7月12日に小牧球場で行われた第2試合、豊橋中央−岡崎西の観戦記です。
谷川原捕手中心に力のある豊橋中央相手に岡崎西がどこまで食らいつくか、と思って観戦しましたが、予想以上の大激戦となりました。

豊橋中央
040000024|10 H15 E1
102101001|6 H11 E1
岡崎西

豊橋中央
大田、牧野、春藤−谷川原
岡崎西
五十里、和田、森−佐藤

投手成績
大田(1) 5回2/3 90球 被安打9 四球0 三振2 失点5
牧野(11) 1/3 7球 被安打1 四球0 三振0 失点0
春藤(8) 3回 33球 被安打1 四球0 三振3 失点1
岡崎西
五十里(1) 6回 108球 被安打9 四球3 三振1 失点4
和田(10) 2回 41球 被安打2 四死球3 三振0 失点2
森(11) 1回 32球 被安打4 四球0 三振2 失点4

大田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。出来る限り低めに集めてゴロを打たせるタイプですが結構捉えられていました。
牧野投手は右のサイドハンド。
春藤投手は左のオーバーハンド。少し背中を見せて投げる。まっすぐはなかなか。左で力のある球を投げられる投手。

五十里投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。押し出す投げ方。
和田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。2年生ですし、秋以降楽しみ。
森投手の右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。こちらも2年生。

豊橋中央
7長嶺 5松澤 2谷川原 8春藤 6根本 3牛田 9榊原 1大田 4木村
岡崎西
6磯谷 8大城 4西山 7岸園 5鈴木 9安藤 2佐藤 3平岩 1五十里

(試合経過)
1回裏、1番磯谷、2番大城の連続3ベースで岡崎西が先制。ただ、3番以降が倒れ1点どまりに。
2回表、1死2、3塁から8番大田のところでスクイズ成功。同点。9番木村に四球を出し、2死1、3塁から1番長嶺がライトへ3ランホームラン。逆転。4−1
3回裏、1死1、3塁からライト前に落ちるタイムリー、大きく弾んでライトが逸らす間に(記録3ベース)1塁ランナーも返り、4−3
4回裏、2死3塁から1番磯谷がタイムリー2ベース。同点。
6回裏、2死2塁でピッチャー交替、牧野。1番磯谷がタイムリーで逆転。5−4
8回表、2死1、2塁から4番春藤が2点タイムリー2ベースで逆転。6−5
9回表、1死2塁から8番木原がタイムリー3ベース。2死3塁から1番長嶺がタイムリー。2死1、2塁から3番谷川原が2点タイムリー3ベース。10−5
9回裏、2番田村がレフトの場外へホームラン。10−6
試合終了、豊橋中央が逆転勝利。ナイスゲームでした。
岡崎西は1番磯谷選手が素晴らしかった。4打席目まで全てヒット。打球は全方向へ。しかもそれが全部得点に絡む。2打点2得点。最高の役割を見せてくれました。いい選手ですね。
それから途中出場の田村選手の場外ホームランにもびっくり。大城選手が足がつって代役で出た選手。ホームランは打ったことがないと聞きました。そういう選手が土壇場でホームラン。頑張ってきたご褒美なのかな?一生の思い出になりますね。

8回表、2死からの逆転劇。2番の松澤選手が粘って四球。3番、ここまで全くタイミングが合っていなかった谷川原選手がヒットで繋ぎ、4番春藤選手の一振りで逆転の2点タイムリー2ベース。ここも2ナッシングからのフルカウントへ持ってきての痛打。選手の粘りというか集中力が見事でした。

岡崎西は6回、8回とピッチャーに代打を送り勝負を仕掛けたんですけどね。8回〜9回にかけては裏目に出ましたが、仕方ないですね。結果論ですし。

岡崎西は熱中症で3人が変調をきたす、厳しい終盤に。そんな中、7回表に2死1,2塁で直前に足へ痙攣を発症させていたセンターの大城君の後方を襲う打球を必死に追ってつかんだプレーはものすごく感動しました。

豊橋中央はチーム全体の打球が速かった。正直谷川原選手は良くなかったですが、1番の長嶺選手が1年生とは思えない打撃でチームを引っ張りました。

岡崎西はリリーフした2人とキャッチャーが残ります。このチーム全体の粘りを引き継いで、新チームでも頑張ってほしいですね。

豊橋中央は春に見た時に感じた谷川原に依存したチームからは成長した印象。最後の2本をきっかけに谷川原が復調すれば、この先も楽しみですね。