4月22日に小牧球場で行われた第1試合、誉−誠信の観戦記です。
夏大のシードを取った後の試合。今のチームは両チームとも初めてだったので、どういう力を持っているかも注目して観戦しました。


0005111|8 H14 E0
0000001|1 H5 E2
誠信
(7回コールド)

白石、小栗−林山
誠信
柴田、山口−柳沼

投手成績

白石(10) 5回 59球 被安打3 四死球2 三振3 失点0
小栗(1) 2回 36球 被安打2 死球1 三振4 失点1
誠信
柴田(1) 4回1/3 86球 被安打9 四球2 三振1 失点6
山口(3) 2回2/3 32球 被安打5 四球0 三振0 失点2

白石投手は左のスリークォーター。まっすぐはそこそこ速い。切れのあるまっすぐを投げ込みます。左投げ右打ちという珍しい選手。コントロールも安定している好左腕。3年生。
小栗投手も左のオーバーハンド。長身で角度のあるまっすぐを投げます。ややぎっこんばったんした投げ方。まっすぐはそこそこ速い。上から投げおろすフォームから変化球を投げるので、慣れていない相手からはかなり打ちにくそう。
柴田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。ひじが遅れて出るフォーム。コントロールが良く打たせて取るタイプ。
山口投手は左のサイドハンド。スリークォーターからも投げます。まっすぐはそんなに速くない。1塁側から角度をつけて投げる。元中日のバルデスに似ています。


9高木 6浅田(15) 5澤野 7吉田(19) 8舛井 3星山 2林山 1白石(10) 4内田
誠信
9落合 4鷲見 3山口 1柴田 2柳沼 6毛利 8内藤 5西野 7金村

(試合経過)
4回表、無死2塁から4番吉田が左中間に2ランホームラン。2死2、3塁から9番内田のタイムリー内野安打にエラーが絡み2者生還。更に1番高木がタイムリー2ベース。誉が5点先制。
5回表、1死満塁でピッチャー交替、山口。7番山口のタイムリー。6−0
6回表、2死2塁から3盗が悪送球を誘いそのまま生還。7−0
7回表、2死1、2塁から9番内田のタイムリー。8−0
7回裏、2死1、2塁から代打川端がタイムリー。8−1
誉がコールドで勝ちました。
誉は背番号10の白石投手が先発でした。久々に小栗投手が見れるかなーと試合前は思っているくらいだったのですが、白石投手もいい球を投げ込んでいてびっくり。同じサウスポーでタイプは違いますが、こちらも上で十分やれるピッチャー。覚えておきたいです。
小栗投手は、ちょっと上体に頼った投げ方。スムーズに身体を使って投げるってのが出来たら、とは思いますが、本人に合う合わないもあるでしょうし。ただ、角度がある分、相手から打ちにくいのは確か。まだまだこれからのピッチャーって感じです。

4番の吉田選手は見事なホームラン。やや先っぽに見えたのですが、左中間の深いところに運びました。パワーはすごいですね。次の打席で追い込まれるまではフルスイング。追い込まれてからはきちんと変化球に対応してヒットと、状況で変えられるスイングに好感。

チームとしてしっかりとスイング出来ていますし、強いチームだな、と感じました。夏に向けてさらなるレベルUPを図ってほしいですね。

誠信は、この試合に限っては褒める部分がなかなか見つからない試合になってしまいました。ただ、5回に1死満塁でマウンドに上がった山口投手はその直後にタイムリーを浴びたものの後続を断って1点で踏ん張ったのは良かったですね。こういう起用はあるでしょうし、緊急登板でも結果を出せるというのはチームにとってもありがたい存在かと思います。

柴田投手は球威はあるもののバッタバッタの三振を取るタイプではないので、いかにバックと力を合わせて打たせて取るか。打つ方はいいピッチャーが来ればなかなか打てないのは仕方ないので、先制するまでミスなく粘れるチームになってほしいです。
最後に代打でタイムリーを放った川端選手は見事でした。