10月10日に熱田球場で行われた市内県立の準決勝、愛知商−瑞陵の観戦記です。
球場確保の流れで、珍しく熱田球場で行われた準決勝。日差しが出ると暑い日。いい天気の中行われました。

愛知商
2112010|7 H9 E0
0000000|0 H4 E2
瑞陵

愛知商
長島、大橋−加藤
瑞陵
五十子、岡−早川

投手成績
愛知商
長島(1) 6回1/3 93球 被安打3 四死球3 三振1 失点0
大橋(10) 2/3 12球 被安打1 四球0 三振0 失点0
瑞陵
五十子(1) 5回2/3 93球 被安打9 四球2 三振1 失点7
岡(10) 1回1/3 8球 被安打0 死球1 三振0 失点0

長島投手は左のサイドハンド。まっすぐはそんなに速くない。内外広く使って打者を翻弄する。
大橋投手は右のオーバーハンド。本格派のピッチャー。まっすぐはなかなか。オーソドックス。
五十子投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。上背があって、1年生ですし楽しみなピッチャー。
岡投手は左のスリークォーター。まっすぐはあんまり速くない。

スタメン
愛知商
6林 9成瀬 8前田 2加藤 5山田 3水谷 7小栗 1長島 4上原
瑞陵
9長瀬 6峯澤 8吉村 3高橋 7神田 5冨田 2早川 1五十子 4田辺

(試合経過)
1回表、1死1、2塁からダブルスチールを決め、2、3塁とし、4番加藤がタイムリー。更に5番山田のところでスクイズ成功。愛知商が2点先制。
2回表、1死2、3塁から1番林がセンターに犠牲フライ。3−0
2回裏、ショートゴロがイレギュラーしてラッキーなヒットで出たランナーを盗塁と内野ゴロで1死3塁としますが、7番が初球を打ち上げて内野フライ。後続も倒れ無得点。
3回表、2死2塁から6番水谷がタイムリー。4−0
4回表、無死1、3塁から9番上原がスクイズ成功。更に1死満塁からまたも3番前田がスクイズ成功。6−0
6回表、2死3塁から2番成瀬がタイムリー。7−0
7回裏、1死1、2塁でピッチャー交替、大橋。1死満塁まで行くも得点ならず。愛知商が快勝しました。
試合を一言で言えば、言葉は悪いですが愛商のやりたい放題の試合。

瑞陵は6回までイレギュラーヒット1本。チャンスらしいチャンスは2回のそのヒットから1死3塁を作ったところのみでしたし。
バントをいいように決められたし、ミスが失点につながった。典型的な負け試合。五十子投手はいい球もあったし、キャッチャーの早川捕手は2つ盗塁を刺した。
こういう経験をどう活かしていくか。冬のレベルUPにつなげてほしいですね。

愛商はチャンスを確実に活かして、バントが要所で決まる。こういう野球がやりたいというのを見事に見せた、そんな試合になりました。
4番キャッチャーの加藤捕手は体も大きく肩も強そうで、能力も高そう。打つ方はパワーがあるもののボールを捕らえる能力はそれほど高くなく感じました。しっかりとボールを捉える力を高くしてほしいです。

愛知商もこのところ低迷している印象でしたが、市内県立で結果を出して、春以降の躍進につなげたいでしょうね。
大橋投手はいかにも愛知商のピッチャーという本格派。こういう投手が伸びてくると、より楽しみですね。