11月16日に神宮球場で行われた高校の部第2試合、高松商−大阪桐蔭の観戦記です。
高松商は一度見ていいチームとは思いましたが、さすがに大阪桐蔭には厳しいだろうな、と思って見始めましたが、意外な試合展開に驚きました。

高松商
011120200|7 H12 E3
010000230|6 H12 E2
大阪桐蔭

高松商
多田、美濃−植田響
大阪桐蔭
岩本悠、香川、井上、徳山、高山−栗林

投手成績
高松商
多田(11) 7回2/3 124球 被安打12 四球1 三振3 失点6
美濃(4) 1回1/3 15球 被安打0 四球0 三振0 失点0
大阪桐蔭
岩本悠(10) 5回 90球 被安打5 四球2 三振2 失点5
香川(11) 1回2/3 23球 被安打5 四球0 三振1 失点2
井上(17) 2/3 12球 被安打0 四球0 三振1 失点0
徳山(16) 1回 15球 被安打2 四球0 三振1 失点0
高山(1) 1回 11球 被安打0 四球0 三振2 失点0

多田投手は右のサイドハンド。押し出すような投げ方で、まっすぐはぼちぼち。内外を広く使って抑える。
美濃投手は右のオーバーハンド。まっすぐが140kを超えて驚きました。
大阪桐蔭の岩本悠投手は左のオーバーハンド。MAX137k。左の割には捉えられた打球が多かった。
高山投手は最後MAX150kを記録。左でこのスピードはすごい。常時145k以上で本物でしたね。

高松商
8安西 7吉田(12) 6米麦 2植田響 4美濃 3植田理 9大熊(10) 1多田(11) 5山下
大阪桐蔭
6中山 4永廣 5吉澤 7三井 3古寺 9越智 2栗林 8松山(15) 1岩本悠(10)

(試合経過)
2回表、2死3塁から7番大熊のハーフライナーで太陽に入ったかでボール取れず記録タイムリーエラー。高松商が先制。
2回裏、1死満塁から9番岩本悠が犠牲フライ。同点。
3回表、無死3塁から2番吉田が犠牲フライ。高松商勝ち越し。
4回表、2死3塁から8番多田のセカンドゴロをタイムリーエラー。3−1
5回表、無死3塁から2番吉田がタイムリー。2死3塁から5番美濃がタイムリー2ベース。5−1
7回表、1死1、3塁から4番植田響がタイムリー。1死満塁から6番植田理がタイムリー。ここでピッチャー交替、井上。7−1
7回裏、2死1、2塁から3番吉澤が2点タイムリー2ベース。7−3
8回裏、2死1塁から8番松山が2ランホームラン。尚も2死2塁から1番中山がタイムリー。2死1、2塁でピッチャー交替、美濃。7−6
高松商が辛くも逃げ切りました。
高松商の打線にびっくり。前日に見た試合でも、なかなか鋭いスイングを見せるなぁとは思いましたが、大阪桐蔭の投手陣をどんどん打ち崩していくのには、すごいという言葉では足りないすごさを感じました。
1番の安西選手はすごかったですね。2本の3ベースにバントヒットもあっての4安打。3度ホームを踏み、見事な1番バッターとしての活躍でした。
4回表の2死2塁からの美濃選手の3盗も見事でした。それが見事に活きましたし。点の取り方をしっているチームは強いですね。
キャッチャーの植田響選手も肩が強くいい選手でした。

大阪桐蔭はやはりレベルが高く、選手個々の走力も高いし、スイングも強い。でも粗さも目立ちました。多田投手の術中にはまった感じでしたね。
エースの高山投手はこの前の試合ではそれほどスピードが出ていなかったと聞きましたが、この日は速い球を投げていました。選抜でもっと輝くのを見たいですね。

ここからどこまで力が上がっているのか。実際に見たところからどうなっているか、春を楽しみに待ちたいです。