 失点2
的野(11) 2回 41球 被安打2 死球1 三振1 失点0
伴野(10) 2回 42球 被安打2 四死球3 三振4 失点0
東郷
金子(1) 6回 102球 被安打5 四球3 三振12 失点3
小林(11) 3回 56球 被安打2 四球1 三振2 失点2

藤田投手は右のオーバーハンド。がっしりした体格で上背もあり。まっすぐはそこそこ。
宮崎投手は左のサイドハンド。スピードは無く変則さで打たせて取るタイプ。
的野投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。カーブを多く使って緩急を見せる。
伴野投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。スライダーが多め。切れはあります。
金子投手は見たかったピッチャー。がっしりとした体格でまっすぐはまぁまぁ速い。左のオーバーハンドでコントロールも安定していて将来性のあるサウスポー。
小林投手は右のスリークォーター。サイドのような動きをしながらひじは上から出てくるタイプ。まっすぐはそこそこ。ゴロアウト多め。

長久手
4横山 9木本 2田中 5花本 1藤田(3) 6小林 3宮崎(13)→1→H長谷川(12)→1伴野(10)→H金沢 7川本 8柳沢→H木村→8
東郷
5柴田 3横井 6小野 2木村 1金子→9 9岩崎→7 7中野→1小林 8小島 4田辺

(試合経過)
1回裏、1死1塁から3番小野のタイムリー3ベース。4番木村の犠牲フライ。東郷が2点先制。
3回表、1死1、2塁から3番田中のライト線に落ちる2点タイムリー3ベース。4番花本の2ゴロの間に1点。長久手が逆転。3−2
3回裏、1死1、3塁からワイルドピッチで1点。1死2塁から4番木村、5番金子が連続タイムリー2ベース。6番岩崎がタイムリー。東郷逆転。6−3
4回裏、1死2、3塁から4番木村のショートゴロエラーで1点。尚も1死2、3塁から5番金子が2点タイムリー。ここでピッチャー交替、宮崎。9−3
5回裏、無死満塁から押し出し四球。ここでピッチャー交替、的野。4番木村の犠牲フライ。11−3
7回表、1死1、3塁から牽制エラーで1点。2死2塁から8番川本の強いサードゴロをそらし記録タイムリーエラー。11−5
東郷が勝って2次進出を決めました。
長久手は2回に先頭の花本が2ベースのあと、相手のインターフェアで無死1,2塁のところから三者三振を食らったところで、正直厳しいな、と思いましたが、それでも3回に少しラッキーな当たりでライト線に落ちるタイムリー3ベースと詰まった内野ゴロで1点を取って逆転をしたところは見事でした。2回以降は毎回ランナーを出して金子投手を苦しめたのですが、要所で三振。これは金子投手が一枚上だった、ということですから仕方ないですよね。

それでも相手ピッチャーが変わった7回に2点取ってコールドを回避出来たことは良かった。

エースが投げなかったので力の感じが分からないのですが、3番手の的野投手、4番手の伴野投手が好投。追加点を許さなかったのは収穫ですよね。この経験を夏につなげたいところですね。

東郷は投げているところを初めて見た金子投手が素晴らしかった。やっぱりものが違うな、と感じるピッチング。
県大会に進んだらかなり話題になりそうな投手ですね。
ショートで主将の小野選手が動きの良さ、スピードもありますし楽しみな選手だな、と感じました。上でやれるレベルですよね。
チームとしてはエラーがちょこちょこ出て、コールドで勝ち切れなかったなど、反省点も見られる試合でした。ただ、投打にレベルが高いですし、2次で勝ち進んだら県でも楽しみなチームになりそうです。

ベンチからの声も的確だな、と感じました。いい指導を受けていそうなチームですね。