9月27日に豊田球場で行われた中部大−日福大の2回戦の観戦記です。
ここまで勝ち点無しで苦しむ中部大が1戦目を落とし負けられない1戦。三重高で準優勝投手となった今井投手がどこまで踏ん張って打線の援護を待てるかが鍵になりました。

中部大
200002201|7 H12 E0
200000101|4 H11 E1
日福大

中部大
今井、賀澤−纐纈、細川勝
日福大
千代、八幡、久野−中原

投手成績
中部大
今井 6回2/3 110球 被安打9 四球1 三振7 失点3
賀澤 2回1/3 42球 被安打2 四球1 三振3 失点1
日福大
千代 5回2/3 109球 被安打6 四球4 三振2 失点4
八幡 2/3 15球 被安打3 四球0 三振0 失点2
久野 2回2/3 35球 被安打3 四球1 三振1 失点1 

今井投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。変化球が多めの組み立てでしたが、要所でまっすぐを使って三振を取っていました。
賀澤投手は右のスリークォーター。まっすぐはまぁまぁ速い。
千代投手は長身の右サイドハンド。まっすぐはなかなか。外中心の組み立て。
八幡投手は右のオーバーハンド。小柄。まっすぐはそこそこ速い。
久野投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか速い。

中部大
D白石 4山本 8山崎健 5神鳥 3細川純 7土田 9松井 2纐纈 6伊藤豪
日福大
7小林 4安地 8岡鼻 9菅 D松尾 2中原 6藤田 3大島 5熊崎

(試合経過)
1回表、1死1、2塁から4番神鳥が逆方向のレフトにフェンスダイレクトの2点タイムリー2ベース。中部大が2点先制。
1回裏、1死1、2塁から4番菅がタイムリー2ベース。5番松尾のところでスクイズ仕掛けて空振りするもキャッチャー逸らし、ランナーホームイン。2−2
6回表、先頭の神鳥がライトへ打った瞬間分かるホームラン。中部大が勝ち越し。更に2死3塁から8番纐纈がタイムリー。ここでピッチャー交替、八幡。4−2
7回表、1死1塁から4番神鳥がレフトへ2ラン。ここでピッチャー交替、久野。6−2
7回裏、2死3塁から2番安地がタイムリー。ここでピッチャー交替、賀澤。
9回表、2死3塁から敬遠の球を暴投。7−3
9回裏、2死2塁から2番安地がタイムリー2ベース。
7−4で中部大が勝ち、タイになりました。
いやもう、この試合は中部大の神鳥選手に尽きます。
5打数5安打、2本塁打、2二塁打、打点5。

最初の打席で逆方向のレフトへ強い打球が最初レフトの定位置くらいかな、と思ったのですが、ぐんぐん伸びてフェンスダイレクト。その時点で今日の神鳥は違うぞ、とは思いましたが、次の打席の2ベースは引っ張って。
3打席目はライトスタンドへ引っ張って文句なし。4打席目はレフトへ合わせただけに思ったのがフェンスオーバー。これがある意味一番すごかった。
5打席目は2死3塁だったので、敬遠だな、と思ったら、ピッチャーがそれを暴投。結果ランナーいなくなって勝負したらまたヒットという・・・。とにかくとんでもなかった。

ただ、神鳥選手はこれくらいやっても不思議じゃない選手。ただ、駄目な時もあるので、その振り幅が評価が湧かれるところでしょうね。社会人でやるのかな?とにかく今後の活躍が楽しみです。

日福大では2番の安地選手、4番の菅選手が目立っていました。やはり日福大は2戦目以降の投手が鍵ですね。1戦目は西川投手で取れても、2戦目3戦目は苦しい。
この日投げた投手は1年生。楽しみな素材がたくさんいますので、この秋の経験をどこまで積んで力に出来るか。来年以降1部で戦う鍵になりそうですね。

中部大はこの節で勝ち点1を上げて最下位脱出。あと1つ勝ち点を上げて最下位回避をまずは決めたいでしょうね。