7月16日に岡崎球場で行われた第2試合、横須賀−愛知の観戦記です。
シード校として3回戦から登場した愛知高校。今年は例年と違い、強打のチームとして、春ベスト8を勝ち取っています。その打撃が夏にも健在か、また投手陣の整備は進んだかに注目して観戦しました。

横須賀
0002001|3 H7 E2
332200X|10 H12 E0
愛知

横須賀
奥原、鈴木−安永
愛知
山田、吉川、渡邊−甲斐

投手成績
横須賀
奥原(12) 1回1/3 39球 被安打6 四球1 三振0 失点6
鈴木(1) 4回2/3 96球 被安打6 四球3 三振3 失点4
愛知
山田(1) 4回 61球 被安打4 四球2 三振3 失点2
吉川(10) 2回 28球 被安打1 四球0 三振1 失点0
渡邊(6) 1回 18球 被安打2 四球1 三振0 失点1

奥原投手は左のスリークォーター。小柄。まっすぐはまぁまぁ。2年生で秋以降楽しみなピッチャー。
鈴木投手は右のオーバーハンド。MAX131k。コントロールもよく、まとまったピッチャー。
山田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。もったいない四球が出る時がある。
吉川投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。切れのいいまっすぐで押すピッチャー。
渡邊投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ちょっと押し出す感じのフォーム。2年生。

横須賀
3東 5鰐部 2安永 9鈴木(1) 8村澤 7高島(9) 6高原 1奥原(12) 4大須賀
愛知
8三輪 6曽我(3) 2甲斐 7出口 3阿部(14) 5小林 9渡邊(6) 4池田 1山田

(試合経過)
1回裏、1死3塁から3番甲斐がタイムリー2ベース。4番出口が2ランホームラン。愛知が3点先制。
2回裏、1死2塁から2番曽我がタイムリー。3番甲斐が2ランホームラン。ここでピッチャー交替、鈴木。6−0
3回裏、1死から7番渡邊がソロホームラン。1死満塁から2番曽我の犠牲フライ。8−0
4回表、1死2、3塁から7番高原が2点タイムリー。8−2
4回裏、1死2塁から6番小林が2ランホームラン。10−2
7回表、2死1、2塁から3番安永がタイムリー。10-3
愛知がコールドで勝ちました。

愛知打線が4本塁打。広い岡崎球場で放り込んだだけに、本物ですね。しかもそれぞれ違うバッターが打ったことに楽しみが広がります。
とにかく全選手がフルスイングをしていて、その分フライアウトも多いのですが、ゴロを打つべき時はゴロも打っていたし、質の高い打撃が出来ていました。
今後、もっといいピッチャーに当たった時にどうなるか、注目ですが、この日の横須賀の2投手も決して悪いピッチャーじゃなかっただけに、今後に期待がもてます。

それ以上にピッチャーが心配でしたが、山田投手、吉川投手がまずまずのピッチングを見せていました。どちらかといえば、春に見せていた、吉川先発、山田リリーフのがバランスがいい気はしますが、大崩れしないように、バックを信じて投げてほしいですね。

横須賀も最後まで食い下がりましたし、2年生の奥原投手はちょっと楽しみなボールを投げていました。キャッチャーの安永選手も2年生でこの日は2安打。秋からの新チームにも期待したいです。

愛知の夏大の勝ちゲームを見るのは5年ぶりでした。久しぶりの校歌を聞けてうれしかったです。