4月14日に熱田球場で行われた富田−昭和の観戦記です。
秋に見た時に富田がいいチームだったのでそこと昭和がどういう試合をするか注目して観戦しました。

富田
300000000|3 H3 E4
11102001X|6 H9 E1
昭和

富田
大浦、上村−渡邊
昭和
山田−城

投手成績
富田
大浦(8) 7回0/3 86球 被安打9 四球1 三振2 失点6
上村(1) 1回 9球 被安打0 四球1 三振0 失点0
昭和
山田(1) 9回 101球 被安打3 四死球4 三振3 失点3

大浦投手は右のスリークォーター。まっすぐはそんなに速くない。打たせて取るピッチングで粘って投げていました。
上村投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ここまで登板を引っ張ったということはどこかに不安があったということでしょうね。
山田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。変化球を捉えられる場面はありましたが、まっすぐはほぼ打たれず。フライアウトが多く球威で相手を上回った印象です。

スタメン
富田
9松浦 6岡田 7山田 3栗本 1大浦(8) 5大矢 4岩田 2渡邊 8伊藤(11)
昭和
7後藤 8内藤 1山田 9内山 3矢崎 4高橋コウ 6増田(16) 2城 5小野

(試合経過)
1回表、2死満塁から6番大矢が走者一層の3点タイムリー2ベース。富田が先制。
1回裏、1死3塁から3番山田がタイムリー。3−1
2回裏、2死2塁から8番城のヒットで返球が大きく逸れタイムリーエラー。3−2
3回裏、1死2、3塁から4番内山の内野ゴロの間に1点。3−3
5回裏、2死2塁からタイムリーエラー。2死2塁から4番内山のポテンタイムリー2ベース。昭和が勝ち越し。5−3
8回裏、無死3塁から代打権野がタイムリー。ここでピッチャー交替、上村。6−3
昭和が勝ちました。
富田は背番号8の大浦投手が先発。エースの上村投手は9回の6点目を奪われるまで登板しませんでした。展開的には替えるタイミングはあったので、どこか不安があって無理がさせられない状況だったのでしょう。夏のことを考えれば仕方ないです。

お互いにどんどん振ってくるチームでしたが、富田が初回の大矢選手の走者一掃タイムリー2ベース以外はなかなか捉えられず、打ち取られる形になってしまいました。
富田はとにかく強く打とうってことでしっかりとしたスイングを徹底していたし、3回に1死2,3塁で1点リードの場面で守備位置を下げて1点Okの守備を取るなど、考え方がすごく好きなチームなんですよね。
ランナーがなかなか出せない中、出た時はしっかりと走ってチャンスにしていたし。
県大会に出てきた理由ってのは分かった気がしました。

いいピッチャーに当たればなかなか点は取れないので、そこをどう突き崩すか、この経験を活かしてほしいですね。

富田のサードの大矢選手はエラーもありましたが、守備でもいい動きを見せていました。

昭和は相手のミスやラッキーもあっての得点が多かったですが、チャンスはしっかりと作っていましたし、守備もしっかりとしていました。
初回に連続死球で溜まったランナーを替えされた山田投手でしたが、2回以降はほぼ完ぺきな投球。力のあるまっすぐが光りました。
1番の後藤選手のバッティングも素晴らしかった。スイングが速いので始動が遅くても反応出来る。変化球をしっかりと溜めてヒットにするバッティングは相手からすると脅威ですね。
8回裏は代打で権野選手が貴重なタイムリー。こういう起用があたるとチームに勢いが出ますね。

名古屋の公立同士で面白い試合でした。