3月21日にナゴヤドームで行われた埼玉アストライア−愛知ディオーネの開幕戦の観戦記です。
ディオーネが兵庫淡路島から愛知一宮に本拠地を移し、初めてのリーグ戦。3696人の観客が集まりました。

埼玉アストライア
0000000|0 H4 E0
002223X|9 H12 E2
愛知ディオーネ

埼玉
谷岡、長尾、塩谷−今井
愛知
里−寺部

投手成績
埼玉
谷岡 4回 69球 被安打6 四球1 三振2 失点4
長尾 1回 24球 被安打2 四球1 三振0 失点2
塩谷 1回 23球 被安打4 四球0 三振0 失点3
愛知
里 7回 81球 被安打4 四死球2 三振4 失点0

谷岡投手は右のスリークォーターでちょっと押し出す感じのフォーム。2回までは空振りも取れていたのですが、3回くらいからつかまりました。
里投手はさすがに球界のエースという感じのピッチング。ただ、初回はあがっていたのか、四球に自分のエラーでピンチを招きました。そこを切り抜けてからはさすがでしたが。

埼玉
8佐藤 7加藤 3田口 4川端 9楢岡 2今井 5山崎 D松村 6岩見 P谷山
愛知
6厚ケ瀬 4三原 8中田 3太田 2寺部 9三浦 5只埜 D西山 7榊原 P里

(試合経過)
1回表、四球、エラー、野選で無死満塁のチャンスもホームゲッツーなどで先制ならず。
3回表、先頭の2番加藤が2ベース。しかし、後続が強硬策で倒れ0点。
3回裏、1死満塁から3番中田の2点タイムリー。愛知ディオーネが先制。
4回裏、1死3塁から8番西山のタイムリー、9番榊原のタイムリー3ベース。4−0
5回裏、無死2、3塁から5番寺部がタイムリー。1死1、3塁から7番只埜の3ゴロゲッツー崩れの間に1点。6−0
6回裏、1死1、2塁から3番中田のタイムリー。更に1死1、3塁からピッチャーゴロの間に1点。5番寺部のタイムリー2ベース。9−0
愛知ディオーネが大勝。
試合としては初回に埼玉アストライアが貰った無死満塁のチャンスでホームゲッツーなどで活かせなかったこと。
そして、3回表裏でお互いに先頭が2ベースを放った後に、埼玉は強硬策でいい当たりもライナーなどでアウトに。
一方愛知は送ってチャンスを広げて3番中田選手の2点タイムリー。この差でした。

ただ、1点取れば優位に立てる愛知と、ある程度大量点が欲しい埼玉のチーム事情の差もあったかな、と思います。やっぱり里投手の存在は偉大ですし。

埼玉は“美しすぎる野球選手”加藤選手が2打数2安打1犠打と大活躍。肩書に負けないプレーで沸かせてくれました。

愛知は地元出身の寺部選手が3安打2打点の活躍。先制打を放った中田選手の活躍も見事でした。9番の榊原選手も2打数2安打を活躍。

これをきっかけにして、愛知の女子野球熱も上がってほしいですね。人気が上がるといいな、と思いますし。

男子と比較すると野球のレベルは違いますけど、いいプレーもありましたし、そういうものと思ってみれば十分楽しめるかなと思います。

イベントとグランド整備の絡め方など、改善出来る部分もあると思いますので、より観客が楽しめるように頑張ってほしいですね。