7月16日にパロマ瑞穂球場で行われた3回戦、丹羽−至学館の観戦記です。
シード校至学館に対して丹羽がどう挑むか、至学館自体見たことが無かったので、どういうチームかも見ながらの観戦でした。

丹羽
20000|2 H4 E2
2064X|12 H8 E0
至学館
(5回コールド)
丹羽
河野、古田、大倉−村上
至学館
笠川−牧山

投手成績
丹羽
河野(8) 2回0/3 59球 被安打1 四球4 三振0 失点5
古田(10) 1回2/3 44球 被安打6 四死球2 三振2 失点7
大倉(6) 1/3 11球 被安打1 四球1 三振0 失点0
至学館
笠川(1) 5回 70球 被安打4 四球2 三振5 失点2

河野投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。立ち上がりボール高かったですが、力はありました。
古田投手は右のサイドに近いスリークォーター。まっすぐはまぁまぁ。まっすぐで空振りを取る切れがありました。
笠川投手は右のオーバーハンド。夏の甲子園に出た時のエース、岩田投手に姿形は似ています。ボールはまっすぐがかなり速く、力のある本格派のピッチャー。楽しみなピッチャー。

丹羽
6大倉 9酒井 1河野 3稲垣 7鈴川 5高橋 4古田 2村上 8畝本
至学館
6清水唯 8竹内 4中根 1笠川 5清水瑤 2牧山 3伊藤 9富田 7菊池

(試合経過)
1回表、2死2塁から4番稲垣がタイムリー。5番鈴川がセンターオーバーのタイムリー2ベース。丹羽が2点先制。
1回裏、無死満塁から4番笠川のところでスクイズ成功。1死2、3塁から5番清水瑤のショートゴロの間に1点。2−2
3回裏、無死1、3塁から4番笠川のところでスクイズ成功。(記録野選)ここでピッチャー交替、古田。無死1、2塁から5番清水瑤がタイムリー。無死2、3塁から6番牧山がスクイズ成功。1死3塁から佐野の2ゴロをタイムリーエラー。2死1塁から9番菊池がタイムリー2ベース。2死1、2塁から2番竹内のポテンタイムリー。8−2
4回裏、2死2、3塁から代打村瀬がライトへ3ランホームラン。2死1塁でピッチャー交替、大倉。2死2塁から代打鈴木がタイムリー。12−2
至学館がコールドで大勝。
丹羽は初回に2点先制。笠川投手の速い球にも負けないスイングを見せ、力のあるチームだな、と思いました。
もったいなかったのは、外野守備が深すぎて、前に落ちていたところ。強豪私学、至学館、というところで、後ろに下げたと思いますが、投手陣はそんなに打たれていなかったし、もう少し柔軟に対応できていれば・・・。

鈴川選手は外野に入っていましたが、登板はなく、4回守備の途中で交替。故障があったのかも知れません。楽しみな選手だっただけに残念。上でやってほしい選手なので、続けてほしいですね。

大倉選手は最初にエラーが出てしまいましたが、守備はやっぱり上手いな、と思わせてくれました。彼も上で続けてほしいです。

古田投手は、去年の秋に見た時に、周りから守られている印象があったのですが、この日はセカンドからマウンドにあがり、ショートにも入る大車輪の活躍。秋からはエースになるでしょうし、ボールに力があったので、活躍を期待したいです。

至学館は、負けない野球というか、嫌らしい野球を相変わらずやります。この日も相手の投手を崩すためか、待球作戦。スクイズ多用。初回も攻撃として、4番にスクイズって相手も前進してないのに、と思いましたが、きっちり同点に持って行くあたりがさすがなんでしょうね。
外野の守備位置は上手いし、野球の質の高さはさすが。8番富田選手、9番菊池選手と1年生もヒットを放ち、選手層の厚さを見せました。
代打で出てきた2年生の村瀬選手が合わせただけに見えた打球がライトスタンドへ。身体もでかいし、楽しみなスラッガーです。

笠川投手はかなりの球を投げていますし、上でもやれるピッチャー。この先上位のチームにどこまで投げられるかも楽しみですね。