11月3日に一宮球場で行われた全尾張大会の1回戦、愛知黎明−西春の観戦記です。
愛知黎明は新チームになって初めての観戦でしたので、どんなチームか注目しました。

愛知黎明
0001000|1 H9 E2
131140X|10 H10 E1
西春
(7回コールド)
愛知黎明
大野浩、林−小田
西春
尾崎、庄部−伊吹

投手成績
愛知黎明
大野浩(1) 3回2/3 81球 被安打8 四死球4 三振3 失点6
林(6) 2回1/3 41球 被安打2 四死球2 三振2 失点4
西春
尾崎(1) 6回 88球 被安打8 四球0 三振3 失点1
庄部(10) 1回 11球 被安打1 四球0 三振1 失点0

大野浩投手は右のスリークォーター。まっすぐはなかなか。2回、3回は2死無走者からの失点。四死球が絡むなどもったいないピッチングに。ボールそのものは力がある。
林投手は右のスリークォーター。まっすぐはなかなか。ボールはドンってくる感じ。ちょっと見やすいタイプかな。
尾崎投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。ちょっと独特なフォーム。上手く広いゾーンを使っていた。
庄部投手は右のサイドに近いアンダーハンド。全身使って投げるフォーム。この日はコントロールも安定。

愛知黎明
1大野浩 3戸松 6林 7西山 2小田 9山崎 5田中(17) 8山本 4松原
西春
3松平 6八神 8森田 7南 1尾崎 4秦 9下方 5磯貝 2伊吹

(試合経過)
1回裏、1死1、3塁から1塁ランナーが牽制で挟まれる間に3塁ランナーホームイン。西春が先制。
2回裏、2死満塁から2番八神が2点タイムリー2ベース。2死2、3塁から詰まった2ゴロでお手玉して記録タイムリーエラー。4−0
3回裏、2死1、3塁から9番伊吹がタイムリー。5−0
4回表、無死1、3塁からワイルドピッチで1点。5−1
4回裏、1死2、3塁から5番尾崎がタイムリー2ベース。2死2、3塁でピッチャー交替、林。6−1
5回裏、1死満塁から3番森田がセンターへタイムリー。センターが打球を逸らしてバッターランナーまでホームイン。10−1
西春がコールドで勝ちました。
予想外といえば予想外の大差。

ただ、西春はやるべきことをきちっと出来ていたし、黎明はエラーや記録にならないミスが多く出てこの点差に。野球ってのは怖いな、と改めて思いますね。

西春は1塁手の手前でイレギュラーした打球をセカンドが回りこんでアウトにするプレーなど、一つ一つのプレーをしっかりとしていました。以前は右打ちを徹底、など、チームで決めたプレーをやる感じが強かったですが、この日はしっかりと叩いた打球も多く、レベルが上がっている印象です。
2番の八神選手は初回に無死2塁から進塁打。5回には1死1,2塁から絶妙なバントヒット。最高の仕事をしていましたね。こういう2番がいると強いな、と思います。

黎明は5番の小田選手が3ベースを含む2安打。8番の山本選手がフェンス直撃の2塁打と活躍するもやや単発。4回は相手のワイルドピッチで1点を返し、尚も無死2塁でショートゴロで3塁を狙ってタッチアウトに。押せ押せで痛いプレー。
それ以外にも球際の弱さが気になりました。しっかりと冬場鍛えなおして、春には成長した姿がみたいですね。