4月16日に熱田球場で行われた吉良−星城の観戦記です。
平林監督になって力を付けてきた星城相手に吉良がどういう試合をするかに注目して観戦しました。

吉良
2002000|4 H7 E5
003080X|11 H8 E2
星城
(7回コールド)
吉良
中村、壁谷友−杉浦
星城
新井、加藤、石黒−榊原

投手成績
吉良
中村(10) 2回0/3 37球 被安打1 四球1 三振1 失点3
壁谷友(1) 4回 91球 被安打7 四死球3 三振3 失点8
星城
新井(1) 4回 69球 被安打6 死球1 三振0 失点4
加藤(10) 2回 36球 被安打1 四球1 三振2 失点0
石黒(16) 1回 10球 被安打0 四球0 三振0 失点0

中村投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそんなに速くない。小柄。ひじを隠して投げるフォーム。ストライク先行で安定感のあるサウスポー。
壁谷友投手は左のオーバーハンド。ちょっと独特なひじの使い方。コントロールがばらつく。まっすぐはまぁまぁ。以前よりボールが走っていない印象。
新井投手は左のオーバーハンド。オーソドックスなフォーム。まっすぐはまぁまぁ。空振りを取るボールがない。
加藤投手は右のオーバーハンド。2年生。まっすぐはなかなか。切れのいいボールを投げていました。
石黒投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。

スタメン
吉良
8中川 5山本 9壁谷友(1) 3梅田 7石本 4鈴木 2杉浦カズヤ 6榊原 1中村(10)
星城
7渡辺 4萩原 6牛島 3宮森 9木村ショウ 8米田 5藤田 1新井 2榊原

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番壁谷友がタイムリー。更に2死2塁から5番石本がタイムリー。吉良が2点先制。
3回裏、無死満塁でピッチャー交替、壁谷友。3番牛島が押し出し四球。1死満塁から5番木村の犠牲フライ。牽制でボーク取られ星城が逆転。3−2
4回表、2死満塁から2番山本が2点タイムリー。再逆転。4−3
5回裏、無死満塁から4番宮森の2点タイムリー。逆転。更に無死2、3塁から5番木村が2点タイムリー3ベース。更にタイムリーエラー。1死満塁から三振ワイルドピッチで1点。2死2、3塁から2点タイムリーエラー。11−4
そのまま星城がコールドで勝ちました。
吉良高校の野球は僕の好きな野球ですね。追い込まれると逆方向を狙うバッティングですが、バッティングカウントではしっかりと振っていたし。序盤で走っておいてほしいな、と思うところでしっかりと走ってチャンス拡大しているし。
ただ、エンドランで完全に抜ける打球で2塁で止まってしまってホームに帰れなかったり、守備で球際の弱さが出てしまったりとミスに付け込まれる形でコールドになってしまったのは残念。

あと、壁谷投手と審判の相性も悪かった。ミットが動くとストライクが取れない人だったので・・・。

壁谷投手は元々コントロールでどうこうするピッチャーではないと思いますので、もっと腕を振って投げてほしいですね。もっと球威に魅力があったと思ったので。
夏までに調整してほしいです。

星城は嫌らしい野球をやってきます。初回からダブルスチールで揺さぶってきていたし、バントも簡単にはしないし、したらしたでヒットにしていたし。
守備も鍛えられているし、チーム力は上がっていますね。
1番渡辺が思い切りのいい打撃で2安打。どんどん振るスタイルはいいですね。

いやらしい平林さんの野球が出来るようになってきていますし、次の中京大中京相手にどういう試合をするかは注目ですね。