4月29日に阿久比球場で行われた第2試合、半田工−半田の観戦記です。
半田ダービーの1戦。春は県大会に出れた半田工、出れなかった半田。力の差はないと思ったので、どちらが勝つか楽しみに観戦しました。

半田工
00100000|1 H6 E2
10200104|8 H12 E0
半田
(8回コールド)
半田工
中村−山田
半田
筒井、新美−山盛

投手成績
半田工
中村 7回2/3 137球 被安打12 四死球8 三振3 失点8
半田
筒井 5回1/3 65球 被安打4 四球3 三振0 失点1
新美 2回2/3 39球 被安打2 四球0 三振2 失点0

半田工の中村投手は左のスリークォーター。まっすぐはなかなか。秋に見た時より球威はあがっているように感じました。四死球8が示すようにコントロールにやや苦しんだ印象ですが、全体的に左打者に苦しんだ印象です。
筒井投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。上背があって体格の良い投手。ひじが遅れて出てくるためかつまった打球が多かった。
新美投手は右のオーバーハンド。ストライク先行で打たせて取るピッチングが出来ていました。まっすぐはそこそこ。

スタメン
半田工
7樋江井 6赤井 3水野 8小原 4中田 2山田 5森田 9大橋 1中村(10)
半田
4榊原 2山盛 8竹内澪 9高橋 7竹嶌 3新美(1) 6青山 5竹内優 1筒井(11) 

(試合経過)
1回裏、2死1、3塁から5番竹嶌のタイムリー。半田が先制。
3回表、1死1、3塁から2番赤井のショートゴロの間に1点。1−1
3回裏、1死満塁から6番新美がタイムリー。返球が暴投になりもう1点。3−1
6回表、1死1、2塁でピッチャー交替、新美。ここは新美がしっかりと抑えます。
6回裏、2死1、2塁から5番竹嶌がタイムリー。4−1
8回裏、2死満塁から6番新美のショートゴロがイレギュラーして2点タイムリー。2死満塁から8番竹内優が2点タイムリー。コールド成立となり、半田が勝ちました。
半田工は秋にエースだった中村投手がこの日は背番号10で完投。ちょっと課題が見えた登板となりました。
毎回ピンチのピッチングで、最少失点では踏ん張っていたんですけどね。やっぱり四死球やエラーが絡んでいたので、このあたりをどうするか。しっかりと腕を振って、その上で上手く打たせる。これを心がけて夏に向かってほしいですね。
半田工はどんどんストライクを振るチーム。後半、新美投手に替わってからは追い込まれて打たされるケースが増えたので、いいピッチャー相手でも徹底してほしいですね。

半田は筒井投手が好投。テンポよく投げて5回まで53球で終えました。6回に2つ四球を連続で出して、疲れたかな〜と思ったところでスパッと交替。このあたりはタイミングも見事でした。
打つ方は前回見た時にいいバッターだな、と思っていた4番高橋選手が強い打球で連続ヒット。3打席目も痛烈な3塁ゴロ。で、4打席目、5打席目は四死球で歩く形。そうなると後続のバッターがカギになりますが、この日は5番竹嶌選手、6番新美選手がそれぞれタイムリーを2本ずつ放って、試合を優位に進めました。
こういう形が出来てきているのは大きいですね。
ショートの青山選手、センターの竹内澪選手の好守備も光りました。守備がしっかりしているので、リズムも良くなる。半田は好チームだな、と感じる所以です。
春県大会に出れなかった分、尾張本大会での頑張りも期待したいですね。