9月13日に刈谷球場で行われた第1試合、吉良−名経大高蔵の観戦記です。
吉良は加藤文投手が注目ですが、この日は登板せず。名経大高蔵は夏までのチームから2人しか新チームは残っていない中、県大会に出場。地力が付いている証拠で、どんなチームか、楽しみに観戦しました。

吉良
013010000|5 H13 E1
000000000|0 H3 E4
名経大高蔵

吉良
壁谷−重富
名経大高蔵
岩瀬、今村−後

投手成績
吉良
壁谷(9) 9回 107球 被安打3 四死球2 三振4 失点0
名経大高蔵
岩瀬(1) 8回 120球 被安打11 四球2 三振4 失点5
今村(11) 1回 19球 被安打2 四球1 三振1 失点0

壁谷投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。投げる時に首が下に振れるフォームで、元大リーグの岡島投手にちょっと似ている。切れのいいまっすぐを投げていました。
岩瀬投手は左のオーバーハンド。細身。まっすぐはなかなか。こちらも楽しみなサウスポーです。
今村投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。

吉良
8亀井 1壁谷(9) 2重富 5加藤文(1) 9黒野大(7) 6鈴木 3梅田 7大瀬良(17) 4加藤柊
名経大高蔵
6竹内 4原田 3田口 9林 5岡本 8福家 7加藤 2後 1岩瀬

(試合経過)
2回表、2死1、3塁から1塁ランナースタートしてキャッチャーからの2塁送球が逸れて、3塁ランナーホームイン。吉良が先制。
3回表、1死2塁から2番壁谷がタイムリー3ベース。1死1、3塁から4番加藤文が2点タイムリー3ベース。4−0
5回表、1死満塁から8番大瀬良がタイムリー。2塁ランナーはホームタッチアウト。5−0
名経大高蔵は4回、5回と1死1,2塁のチャンスを作るも後が続かず。その後はチャンスらしいチャンスも作れなかった。
吉良が勝ちました。
名経大高蔵は特に序盤にミスが集中。内野手が足の運びがまずくてボールをけってしまうシーンも何度か。外野もちょっと追い方がまずかったりして、それが得点に結びついてしまったのは残念でした。ただ、中盤以降は落ち着き、終盤はいいプレーも出て、決して守備が下手なチームではない、ということは見せてくれました。

5回表、1死1,2塁から、ダブルスチールを仕掛けられた時に、キャッチャーが迷わず2塁に送球してアウトに。普段からの決めごとかも知れませんが、いい判断で唸らされるプレー。ほかにも状況判断の的確さが目立ち、ベンチワークの良さを感じました。打つ方はアンラッキーもありましたが、打たされた打球が多く、そこは反省ですね。

吉良はバッティングが良かった。フルスイング、とかではなく、上手く打球を運ぶイメージ。積極的な走塁も光りました。
4番の加藤文選手はヒットは1本だったものの、それがさすが4番、という打球で2打点。勝負どころできっちり打てる存在は大きいですね。1番亀井選手が4安打。いい働きでした。

8番の大瀬良選手が色々目立っていました。走塁では反省するところ(4回に2死1塁から1,2塁間の弱いヒットで2塁止まり)もありましたが、タイムリーも放ち、走塁ではダブルスチールで2塁でアウトに。見ていて飽きない選手ってのも面白いです^^

壁谷投手が相手をほぼ寄せ付けなかった。エースに不安があった可能性もありますが、ベンチの信頼も厚いんでしょうね。
次の享栄戦がどうなるか、楽しみです。