4月29日に阿久比球場で行われた第3試合、日福大付−東海南の観戦記です。
東海南は現チームを見るのは初めて。県大会に進んだチームですしどんなチームか見るのを楽しみに観戦しました。

日福大付
010001030|5 H13 E1
110000000|2 H9 E0
東海南

日福大付
榊原−小林
東海南
桂川、岩川−古野

投手成績
日福大付
榊原(1) 9回 130球 被安打9 四球3 三振6 失点2
東海南
桂川(11) 6回 79球 被安打8 四球0 三振3 失点2
岩川(1) 3回 57球 被安打5 四球2 三振3 失点3

榊原投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。勝負どころでインコースを使って詰まらせるコントロールがあり、幅のある投球が出来るピッチャー。
桂川投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。変化球でカウントが取れる分安定感があります。
岩川投手は左のオーバーハンド。小柄ですが、まっすぐはまぁまぁで勢いのあるボールが持ち味。球威で押し込んで打ち取るタイプ。

スタメン
日福大付
7籾山 3大野 5鳥越 2小林 1榊原 9前田(18) 4水向 6吉戸 8横山
東海南
2古野 9田島 3竹本 6小久保 7折上 8太田 4山本 1桂川(11) 5佐藤

(試合経過)
1回表、2死3塁から4番小久保がタイムリー内野安打。東海南が先制。
2回表、1死2塁から7番水向がタイムリー2ベース。1−1
2回裏、2死3塁から9番佐藤がタイムリー。2−1
6回表、1死3塁から6番前田がタイムリー。2−2
8回表、1死2、3塁から5番榊原がタイムリー2ベース。2死2、3塁から7番水向が1塁強襲タイムリー。8番吉戸がタイムリー。日福大付が勝ち越し。5−2
日福大付が勝ちました。
日福大付は現在の監督さんがいらしてから、急速に力をつけてきています。選手も増えていますし、知多地区では中心になっていくかもしれないチーム。
チーム全体に振る力がついていると思いましたし、強い打球も多かった。野球そのものはオーソドックスですけど、3,4,5番には信頼を置いているのか、ノーアウトのランナーで打たせていましたね。
1年生も多く入ったようで、いい競争をして夏に向かってほしいですし、秋以降も注目したいチームです。

東海南は現チームは初めて見ました。積極的に足を使ってランナーを進めて、しぶとい打撃でランナーを返す。1,2回の攻撃はそういう形で、チームとしての姿勢が見て取れました。強いチームを倒すにはこういう野球、というのが見えましたね。
また、3回は1死2塁で4番小久保選手のヒットで、ホームは微妙でしたがコーチャーが回す(結果はアウト)。7回は逆に1死2塁でコーチャーが止める。結果だけではなくて、判断は僕は的確と思いました。最初のアウトもちょっとそれたらセーフでしたし。サードコーチャーがきちんと仕事するのも大きな戦力ですからね。本番までに磨いてほしい。
守備でも素晴らしいプレーを連発。とにかく球際に強さがありました。普段から一球を大事に練習、試合に取り組んでいるのかなって感じられました。
試合としては7回裏、1死満塁で2番3番が倒れたこと。これがポイントになりました。2番田島選手が四球の後の初球を狙っていくのも正解でしたし、そこへインコースの強いボールを投げ切った榊原投手が見事でした(結果2飛)。結果はあくまでも結果。いい勝負でした。

あくまでも僕の好みってのもありますが、東海南はいい野球をやるチームだな、と感じました。西春や安城、富田等に通じます。夏も機会があったら見てみたいですし、今後にも注目したいチームです。