11月6日に京セラドームで行われた日本選手権準々決勝、日本通運−トヨタ自動車の観戦記です。
都市対抗を優勝したトヨタ自動車が日本選手権でも優勝出来るか。佐竹投手の投げない試合をどう勝つかがポイントでした。

日本通運
100002000|3 H5 E1
001000001|2 H6 E0
トヨタ自動車

日通
高山、池田、井口−木南
トヨタ
藤田、川尻、岩崎、竹内−細山田

投手成績
日通
高山 2/3 10球 被安打0 三振0 四球0 失点0
池田 7回1/3 94球 被安打5 四球0 三振2 失点1
井口 1回 22球 被安打1 四球0 三振2 失点1
トヨタ
藤田 5回2/3 96球 被安打4 四死球3 三振6 失点3
川尻 1回2/3 21球 被安打1 四球1 三振0 失点0
岩崎 1/3 5球 被安打0 四球0 三振0 失点0
竹内 1回1/3 被安打0 四球1 三振1 失点0

高山投手は左のオーバーハンド。いきなり打球を手に受けて降板。
その危機を救ったのが池田投手。右のオーバーハンド。力投型。MAX143kを記録。
井口投手は右のスリークォーター。MAX142k。
藤田投手は右のスリークォーター。MAX140k。微妙に荒れていて、それがいいところに来るのと逆にくる場面がありました。
川尻投手は右のオーバーハンド。縦系の変化が多いピッチャー。
岩崎投手は右のサイドハンド。MAX141k
竹内投手は左のオーバーハンド。MAX135k。ガン以上に速く見えるタイプ。

日通
5大谷 6松本歩 7藤嶋 9北川 3大槻 4浦部 D関本 8手銭 2木南
トヨタ
9藤岡 5北村 4河原 3樺澤 7西潟 D望月 8多木 2細山田 6源田

(試合経過)
1回表、先頭の大谷が2ベース。送って1死3塁から3番藤嶋のショートゴロの間に1点。日通が先制。
1回裏、2死で打球を受けた高山に替わって池田。
3回裏、1死3塁から9番源田が犠牲フライ。同点。
6回表、2死満塁から6番浦部が詰まりながらも2点タイムリー。ここでピッチャー交替、川尻。3−1
8回表、1死2塁でピッチャー交替、岩崎。2死3塁でピッチャー交替、竹内。
9回裏、2死1、3塁でパスボール。3−2。最後は三振で試合終了。日通が勝ちました。
試合としては、6回表、2死1,3塁で5番大槻との勝負を避けて6番浦部との勝負を選択。これが追い込みながら逆球で内に入った球を詰まりながら気迫で落とされたところが勝敗を分けましたね。
個人的には5番で勝負してほしかった。取られても1点だし。1点を惜しんで2点を失う。トヨタが裏だっただけに。ただまぁ結果論ですけどね。

6回裏にトヨタが2死2,3塁で4番が打てなかった。これが明暗を分けましたね。トヨタは若い選手が多いスタメン。その脆さが出たかな、とも思います。
ただ、この経験が来年にまたつながっていくと思います。

しかし源田選手の守備はやっぱり素晴らしい。プロでもトップクラスだと思います。中日に来てほしかったな・・・。プロでも輝いてほしい。

日本通運は池田投手の緊急登板からのピッチングが見事でした。9回に替わってくれてチャンスが増えた、と感じるくらい、いいピッチングが続きました。
日本通運は準優勝。素晴らしいチームでした。