7月8日に岡崎球場で行われた第1試合、吉良−豊橋商の観戦記です。
県大会に進んでいる吉良に対し、伝統校の豊橋商がどういう試合をするかに注目して観戦しました。

吉良
200010000|3 H7 E1
11100020X|5 H8 E0
豊橋商

吉良
壁谷友、亀澤−杉浦一
豊橋商
小林−菰田

投手成績
吉良
壁谷友(1) 6回2/3 132球 被安打8 四死球8 三振5 失点5
亀澤(11) 1回1/3 17球 被安打0 四球2 三振0 失点0
豊橋商
小林(1) 9回 163球 被安打7 四死球9 三振3 失点3

壁谷投手は左のスリークォーター。MAX134k。春に見た時はボールが走っていなかったのですが、スリークォーターにして、素晴らしい切れのまっすぐを投げていました。その分ややコントロールが不安定になったのと、追い込んでからの変化球を打たれたのがもったいなかった。
亀澤投手は右のオーバーハンド。小柄ですがまっすぐはそこそこ速い。
小林投手は右のオーバーハンド。上背があり投げおろすタイプ。コントロールはばらつきがありましたが、粘り強いピッチングが光りました。

吉良
8中川 5山本 1壁谷友 2杉浦一 3梅田 6鈴木 7岸本 4黒野 9村田(17)
豊橋商
8小河路 9下澤 3中神 4夏目 1小林 2菰田 6河合 7今泉 5小池

(試合経過)
1回表、1死1、2塁から4番杉浦一がレフトオーバー2点タイムリー2ベース。吉良が2点先制。
1回裏、2死1、2塁から5番小林がタイムリー。2−1
2回表、3つの四球で1死満塁となるも、2番3番が倒れ0点。
2回裏、2死2塁から1番小河路がタイムリー。同点。
3回裏、1死1、3塁から6番菰田がタイムリー。豊橋商逆転。3−2
5回表、1死1、2塁から6番鈴木がタイムリー。同点。
7回裏、2死満塁となったところで、ピッチャーの壁谷が足痙攣で中断。試合再開後、7番河合がショートゴロタイムリー内野安打。セカンドランナーも隙をついてホームイン。8番今泉のところで壁谷が再び足痙攣でピッチャー交替、亀澤。5−3
9回表、先頭から連続四球で無死1,2塁となるも4番がゲッツー。5番も倒れ試合終了。
豊橋商が競り勝ちました。
序盤からお互いに四死球が多く、球数も増えて長い試合になりました。
5回までに壁谷投手が99球、小林投手は112球。それが得点にもつながる展開だったので、余計に我慢比べというか、きつい展開でした。

それが終盤の壁谷投手の足痙攣につながった、ともいえるのが辛いところですね。それが7回の勝ち越しにもつながったし・・・。壁谷投手は追い込んでからの変化球を狙い打たれる場面が多くて、もったいなかった。まっすぐに序盤は特に相手がタイミング合ってなかっただけに。
壁谷投手は間違いなく上でやれる投手なので、この悔しさをバネに、野球を続けてほしいな、と思いますね。

豊橋商は攻撃の上手さが光りました。エンドランの絡め方は7回の勝ち越した場面の2塁ランナーの走塁など、練習をしっかりと積んできたな、と感じられる試合運びを見せました。

吉良も表の攻撃なので、同点を狙ってバント、ではなく、しっかりと打たせてきて、自分好みの攻撃を見せてくれました。亀澤投手も力がありましたし、新チームも注目したいですね。