7月15日に小牧球場で行われた第3試合、中村−瑞陵の観戦記です。
名古屋の県立同士の一戦。中村は現チーム初でしたので、どんなチームか楽しみにして観戦しました。

中村
110013000|6 H10 E0
101000020|4 H9 E3
瑞陵

中村
有田、岡田−松本
瑞陵
中村、齋藤−川合

投手成績
中村
有田(10) 6回 88球 被安打6 死球1 三振3 失点2
岡田(11) 3回 53球 被安打3 四死球3 三振1 失点2
瑞陵
中村(10) 5回 95球 被安打6 四死球4 三振4 失点3
齋藤(1) 4回 53球 被安打4 三振4 四死球3 失点3

有田投手は右のスリークォーター。サードへクロスして投げてきます。まっすぐはそこそこ。コントロールはいい。
岡田投手は右のオーバーハンド。2年生。カーブに特徴があり、まっすぐはまぁまぁ。
瑞陵の中村投手は右のオーバーハンド。2年生。小柄ながら勢いのあるボールを投げ込みます。まっすぐはなかなか。
齋藤投手は右のオーバーハンド。テイクバックが大きいフォーム。MAX131km。

中村
4加藤 7平山 5浅野 2松本 8原 6寺沢和 3寺澤友 1有田(10) 9小塚
瑞陵
9長瀬 7吉村 6田邉 3牡丹 5堀尾 4村上 2川合 1中村(10) 8水谷

(試合経過)
1回表、2死2、3塁から2塁への牽制エラーで3塁ランナーホームイン。中村が先制。
1回裏、無死2塁から2番吉村がタイムリー。同点。
2回表、1死3塁から8番有田がタイムリー。中村が勝ち越し。
3回裏、1死2塁から2番吉村がタイムリー2ベース。2−2
5回表、1死満塁から6番寺沢和のところでスクイズ成功。中村が勝ち越し。3−2
6回表、1死1、2塁からバント処理でタイムリーエラー。1死2、3塁から3番浅野が2点タイムリー。6−2
8回裏、1死満塁から代打古閑がセンター前に落ちるタイムリー。1死満塁から7番川合の犠牲フライ。6−4
中村が勝ちました。
名古屋の県立同士の一戦。飛び抜けた選手はいない。お互いにいいプレーもミスもある。それでも死力を尽くして戦う姿に、いいチームだな、と両方が思える試合でした。

勝敗を分けたのはやっぱりミス。6回表に1死1,2塁からピッチャー前のバントで齋藤選手が転んでしまい、転びながらボールを取って1塁に投げたのが悪送球になって、2塁ランナーが生還。その直後に3番浅野選手の2点タイムリーが飛び出して、これが決勝点になりました。
それでもその後の7回表、8回表と駄目押しのチャンスを作るも、瑞陵の斎藤投手が踏ん張り、味方が8回裏に反撃し、最後まで分からない試合に持ち込んだのは見事でした。

中村高校は上位打線が好調。バントも上手く絡めつつ、チャンスを作っていました。4番主将でキャッチャーの松本選手を中心にまとまっているいいチームですね。
ノーエラーは見事でした。

瑞陵は2番の吉村選手のいいスイングが目立ちました。チャンスは確実にものにしていたんですけどね・・・。
中村投手は力のあるボールで、秋以降楽しみなピッチャー。この経験を活かしてほしいですね。