9月23日に刈谷球場で行われた第2試合、旭丘−大府の観戦記です。
ここまで快進撃で21世紀枠の候補になるであろう旭丘がどういう試合をするか、見てみたくてこの試合を観戦しました。

旭丘
000000000|0 H4 E0
00000010X|1 H8 E0
大府

旭丘
小松−五十川
大府
甲斐−猪飼

投手成績
旭丘
小松(1) 8回 104球 被安打8 四球3 三振1 失点1
大府
甲斐(10) 9回 111球 被安打4 四球0 三振8 失点0

小松投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。スピードはそんなにないのですが、コントロールが安定しているために、大崩れはしない。フライアウトが異様に多かった。
甲斐投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。2回以降は安定。相手を見下ろして投げていました。コントロールも良かった。

旭丘
5山本 4岩下 6後藤 3佐野 1小松 7前川(12) 9石脇 8佐藤 2五十川
大府
3安達 7永田 9水野 8伊藤光 4宇佐美 6馬渕 5伊藤尚 2猪飼 1甲斐(10)

(試合経過)
2回裏、1死満塁のチャンスを作るも9番1番が倒れ先制ならず。
7回裏、2死2塁から1番安達がタイムリー2ベース。均衡破る。大府が先制。
8回裏、1死3塁からスクイズを仕掛けるも外されランナー憤死。追加点ならず。
大府が勝ちました。
旭丘も思った以上にいい打球は打っていたのですが、下位打線はやはり厳しい。初回はバント失敗が痛かったし、8回に先頭が出たところで簡単にバントをしなかったところは好感が持てるのですが、結果はゲッツー。ちょっと攻撃面では手も足も出なかった形になりました。

守備ではフライアウトが多かったのですが、外野守備が良かった。センターの佐藤選手はバッティングは全然でしたが、守備では広い守備範囲を見せていました。それに外野も守備位置を良く考えていて、守備位置で防いだ当たりも何本かありました。こういうところは公立高校のお手本になりえるチームでしたね。

バッテリーを中心に、大府打線を1点で抑えたのは素晴らしいと思います。市内県立はまだ残っているようですし、今後も楽しみなチームですね。

大府はちょっとかみ合わせが悪かったのもあるかもしれませんが、ちょっと打線はさびしかった。おっつけ意識の打撃が多くのフライアウトを呼んだ気がします。
投手陣は大西投手を中心に安定しているチームですので、打線で援護をいかにするか。守備はしっかりとしているので、春以降の課題はそこですね。
8回にあっさりとスクイズを外されたベンチワークも課題ですね。

来年は記念大会。前回の記念大会以来の甲子園を目指し、課題の克服を図ってほしいです。