11月18日に熱田球場で行われた1年生大会の決勝戦、愛工大名電−中京大中京の観戦記です。

愛工大名電
0010000|1 H6 E1
4020002|8 H11 E3
中京大中京
(7回コールド)
愛工大名電
中西、新美−二村
中京大中京
高橋宏−印出

投手成績
愛工大名電
中西(1) 3回2/3 71球 被安打8 四球2 三振1 失点6
新美(7) 3回 46球 被安打3 四球3 三振1 失点2
中京大中京
高橋宏(1) 7回 105球 被安打6 四球0 三振3 失点1

中西投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。小柄で東(現DeNA)タイプ。カーブを使って緩急をつける。
新美投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。
高橋宏投手は右のスリークォーター。まっすぐはなかなか速い。緩急が少なくスピードの割に空振りが取れないタイプ。

愛工大名電
6佐藤 4小野 8青山 2二村 3水野→H藤本→3 9大石歩 7松本(16)→1新美(7) 5勝野 1中西→7
中京大中京
8西村 5吉田 6中山 2印出 7南谷 4中島 3原田 9前田 1高橋宏

(試合経過)
1回裏、1死1、3塁から4番印出が弾丸ライナーでセンター横にぶちこむ3ランホームラン。更に2死2塁から7番原田がタイムリー。中京大中京が4点先制。
3回表、無死満塁から2番小野のゲッツーの間に1点。4−1
3回裏、無死1塁から4番印出がフェンス直撃のタイムリー2ベース。5番南谷がタイムリー。6−1
4回裏、2死1、2塁でピッチャー交替、新美。
7回裏、無死1塁から6番中島がタイムリー2ベース。1死1、3塁から9番高橋の犠牲フライでコールド成立。
中京大中京が1年生大会優勝。
名電は前回みた時と4番、5番が違う選手で、その時4番だった勝野選手は8番。色々このあたりは打順をいじるのが、夏のチームから多いですね。
この日の中西投手は初見でしたが、左というのを差し引いても球威的には物足りなかった。もちろん、水準にはありますが、名電のこれまでの左腕エースに比べると・・・。ここからの成長に期待ですね。
その分、打って返したかったところですが、高橋宏投手の前に沈黙。2つ走って印出選手に刺されたのも響きました。
この日は完全に力負けでしたが、ここから来年の秋に向けての成長でまた変わってくると思います。経験を活かしたいですね。

中京大中京は印出選手の攻守に渡る活躍が光りました。ホームランは弾丸ライナーであっという間にセンター横に入る打球。2打席目もセンターオーバー。センターに強い打球が光りました。
チーム全体的に、鋭いスイングが目立ちました。ただ、これが2年になると影をひそめることが多いのが中京大中京のこれまでの特徴。来年の夏、秋に見た時に良くなっていればいいんですけどね。

高橋宏投手にしても、現時点では球威で押せていますが、結構この秋に登板していますし、こういう影響が来年以降に悪く出ないことを祈りたいですね。

中山選手を中心に内野はさすがの動き。選手個々はレベル高い。一冬越してどうなるか、楽しみにしたいですね。

しかし、この試合はスタンドからの中京大中京ファンの声が気になって気になって・・・。別にスタンドから声をかけるのが悪いとは言いません。が、メガホンで常にいい続けるというのは、周りにも迷惑ですし、選手、関係者も困ると思うのでやめてほしいですね。