7月26日に岡崎球場で行われた第1試合、至学館−豊橋中央の観戦記です。
春の県・東海王者の至学館に対し、豊橋中央がどう挑むか。注目して観戦しました。

至学館
101020000|4 H6 E0
11202000X|6 H11 E2
豊橋中央

至学館
川口、新美−井口
豊橋中央
西脇−長峯

投手成績
至学館
川口(10) 7回 89球 被安打10 四球0 三振5 失点6
新美(1) 1回 13球 被安打1 四球0 三振0 失点0
豊橋中央
西脇(1) 9回 123球 被安打6 四死球4 三振6 失点4

川口投手は左のサイドハンド。MAX131k。球は速くなりました。ただ、球威が上がった分タイミングが取りやすくなった印象もありました。
新美投手は右のオーバーハンド。MAX134k。ダイナミックなフォーム。
西脇投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。コントロールが安定。内外のコントロールが良かったですね。

至学館
9定塚 4中根 8藤原連 5鎌倉 2井口 3新美 7三浦 1川口 6木村
豊橋中央
9井口 6木戸 3高谷 2長峯 7斉藤 1西脇 8杉田 5中西 4彦坂

(試合経過)
1回表、1死1、2塁からサードゴロでサード踏んでアウトの後の送球が悪送球となり1塁ランナーホームイン。至学館が先制。
1回裏、1番井口のセンターフライを落とし(記録は3ベース)、無死3塁から2番木戸のセカンドゴロで1点。同点。
2回裏、1死3塁から7番杉田が犠牲フライ。豊橋中央が勝ち越し。2−1
3回表、1死2塁から1番定塚のバントヒットで送球エラーを誘ってランナーホームイン。同点。
3回裏、2死1、3塁から4番長峯が2点タイムリー3ベース。豊橋中央が勝ち越し。4−2
5回表、2死1、2塁から代打岩井の2点タイムリー2ベース。4−4
5回裏、2死2、3塁から4番長峯、5番斉藤が連続タイムリー。6−4
豊橋中央が勝ちました。
序盤から点の取り合い。ただ、積極的なバッティングで川口を打っていく豊橋中央に対し、バントを絡めてなんとか追いついていく至学館。内容は豊橋中央が押す展開。それでも追いついてくる至学館が有利かな、と思っていたのですが。
ただ、至学館もらしくなかった。初回、2回の失点はエラーは付いていないのですが、落球や打球を追いすぎてシングルを2ベースにしてそれが失点につながる。それ以上に長峯選手に対して、ちょっと過小評価をしたのかな?と感じるプレーで得点を奪われました。
3回のタイムリーは2死1,3塁という場面で外野が妙に前にいて、頭を越される3ベース。5回は2死2,3塁で勝負を避けてもいい場面で勝負して勝ち越しタイムリー。5回の勝負はともかく3回の守備位置は・・・。ランナーが2塁なら分かるんですけどね。
長峯選手は肩でも2度盗塁を刺して至学館の足攻を防ぐ。評判通りの選手ですね。楽しみです。

至学館は6回以降にランナーすら出せなくなって打つ手がなくなりました。9回に先頭が出て、西脇投手が熱中症でベンチへ。再登場した時はなにかあるかと思いましたが、強いサードゴロでゲッツーに。ツキにも見放された形でした。

豊橋中央は2番木戸選手が素晴らしい仕事でした。1点目の内野ゴロもきっちり、という感じでしたし、そこから3安打。5回はバントの構えを初球に見せて、サードを前に出させて、サードに強いゴロで強襲ヒットに。こういうバッターが2番にいるのは大きいです。準決勝でも期待ですね。

とにかくバッテリーを中心にどこまで中京大中京打線を抑えられるか。なんとか先手を取って慌てさせたいですね。