8月23日に豊田工Gで行われた第2試合、一色−岡崎西の観戦記です。
岡崎西はここのところ力を付けてきているな、という印象なのですが、一色に関しては急にこの秋から強くなった印象。どういうチームかに注目して観戦しました。

一色
000001100|2 H11 E1
100000011|3 H9 E0
岡崎西

投手成績
一色
阿南(1) 8回2/3 93球 被安打9 四球1 三振2 失点3
岡崎西
森(1) 8回 81球 被安打9 四球0 三振3 失点2
釜口(8) 1回 14球 被安打2 四球0 三振1 失点0

阿南投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。本格派のピッチャーで、投球の場面によって強弱をつけている。好投手です。
森投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。力のあるピッチャーでコントロール安定。
釜口投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか速い。

スタメン
一色
5深瀬 2牧野 1阿南 7大江 6三浦 3杉浦 9中村(10) 4山口 8中根
岡崎西
4柴田 9平井 3田中 8釜口 2佐藤 5斎藤(14) 7鈴木(12) 1森 6松村 

(試合経過)
1回裏、2死3塁から4番釜口がタイムリー3ベース。岡崎西が先制。
6回表、1死満塁から4番大江のセカンドゴロゲッツー崩れの間に1点。同点。
7回表、2死2塁から9番中根が左中間を破るタイムリー2ベース。一色が逆転。
8回裏、2死から2番平井がバントヒットで出塁。盗塁を決めて2死2塁から3番田中がタイムリーで同点。
9回裏、2死3塁から9番がレフトオーバーのサヨナラタイムリーで岡崎西が勝ち、県大会出場を決めました。
一色は14人。これまでもどちらかと言えば弱小の時が多く、旧チームの夏は初戦敗退で、春もリーグ戦全敗。それが新チームになって2次に進出する快進撃。
どんなチームか注目していましたが、まず監督さんのノックが上手い。狙ったところに打球を打っている印象。やっぱりそういうチームは守備が上達しますよね。エラーは1つだけで大きなミスはなし。確実に出来るプレーをするという、見本のようなチームでした。
そして攻撃は好球必打。というかストライクは全部振るイメージ。でもそのおかげで力のある岡崎西の森、釜口の両投手から相手を上回る11安打を記録。こういう徹底出来るチームは強くなりますね。
そしてピッチャーの阿南投手。前日に1試合を投げての連投だったと思われますし、他に頼れるピッチャーがいるかも分かりませんが、明らかに抜くところは抜いて、ピンチになるとギアを上げる。完投を意識したピッチングでした。それでも相手を確実にゴロを打たせて取るピッチングが出来ていて、いいピッチャーだなって。こういうピッチャーの元、しっかりと練習して強くなったと感じられたチームでした。

この試合の後、県大会進出も決めました。是非県大会でも自分たちの力を発揮して好ゲームをしてほしいです。

岡崎西もこちらもファーストストライクを振るチームでスイングは力強いチームでした。ただ、それが相手の術中にはまった形になって、中盤は点が取れずに苦戦。それでも8回に2死からの2番平井のバントヒットから盗塁を決めて得点を奪ったシーンは見事。こちらもノーエラーでしたし、良く鍛えられているな、と感じるチームでした。

夏に見た時に和田投手が好投していて、これは楽しみだな、と思っていたのですが、エースナンバーは森投手で、こちらもナイスピッチング。そして釜口投手はかなり速い球を投げていて、3枚力のあるピッチャーがいるというのはすごいことですね。
キャッチャーの佐藤選手も肩がいいですし、県大会でも上位を狙えるチームだと思います。
2次Tで豊田西を破ったことも自信になるでしょうし、県大会でも一つでも勝って上にいけるように頑張ってほしいです。