11月3日に一宮球場で行われた第2試合、日福大付−愛知啓成の観戦記です。
監督が強豪校から迎えられ、確実に強くなり始めた日福大付がどういうチームか、また愛知啓成相手にどういう試合を見せるかに注目して観戦しました。

日福大付
102000000|3 H10 E1
00011101X|4 H11 E0
愛知啓成

日福大付
榊原−小林
愛知啓成
田中、永井、荒井−藤田

投手成績
日福大付
榊原(1) 8回 116球 被安打11 四球2 三振0 失点4
愛知啓成
田中(1) 4回 56球 被安打5 四球1 三振0 失点3
永井(10) 3回1/3 51球 被安打4 四球0 三振5 失点0
荒井(12) 1回2/3 26球 被安打1 四球0 三振1 失点0

榊原投手は右のスリークォーター。まっすぐはなかなか。ボールに力はありました。
田中投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ちょっと球威がなかった。
永井投手は左のスリークォーター。スライダーの切れが良く、左バッターは打ちにくいピッチャー。まっすぐはまぁまぁ。
荒井投手は右のオーバーハンド。ずんぐり。まっすぐはなかなか。

日福大付
6笠木 3大野 4山口 2小林 5鳥越 7籾山 1榊原 9前田(18) 8横山
愛知啓成
8山本 6木全 4前畑 5関 3本多 1田中 2藤田 9三上 7大畑(16)

(試合経過)
1回表、2死3塁から4番小林がタイムリー。日福大付が先制。
3回表、無死1塁から1番笠木がタイムリー3ベース。1死3塁から3番山口のタイムリー。3−0
4回裏、無死1塁から5番本多のタイムリー2ベース。3−1
5回裏、2死2塁から3番前畑のタイムリー。3−2
6回裏、1死3塁から7番藤田のぼてぼてのピッチャーゴロの間に1点。3−3
8回表、1死2塁でピッチャー交替、荒井。
8回裏、1死1塁から6番荒井がタイムリー2ベース。啓成が勝ち越し。4−3
愛知啓成が逆転勝利。
日福大付は序盤のリードを守り切れず。永井投手が流れを変えた印象。
守備ではいいところも悪いところもありました。4回は素晴らしい中継プレーでバッターランナーを3塁で刺してピンチの拡大を防ぐ場面もあったし、逆に5回は2死2塁でセンター前のヒットで間に合わないホームに直接バックホームでバッターランナーを2塁に。結果点数は入らなかったものの、状況判断を出来るようにしたいですね。

4番の小林選手は小柄なキャッチャー。打つ方はタイムリーを含む2安打と良かったですが、守る方はまだまだ。地肩は強いと思いますが、送球が遅かったり、ポロポロとパスボールがあったり。キャッチャーとして経験が浅いのかな?4番ですので打つ方も大事ですけど、キャッチャーとして守る方でも引っ張れるようになるといいですね。

啓成で興味深かったのは2回、6回の1死3塁でのゴロゴー。どちらもピッチャーゴロでしたが、6回は当たりが弱くゴロゴーが成功。こういう練習をしてきているし、チームとしての決めごとなんでしょうね。僕は有りだと思います。

ちょっと低迷していましたが、少しずつまた強くなってきている印象。この日は永井投手が良かったですね。投手の層が厚くなればもっと楽しみになりますし、春に向けてのレベルUPに期待です。