4月24日に熱田球場で行われた2回戦、名市工−名市工芸の観戦記です。
名古屋市立対決となったカード。どちらも秋に見ているのですが、名市工がこの春に名古屋2次トーナメントを優勝する大躍進を見せたので、どう変わったのか見たくて観戦しました。

名市工
300020411|11 H13 E0
202000020|6 H11 E2
名市工芸

名市工
堀出、西川、東−山田
名市工芸
福田、吉田侑、猪原−牧、近藤

投手成績
名市工
堀出(1) 3回 58球 被安打7 四球1 三振1 失点4
西川(11) 5回 80球 被安打4 四死球4 三振4 失点2
東(10) 1回 9球 被安打0 四球0 三振1 失点0
名市工芸
福田(11) 1回 25球 被安打2 四死球2 三振1 失点3
吉田侑(10) 7回 127球 被安打10 死球2 三振6 失点7
猪原(1) 1回 17球 被安打1 四球1 三振1 失点1

堀出投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ボールが全体的に高く、市工芸に捕まりました。
西川投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。力のあるボールを投げるピッチャー。
東投手は右のスリークォーター。まっすぐはそこそこ。
福田投手は右のサイドハンド。まっすぐはあんまり速くない。
吉田侑投手は左のスリークォーター。1塁側に足を出してクロスして投げ込む。まっすぐはまぁまぁ。インコースにもしっかりと投げられていました。
猪原投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。

スタメン
名市工
9中村 8上野 7川上 3池田 2山田 4水谷 6田中 5浅井(15) 1堀出
名市工芸
6古家 3小石 8菱川 5中野コウ 9相良 7中野太 4可知 2牧(12) 1福田(11)

(試合経過)
1回表、無死1、2塁から3番川上が右中間を破る2点タイムリー2ベース。2死1、3塁からパスボールで3塁ランナー生還。名市工が3点先制。
1回裏、1死2塁から3番菱川のショートライナー性の当たりを取れず記録タイムリー。2死2塁から5番相良がタイムリー2ベース。3−2
3回裏、2死2塁から5番相良、6番中野太の連続2ベースで逆転。4−3
5回表、1死から3番川上がレフトへホームラン。2死1塁から6番水谷が左中間を破るタイムリー2ベース。名市工が再逆転。5−4
6回裏、2死満塁のチャンスを作り、あたっていた菱川に回すもレフトフライに倒れ0点。
7回表、1死2塁から5番山田がタイムリー。1死2、3塁から7番田中がレフトへ3ラン。9−4
8回表、2死3塁から4番池田が3塁ベースに当たるラッキーなタイムリー。10−4
8回裏、2死1、2塁から3番西川のタイムリー。更に2死1、3塁からワイルドピッチで1点。10−6
9回表、1死1、3塁から代打の中山が犠牲フライ。11−6
名市工が勝ちました。
どちらも積極的にストライクを打っていくスタイル。名市工は初回の無死1塁で2番の上野選手にバントをさせずに、3番川上にも打たせて2打点。積極的な姿勢が大量点を生むチームなんでしょうね。
一方市工芸はバントをしっかりと使ってチャンスを作るチーム。対照的な姿勢が面白かった。

勝敗を分けたのは6回裏、2死満塁とチャンスを作って3番の菱川選手に回した場面、ここで追いつく、もしくは逆転できていたらこういう試合にはならなかったと思います。ただこればっかりは結果ですからね。
7回表の先頭の出塁がエラー。結局野球というのはこういう出塁で決まるという典型ですね。そこが面白いですけど。

名市工は打線の活発さは続いていますね。投げるほうの立役者は2番手の西川投手。しっかりと抑えたことで流れを持ってきました。
市工芸は先発の福田投手が誤算。相手が右バッターが多いから持ってきたのかもしれませんが、2番手の秋にエースだった吉田侑投手が試合を作っただけにもったいなかったです。でも吉田投手も力があるし、いいチームでした。

名市工はシードを取るチャンス。次もがんばってほしいですね。