3月26日に津島球場で行われた津島−一宮興道の観戦記です。負けたら終わりの試合です。津島のエース冨田投手は昨年夏に活躍した投手でしたので、見るのが楽しみでした。

津島
0150062|14 H12 E0
2005000|7 H9 E2
一宮興道
(7回コールド)
津島
冨田、名倉、玉置−宇佐見
一宮興道
加藤、藤、征矢野、杉谷、藤−鈴木雄

投手成績
津島
冨田(1) 3回 35球 被安打4 四死球2 三振2 失点2
名倉(10) 1/3 31球 被安打1 四死球4 三振1 失点5
玉置(20) 3回2/3 55球 被安打4 四球1 三振2 失点0
一宮興道
加藤(10) 4回 63球 被安打5 四死球4 三振1 失点6
藤(1) 1回1/3 16球 被安打2 四球0 三振1 失点0
征矢野(11) 1/3 30球 被安打2 四死球4 三振0 失点6
杉谷(12) 1回1/3 29球 被安打3 四球2 三振0 失点2

冨田投手は右のサイドハンド。トルネード式で腕を隠して投げるフォーム。まっすぐはそんなに速くない。たまに上からクイックで投げる。
名倉投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。体格が大きい。
玉置投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ボールに力はあるものの当てられやすいかも。
加藤投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。上背のあるサウスポー。
藤投手は右のスリークォーター。まっすぐはぼちぼち。コントロールが安定している。
征矢野投手は左のスリークォーター。長身。フォームがダイナミックなものの、コントロールばらばら。
杉谷投手は右のオーバーハンド。腕を早めに引き上げるフォーム。まっすぐはぼちぼち。

津島
6岩山 4魚住 7加藤 2宇佐見 9水野 5清水 3松田 8松岡 1冨田
一宮興道
4朝見(3) 3遠藤(13) 5牧 9藤(1) 2鈴木雄 8松尾 6梅田 1加藤(10) 7内藤

(試合経過)
1回裏、1死2塁から3番牧がタイムリー2ベース。1死1、2塁から5番鈴木雄がタイムリー。一宮興道が2点先制。
2回表、1死3塁から8番松岡の犠牲フライ。2−1
3回表、1死2、3塁から4番宇佐見が2点タイムリー。1死1、2塁から6番清水が3ランホームラン。津島が逆転。6−2
4回裏、1死満塁から1番朝見が押し出し死球。2番遠藤が2点タイムリー。ここでピッチャー交替、玉置。1死2、3塁から3番牧の内野ゴロの間に1点。2死3塁から4番藤がタイムリー2ベース。逆転。7−6
6回表、無死満塁から3番加藤が2点タイムリー。逆転。1死2、3塁から5番水野が2点タイムリー。1死1、2塁でピッチャー交替、杉谷。2死満塁から9番玉置が押し出し四球。更にワイルドピッチ。12−7
7回表、2死2塁から5番水野がタイムリー2ベース。2死2、3塁でピッチャー交替、藤。7番松田がタイムリー。14−7
津島がコールドで勝ちました。
お互いにどんどん振ってくるチーム。なので、点数の割にはテンポのいい試合でした。

ただ、どちらも投手交代が裏目に出て、それが得点に大きく作用。このあたりはリーグ戦と先を見据える戦いをする難しさなんでしょうね。
四死球からお互いに大量点だったので、試合としては残念な試合でした。

冨田投手は昨年夏に2年生の実質エースとして活躍。見てみたかった投手でした。球速が無い分、公立相手には合ってしまう部分もあるんですけど、それでも極力出所を見にくくするフォームで相手打線を打ち取るのは、球威が無い投手は手本とするべきですね。
津島は県大会を逃しましたが、力のある選手は多いです。夏に向けて底上げを期待ですね。

一宮興道は4番エースの藤選手が中心。この日は2度リリーフしたのみですが、投手では安定感が唯一ありましたし、打つ方でも2安打。後はいかに周りがサポートするかですね。
色々事情はあるとはいえ、もう少し藤投手を引っ張っていたら、試合はもつれたでしょうね。