4月19日に豊田球場で行われた第1試合、豊田西−豊橋中央の観戦記です。
勝った方が夏のシード権を手に入れる大一番。評判となっていた豊橋中央の谷川原捕手がどういうプレーをするかに注目しながら観戦しました。

豊田西
000011113|7 H10 E0
200000000|2 H11 E1
豊橋中央

豊田西
菊田、山本−梅村
豊橋中央
宮崎、大田−谷川原

投手成績
豊田西
菊田(10) 4回 76球 被安打8 四球3 三振1 失点2
山本(1) 5回 77球 被安打3 四死球2 三振4 失点0
豊橋中央
宮崎(11) 6回1/3 95球 被安打5 四球4 三振3 失点3
大田(1) 2回2/3 49球 被安打5 四球1 三振4 失点4

菊田投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそんなに速くない。この日はいいところが無かった。
山本投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。インコースをしっかり突けて、コントロールも良くまとまったいいピッチャー。
宮崎投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。粘り強いピッチングが出来ていました。
大田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。切れのある球を投げていました。

スタメン
豊田西
4鈴村 8豊村 6延原 3志賀 9山本(1) 7川並 2梅村 1菊田(10) 5渋谷
豊橋中央
5松澤 3角谷 2谷川原 8春藤 6根本 9柘植 7榊原 1宮崎(11) 4木戸(19)

(試合経過)
1回裏、無死1、3塁から3番谷川原がタイムリー。1死2、3塁から5番根本のサードゴロの間に1点。豊橋中央が2点先制。
2回裏、先頭の7番榊原がレフト線へヒット。2塁を狙うも豊田西が好中継でセカンドでタッチアウトに。ここから3連打で満塁となるも、2番3番が倒れ、結果4連打も得点0に。
4回裏、1死1塁から1番松澤のところで盗塁を仕掛けるも、打者の守備妨害で打者がアウトに。そこからヒットと四球で2死満塁とするも4番春藤がカウント3−1からピッチャーゴロに倒れ無得点。
5回表、2死3塁から9番渋谷がタイムリー。2−1
6回表、1死満塁から7番梅村の1ゴロの間に1点。2−2
7回表、1死2塁でピッチャー交替、大田。2死2塁から3番延原がタイムリー。豊田西が逆転。3−2
8回表、無死1、3塁から7番梅村のサードゴロの間に1点。
9回表、先頭の9番渋谷が3ベース。続く1番鈴村の打席でワイルドピッチ。2死2、3塁から5番山本の2点タイムリー。7−2
豊田西が勝ちました。夏のシードを獲得。
豊田西は派手さはないのですが、守備、走塁など、いかにも鍛えられているな、というプレーが多かった。
外野の守備、中継プレーなど完璧なプレーでピンチを未然に防ぐ。高校野球のお手本になるチームですね。

次の塁を狙う意識も高い。強いな、と思います。次の中京大中京とどういう試合をするか楽しみですね。

豊橋中央は序盤は押せ押せ。ただ、そこで3点目以降が取れなかったのが徐々に追い詰められていった試合。
ただ、結局守備力、走塁面で差がありました。この試合を通して感じる部分というのはあったと思うので、夏までに時間は限られていますが、出来ることを改善してほしいですね。

谷川原選手は最初のタイムリーは片鱗を見せました。ただ、警戒されていて、なかなか思ったような打撃はさせてもらえなかった。そうなると前後の打者がどう活かすか。この日は勝負させてもらえそうな打席が多かった方ですけどね。2回に一本出ていれば試合は決まっていたかもしれません。
キャッチャーとしては2塁へ投げる時にモーションが大きいのが気になりました。生粋のキャッチャーではないのかな?改善して高いレベルで安定させてほしいです。
それでも楽しみな選手。上でもやる選手だと思いますのでこれからも注目していきます。