8月9日に甲子園で行われた第3試合、中越−滝川二の観戦記です。
兵庫代表の滝川二、ということで、球場中が滝川二の応援、という状況。そんな中中越には頑張ってほしいな、と思いながら観戦しました。

中越
１０００１００１０｜３　H13　E1
００１００２００１｜４　H15　E1
滝川二

中越
高井、上村、雪野−波方
滝川二
友井、塩本−芝本

投手成績
中越
高井(10)　5回2/3　77球　被安打11　四球0　三振2　失点3
上村(1)　1回2/3　33球　被安打1　四球2　三振1　失点0
雪野(11)　1回　25球　被安打3　四球1　三振1　失点1
滝川二
友井(1)　8回　115球　被安打11　四死球4　三振4　失点3
塩本(10)　1回　19球　被安打2　四球0　三振1　失点0

中越の雪野投手が右のサイドハンドでMAX142ｋを記録。ただ、真ん中付近に集まってしまっていた印象でした。
滝川二の2投手は2年生。秋以降も注目ですね。

スタメン
中越
7入澤　6永井　8小林史　2波方　3治田　5小林弘　9関川　1高井(10)　4井口
滝川二
8根来　7大嶋　5川北　3建畑　4山名　6結城　9青木　2　芝本　1友井

（試合経過）
1回表、2死2、3塁から5番治田がタイムリー。中越が先制。
3回裏、1死1、3塁から2番大嶋がタイムリー。同点。
5回表、1死満塁から3番小林史がタイムリー。中越が勝ち越し。2−1
6回裏、無死1、3塁から内野ゴロの間に1点。1死1、3塁から犠牲フライ。2死1、2塁でピッチャー交替、上村。滝川二が逆転。3−2
8回表、2死2塁から7番関川がショート内野安打。送球が逸れる間にランナーホームイン。
8回裏、1死2塁でピッチャー交替、雪野。
9回裏、1死1、3塁から6番結城が初球をたたいてサヨナラタイムリー。滝川二が勝ちました。

中越がもったいなかったのは8回の攻撃。2死1，2塁で9番井口がヒット。2塁ランナーがホームを狙ってタッチアウトの場面。完全にアウトのタイミングでした。次がヒット2本を打っていたトップバッター。この判断が大きかった気がします。もちろん結果論なんですけどね。
最後の場面も、最近の高校野球では満塁策は取らないことが多いのですが、それでもかけて欲しかった。前の打席でヒットを打っていた結城選手でしたし。

ただ、自分で勝負するか分からない場面で、初球からしっかりとバットを振っていった結城選手は見事でした。文句なしのサヨナラタイムリーでしたし。

ただ・・・。地元の学校というのは分かります。サヨナラのチャンスというのもわかります。それでも、アルプスではなく球場中から手拍子というのはなぁ。あまりにも関係なくヒールにさせられた中越がかわいそうでした。

これも関西でやる甲子園の洗礼なんでしょうかね。