3月27日に一宮球場で行われた第1試合、佐織工−西春の観戦記です。
県大会出場はすでに決めた両チームでしたが、どちらもエースが先発してくれたので見ることが出来ました。
佐織工は今のチームは初でしたので、どんな試合をするか楽しみに観戦しました。

佐織工
010001050|7 H10 E2
003011000|5 H9 E2
西春

佐織工
岡部、又江、鈴木−又江、加藤、又江
西春
高木、尾崎−伊吹

投手成績
佐織工
岡部(1) 5回 100球 被安打7 四球4 三振1 失点4
又江(2) 3回1/3 59球 被安打2 四死球4 三振3 失点1
鈴木(11) 2/3 8球 被安打0 四球0 三振1 失点0
西春
高木(1) 7回 86球 被安打6 四球1 三振2 失点2
尾崎(11) 2回 67球 被安打4 四球2 三振3 失点5

佐織工の岡部投手は左のオーバーハンド。ボールを前で離すタイプ。まっすぐはそんなに速くない。緩急、内外を使って打ち取る。コントロールがばらついていました。
又江投手は右のオーバーハンド。大きなカーブを使います。まっすぐはなかなか。コントロールはバラバラですが、球威で抑え込むタイプ。
鈴木投手は右のアンダーハンド。
高木投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。一旦腕を下げてから投げ込むフォーム。ゴロを打たせて取る。安定感のあるいいピッチャー。
尾崎投手は左のオーバーハンド。細身の長身。まっすぐはぼちぼち。

スタメン
佐織工
6中村 9藤田 2又江 5今井 7倉地 8大場 4山田 3高木 1岡部
西春
3松平 6秦 9小薮(7) 7後藤康 5後藤竜 8森田 4江上 1高木 2伊吹

(試合経過)
2回表、1死3塁から6番大場はタイムリー。佐織工が先制。
3回裏、2死1、2塁から5番後藤竜のタイムリー。更に2死満塁から7番江上の2点タイムリーで逆転。3−1
5回裏、2死2塁から7番江上のタイムリー。4−1
6回表、1死2塁から2番藤田がタイムリー。4−2
6回裏、1死満塁から5番後藤竜が犠牲フライ。5−2
8回表、2死1,2塁で4番今井のファーストファールフライ、と思われた打席でインターフェアの判定で満塁に。ここで5番倉地がタイムリー。6番大場の走者一掃3点タイムリー3ベース。7番山田もタイムリー。佐織工が逆転。7−5
9回裏、1死2、3塁でピッチャー交替、鈴木。佐織工が勝ちました。
佐織工はベンチ入りが14人。以前にチームを見た時はすごくギスギスした雰囲気だったんですけど、指導者が変わったのか、選手の雰囲気が明るくなっていました。
それがこの春の躍進につながったのかな?と感じました。
打撃は明らかに逆方向を意識した打撃。ただ、それを意識しすぎて弱い打球になってしまっている印象。8回は相手のお見合いやインターフェアなど運もあって逆転しましたが・・・。個人的には逆方向だけを意識するバッティングはいいと思えない。もっと振ってほしい。そう思います。

西春が、以前はチーム全体で逆方向を狙うチームだったんですが、この日はコースなりにしっかりと振るスイングが出来ていて、以前よりも成長を感じました。ファーストストライクを振るのは変わっていないのですが、ボールの見極めが出来ていて、相手に球数もしっかりと放らせていたし。
替わった尾崎投手が踏ん張りきれませんでしたが、チームとしてはやはり西春のが上に感じました。

佐織工はピッチャー、1塁手、レフト、センター、ライトと左利き。ファーストの高木選手が両打ちだと思われましたが、右投げ左打ちもいなくて、新鮮というか、なんかいいな、と思ってしまいました(笑)。

又江選手がキャッチャーからピッチャー、そして最後にまたキャッチャーと大忙し。球威はあったので、ちょっと楽しみな選手ですね。
佐織工は大場選手、西春は江上選手の活躍が光りました。