8月13日に愛産大工Gで行われた第1試合、松蔭−愛産大工の観戦記です。
新チーム公式戦初戦となった松蔭の相手は強豪愛産大工。どこまで食らいついて試合が出来るかに注目して観戦しました。

松蔭
100000000|1 H7 E2
10210101X|6 H12 E1
愛産大工

松蔭
半田、小枝、佐藤−山田
愛産大工
福井、茶谷、中尾−長田

投手成績
松蔭
半田(10) 4回 65球 被安打4 四死球2 三振3 失点4
小枝(5) 3回 48球 被安打6 四球0 三振1 失点1
佐藤(8) 1回 12球 被安打2 四球0 三振1 失点1
愛産大工
福井(10) 5回 63球 被安打4 四球0 三振4 失点1
茶谷(11) 3回 45球 被安打2 四球0 三振3 失点0
中尾(17) 1回 28球 被安打1 四死球2 三振2 失点0

半田投手は左のオーバーハンド。まっすぐは速くない。上背があり、しっかりとリリースが決まってコントロールが一定になってくれば、面白いと思う。現状は一旦体が沈む動作がある分、コントロールのバラツキが発生する状況。
小枝投手は右のサイドハンド。アンダーに近い。まっすぐはぼちぼち。大体で投げて打ち取るタイプ。
佐藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそんなに速くない。力投型。
福井投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。オーソドックスで、中盤以降はボールが走ってきた。
茶谷投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。1年生。かなり力があって、切れのいいまっすぐを投げます。今後の成長が楽しみなピッチャー。
中尾投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。コントロールがばらつく。

(スタメン)
松蔭
5小枝 4伊藤レン 8佐藤 2山田 3加藤 6戸田 9鬼頭 7安田 1半田(10)
愛産大工
8寺川 4黒瀬 6伊藤蓮 5藤下 9角田 7犬飼(19) 3柴田 2長田 1福井(10)

(試合経過)
1回表、2死1、3塁から5番加藤がタイムリー。松蔭が先制。
1回裏、1死3塁から3番伊藤蓮が犠牲フライ。1−1
3回裏、無死1塁から1番寺川がタイムリー2ベース。2死3塁からワイルドピッチ。3−1
4回裏、6番犬飼がソロホームラン。4−1
6回裏、2死1、3塁から1番寺川がタイムリー。5−1
8回裏、2死1、3塁からショートの難しい当たりを弾き1点。6−1
9回表、2死満塁まで攻めるも1番小枝が倒れ試合終了。
愛産大工が勝ちました。
松蔭は初回の攻撃、伊藤選手の2死1,2塁からの3盗が素晴らしかった。その前にバント失敗でミスをしていたものの、それを取り返してお釣りがくるプレー。
情報がない相手に、プレッシャーをかけるというのはすごく大事。こういうプレーをチームで出来るように取り組んでほしいですね。
5番の加藤選手が3安打。夏までのチームでもスタメンを張っただけのものを持っています。彼を軸にスタメンを組みたいところ。
小枝選手は主将でピッチャーもやって大車輪だけに、最終回の2死満塁、3ボールからのボール球空振りがもったいなかった。打ちに行きたい、自分で決める、そういう思いは大事ですけど、ホームランを打ったところでまだ届かない。相手が嫌がる攻撃をどうしたらいいか。普通にやっていては強いチームには勝てないですからね。

投手陣は半田投手が完全に私学相手だからはまった投球。でも光る部分があるだけに、これを活かしてほしいですね。

愛産大工は正直物足りない試合。1番の寺川選手、6番の犬飼選手はよく振れていましたが、それ以外の選手は今一つ。
もっとこのクラスの相手を圧倒するくらいの力強さがほしい、と感じる内容でした。
ミスも多かったし、ここでその作戦取る?と思う部分もあったし。

ただ寂しい内容の中、光ったのは2番手で登板した茶谷投手。1年生でこの投球は素晴らしかった。このピッチャーはまた見たいですね。